MQキャンペーン3
遺産
終了しましたMQキャンペーン第3期のページです。非常に申し訳ない事にログを紛失してしまいました…。よってリプレイ化は未定です。
【キャンペーン第1章】
≪その1≫古い館調査します!
ウォーターディープの南区にある「希望のランプ亭」を常宿とする冒険者ラッセンは、商人モーラム氏より依頼を受ける。内容は
「引退後を過ごすために見晴らしの良い丘の上にある古い屋敷を買い取ったのだが、そこを調査してきてほしい」
というもの。なぜ冒険者を雇うのかという理由には少し怪しいところがある。
「大きな2階建ての館で壊れているところなどあると危ないし、家具なども残っているようなのでもし金目のものでもあればそれも見繕って報告して欲しい。冒険者ならわかるはず」
依頼を受けたラッセンだが、受けてからこんな事を言われてしまう。
「すでに君(ラッセン)の前に4人の冒険者が向かっている。最初の一人は館を買ったあとに上記の理由で冒険者を雇うべきだと言ってきた人物で、もっともだと考えたので雇ったがそのまま連絡なし。なので二人目を雇って一人目を探しに行かせたが連絡なし。なので三人…同様。四人…同様。」
はっきり言って怪しいので、ラッセンは「危険があったら追加報酬。かつ手に負えないようなら退散してくる」という条件をモーラムに約束させて館に向かう。
館の中では、アイボールに良く似た、しかし別物の目玉の怪物がうろついていた。ラッセンは手かがりを求めて四人目のイヴァルディ、三人目だったアンナを救出(二人とも気絶あるいは虫の息だったがラッセンが治療した)さらに、目玉に追われて部屋に立てこもって困っていた二人目ゴックと合流する。
この目玉は特殊な能力を持っており、特定タイプの攻撃しか受け付けないもの(斬り、突き、叩き)や熱あるいは冷気でしか傷を負わないものなどがおり、驚異に思ったラッセンは撤退を望むが、仕事を完了させるべきと考えるアンナと対立。結果的に放っておけずに探索を続行する。
館の地下に秘密の部屋を発見した一行は、そこでその目玉が「ガーガリチュアの目玉」というものだと知る。
さらに、地下室には秘密の宝物庫があり、計り知れない価値のある品物がある事を発見する。そして一人目はそこまでたどり着き、他の品物にはまったく手をつけずに目玉の入っていた箱だけを持ち出したのを確認する。
疑問は残るものの、最後の部屋までたどり着く一行。そこには合体目玉がいた。合体目玉を倒した一行だが目玉は分裂、ほとんど倒したものの、全ては倒せずに撤退することになる。
だが戦闘中、アンナはその部屋で一人目と思われる冒険者の死体を発見していた。その死体は目玉に侵食され苗床になっていたようだ。アンナはそこから、目玉の核と思しきものを抜き取り、もともと目玉を封じていたビンに放り込み持ち出す。
宿に戻った一行はモーラム氏と会い、事の次第を報告する。モーラム氏によると、その館は元々とある収集家でもあった貴族の持ち物で、家具などを持ち出す暇もなく館を放棄することになったため宝物が残っているんじゃないかという宝探し、あるいは宝くじみたいな気持ちで買い取ったらしい。つまり宝物があるかもしれないということは最初から知っていたことになる。彼のギャンブルは結果、大当たりだったわけだ。
目玉の存在については知らず、また一行の話からかなり恐ろしいものだという事を知ったモーラム氏は報酬とかなんとか理由をつけてそれを一行に押し付けた。
≪その2≫遺産の行方
翌日、再びモーラム氏から依頼。内容は
「大工に修理させる事にしたが、宝物の件は秘密にしたいし目玉がいては困るので、残ってる目玉を退治してきてほしい」
というもの。目玉の増殖はすでに止まっているはず(一行の報告を信じれば)なので危険も少ないだろうし頼みたいという事だ。またラッセンの交渉によって「倒し方はわかっているけどそれには準備が必要なので準備金がほしい」という条件を飲ませて、一行は依頼を受ける。
このあたり、一行はパーティーを組むというよりも事件の当事者として一緒に行かなくてはならないという感じだ。
館の目玉退治は数も少ないので順調に終わる。そのまま一泊して朝に戻ってもいいのだが、一行はそのまま街へと戻る事にする。
深夜に街に到着すると、宿の入り口にガードマンのアリシアが立っている。一行を招きいれると留守中に事件が起こっていたことを、主人のルドルフから知らされる。
事件とは、一行の留守中にアンナの部屋に泥棒が入ったという事らしい。その泥棒はすでに捕らえてあるという事だ。(どうやって誰が捕らえたのかは、誰も聞いてないので不明)
女盗賊を尋問すると、名前はロセッタ(本名かどうかは微妙)でアイアンスロウンという組織に所属するシーフだと言う。受けた依頼は
「今日(盗みに入った日)の昼間に、アンナが出かけるので、留守中に忍び込んで目玉の入ったビンを取って来い」
というものだ。ロセッタの依頼人はなぜかアンナが出かける事を知っている口ぶりなのが疑問だが、もしこの宿を見張っていたのなら怪しいので見つけているはずだとルドルフは言った。
ロセッタの扱いと、目玉をどうするかについて一行は話し合う。
アンナは、ロセッタの依頼人を探ることを提案。
ルドルフは、目玉が狙われるような危険なものなら知り合いの魔術師のところに預けるといいと助言する。
結局、アンナの意見で一行は動くことになる。
ロセッタは目玉を取ったあと、スラムにある酒場ブラックオークで依頼人と会う事になっていた。一行はロセッタにニセモノを持たせて後をつける作戦にした。が、作戦は失敗。ゴックとイヴァルディが見つかって怪しまれてしまった。しかしブラックオークの場所は確認する。
ブラックオークの前でいろいろ話し合う一行。結果、ゴックが酒場に入ってロセッタを探すことになった。
しかしロセッタは後をつけられている事をブラックオークのバーテン、ボルクに告げていた。また、店の前で武装した冒険者が何か話し合っていることを監視からも聞いていたため、かなり怪しまれた状態であった。さらにゴックの話し振りもそれに拍車をかけていたため、ボルクはゴックを始末しておいたほうが安全と判断。その指示を出す。
始末するための部屋に(それとは知らず)通されるゴック。だがその日、始末する仕事をする人物が実はルドルフの友人でブラックオークに潜入していた人物であり(エミールという名前で潜入していたが本名はアレックスというらしい)、彼の計らいで共に脱出する。(ルドルフの友人がなんで潜入とかしているのかとかは謎)
諦め切れないアンナだが、依頼人を探るのは失敗。一行は宿に戻ることになった。
≪その3≫魔術師の搭
ガーガリチュアの目玉をどうするか、結局ルドルフの知り合いである魔術師ローゼンの元に預ける事になり、ローゼンの住む搭に向かう一行。
ローゼンの住まいがあるアーディープ森林へとやってきた一行は、そこにある狩人の集会場に立ち寄り、道を確認する。しかし、そこを管理するドルイドによれば、彼の友人である森の精がそこから先へ行くことに警告を発しているため門を閉ざしているという。
一行は、道を外れて進むか、その問題を解決するために動くか、単に待つか(ドルイドの話では一晩待てばよいという事だったので)を選択しなければならず、話し合いになった。アンナは追っ手(目玉を手に入れられなかった人物が送り込んだ可能性がある)が迫ってきていることを予想し、とどまるべきではないと主張するものの、結局、一行はそのまま集会場で夜を明かす事になった。
翌日、一行は門が開かれたのでローゼンの住まいを目指して先に進む。途中の遭遇をこなしつつローゼンの住む塔までやってきた。
入り口には門番のゴーレムがいるが、そいつが突然襲い掛かってくる!すぐにローゼン本人が現れてゴーレムと止めてくれたものの、ローゼン本人も一行が来る事は知っていたのでゴーレムがなぜ攻撃したのかはわからないということだった。
ローゼンは一行が、危険なものを預かってもらうかわりに仕事をしてくれると勝手に思っていて、塔の掃除を頼まれる。塔の中には変な実験動物や魔法の品があって、それらによるハプニングはあったものの無事に手伝いを終了し、ガーガリチュアの目玉はローゼン預かりとなった。
そして一行はウォーターディープに帰るのであった。
【キーワード】
≪ウォーターディープ≫
フェイルーンでも屈指の巨大貿易都市。なんでもある国際都市で、良いものも悪いものも集まっている。地下にはアンダーマウンテンと呼ばれる迷宮が広がっている。一応領主がいるが、政治は仮面評議会が行っている事になっている。
≪希望のランプ亭≫
ウォータディープ、パープルワーム通りにある宿兼酒場。信用できる冒険者が集まるとの評判で、一行の常宿。主人はルドルフ。ただオーナーが別にいるらしい。雑貨屋モーガングッズ(何店舗か出しているような大きな商店)のオーナー、モーガン自らが出向いて商売しているなど怪しげなところも多々あり。秘密の地下室などもある。また、アリシアという戦士が常にガードウーマンとして常駐している。名物はガーリックポテトで、この料理を食べるために近隣の住民なども来ていることがある。
≪ガーガリチュア≫
魔法王国ネザリルの数少ない生き残りのウィザード。各地を放浪し、主に生命に関する研究をしていたと言われている。そこらへんにキメラを作って放置したり、ゾンビの大群を作ったりと悪評もあるが、傷ついた人を秘術呪文で治療したという話もある。その最後は不明。ガーガリチュアの目玉は、彼の作った魔法生物の一種である。魔術師ミッドナイトはまだ定命の存在だった頃に、シルヴァリームーンの魔法図書館でこの目玉について調べたことがある。
≪ブラックオーク≫
ウォーターディープスラム街 ブラッディバード通りにある酒場。主人は抜け目ないハーフオークのボルクだがオーナーは彼の実の兄でオークの戦士グラーム。おもにウォーターディープの善の勢力と敵対する勢力が足場に使っている。
≪アイアンスロウン≫
BGの時に出てきた敵組織。キャンペーンの時代ではすでに壊滅しているが、下っ端構成員が今でも勝手にこの名前を使っている。実質、力はなく他の名だたる組織に比べれば無害(笑)