銃簡易年表(ライフル編) 人名 銃名
18世紀
米、ペンシルべニア州でペンシルベニアライフル(ケンタッキー・ライフル)が開発される(1775)
19世紀
独 ドライゼM1841(1841)
米でクリスチャン・シャープスがシャ−プス・ライフル(バッファロー・ガン)開発(1848)
米でウォルター・ハントがハント・ライフル(レバー・アクション・ライフルの原型)開発(1848)
レバー・アクション・ライフル:トリガーガードと一体化したフィンガーレバーを前に倒すと排莢し戻すと装填するシステムを備えたライフル
マメ知識 |
(1)ターミネーター2でシュワちゃんがトラック相手に発砲したものレバー・アクション・ライフル (2)このタイプのライフルは軍に採用されなかった、理由は火力不足 |
普(プロイセン)のヨハン・ニコラス・ドライゼンがニードル・ガン(ボルト・アクション・ライフルの原型)開発(1850中頃)
ボルト・アクション・ライフル:ボルト・ハンドルを上げ後退させる事で排莢し、下げて元に戻す事で装填するシステムを備えたライフル
S&W社がレバー・アクション・ライフルのヘンリー・ライフル開発(1860)
独のペーター・パウル・モーゼルがドライゼンのニードル・ガンを改造しボルト・アクション・ライフルを開発(1871)
英 マーチーニ・ヘンリーM1871(1871)
米でウィンチェスター社がレバー・アクション・ライフルM73開発(1873)
米 M1873スプリングフィールド(1873)
仏 M1874グラー(1874)
仏 レベルM1886(1886)
独 Gew88(1888)
米 M1892クラグ・ヨーゲンセン(1892)
米でウィンチェスター社がレバー・アクション・ライフルM94開発(1894)
独でモーゼルが連発式ボルト・アクション・ライフルモーゼルGew98開発(1898)
英 リー・エンフィールドMk,I(1898)
20世紀
米 M1903(1903)
独 Kar98a(1905)
英 P13(1913)
英 SMLE No,1 MkV(1916)
仏 ベルチューM1916(1916)
アメリカ人のジョン・C・ガランドが初のセミ・オートマチック・ライフルM1ガランド開発(1925)
セミ・オートマチック・ライフル:引き金を引くだけで弾丸の発射・排莢・装填ができる半自動ライフル
独 Kar98k(1935)
米 M1(1936)
仏 MAS M1936 (1936)
英 No,4 Mk,T(1939)
米 ジョンソンM1941(1941)
米 M1カービン(1941)
独 FG42(1942)
独 Gew43(1943)
独 MP43(2943)
英 No,5(ジャングル・カービン)(1944)
仏 MAS M1949 (1949)
英 L1A1(1957)
独 G3(1959)
M1ガランドが米軍正式ライフルに採用される(1963)
独のハーネル社がフル・オートマチック・ライフルMKb42(H)、ワルサー社がMKb42(W)開発(1942)
フル・オートマチック・ライフル:引き金を引いている間、弾が発射されるライフル
独がMKb42を改良したWP43開発(1943)
独のヒットラーがWP43を改良したWP44をStG44と命名(1944)
マメ知識:この時、アサルト・ライフルが誕生 |
アサルト・ライフル:StG44のStGとは、「シュトゥームゲヴァー(突撃銃)」の事、「アサルト・ライフル」はこの英訳
蘇(ソ連)でミハエル・カラシニコフがアサルト・ライフルAK47開発(1946)
マメ知識:AK47は世界で最も多く生産されたライフルである(総数不明(^^;)) |
大量生産の理由 |
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この銃は軍用ライフルである、これに求められる事は (1)故障が少ない (2)射撃性能 (3)過酷条件での使用の可能である この点でいくとAK47は。 (1)では部品が少ない上、誤操作し難い設計になっているので故障させ難い事でクリアしている、事実、五分の説明で子供でも撃つ事が可能。 (2)は使われる場所が標的との距離が近くその上一発の命中率ではなく、いかに大量に弾を発射し敵を圧倒するかに重点が置かれている事で射撃ではなく銃本来の性能が求められた、射撃も100メートル以内であれば調整無しで人間大の標的に当てる事が可能。 (3)これは軍用ライフルにとって最も重要だがAK47は極寒のシベリア・砂塵舞うイラク・高湿度のジャングルでも問題無く使う事が可能。 この様にとても信頼性のある銃である事の他に、もう一つ理由があるそれは「安価」であると言う事が挙げられる。 ブラック・マーケットでは数千円単位で売られている、この様な条件が揃っていて尚且つ利用価値の在る状態ならば大量生産されない方がおかしい |
AK47がソ連軍の正式ライフルに採用される(1947)
白(ベルギー)のFN社がアサルト・ライフルFALを開発(1948)
米でユージン・ストーナーがAR10開発(1955)
M1ガランドを改良したフル・オートマチック・ライフルM14が開発される(1957)
独のH&K社が開発したフル・オートマチック・ライフルG3がドイツ軍正式ライフルに採用される(1959)
米軍がM16を正式採用(1962)
米 M16A1(1966)
独のH&K社が開発したG3を改良し、HK33開発(1968)
蘇(ソ連)がAK47を小口径化したAK74を正式化(1974)
墺(オーストリア)のステアー社が開発したブル・パップ・タイプのAUGアサルト・ライフルをオーストリア軍が正式採用(1977)
ブル・パップ・タイプ:機関部を銃床に収納し弾倉を引き金の後ろにもってく事で銃身を切る事無く銃全体の長さを短くしたライフル
仏 FA‐MAS-5.56ミリAR10(1977)
仏 FA‐MAS F1(1979)
マメ知識:FA‐MAS F1はひっくり返した形が似ている事からフランス軍の間では「トランペット」の愛称で呼ばれる |
米 M16A2(1982)
英 L85A1(SA80)(1985)
独 G11K3(1988)
米軍がM4カービンを正式化(1994)
独のH&K社がG36開発(1996)
米 M4A1(1996)
白(ベルギー)のFN社がF2000開発(2000)
仏 FELIN (2000)
21世紀
特に無し