「ビリヤード」
くそっ、何でこうなるんだ!今思えばこれを初めから想定するべきだった!
−数時間前−
パズ「サイトー、付き合え」
サイトー「いいぞ」
パズ「そうだ、ビリヤードやった事あるか?」
サイトー「いや」
パズ「そうなのか!じゃあ俺が教えてやるよ」
行きつけのバーの台が占領されていたので、仕方なく他の店を探し、そして、ココしか空いておりませので、と言われて通されたのが、個室のビリヤード台だった。
パズ「始めよう」
サイトー「ああ、だがどうやるんだ?」
パズ「簡単だ、これは「ナインボール」1〜9の球を順に穴に落としていく、で、勝敗は9の球を落とした方が勝ち」
サイトー「それだけか?」
パズ「そうだ、ケッコー難しいぞ、だがその前に」
サイトー「?」
パズ「撞き方教えてやるよ」
−十五分後−
パズ「腰はこの位置、で、右手でキューのココを持って、ああ、キューってのはこの棒な、それで左手は先端を支える様に下にそえる」
サイトー「こうか?」
パズ「そうだ、後は、右手を押し出して撞くだけだ、やってみろよ」
サイトー「ああ」
カシュッ・・・「プッ」
サイトー「笑うな!」
パズ「悪い悪い、まさか「鷹の目」のお前が外すとは思わなかったんでな」
サイトー「「鷹の目」は関係ない!」
パズ「確かにそうだな、まあ、何度かやってればうまく出来るさ」
その後は、とりあえず、球に当てる事だけ考えて練習して、何とかまともに当てられる様になった所で一勝負しようと言う事になった。
パズ「どうだ?」
サイトー「いいぞ」
パズ「ナインボール?」
サイトー「それしか知らん!」
パズ「そうだった、サイトーからやっていいぞ」
サイトー「何故だ?」
パズ「レディ・ファーストだ」
サイトー「誰が「レディ」だ!」
パズ「まあまあ」
サイトー「ふん」
カコンッ!
カン・カン・カン!
コロコロ・・コン!
パズ「!?」
サイトー「俺の勝ち」
パズ「も、もう、いっ・・」
少佐「緊急招集!フラット18!」
サイトー「了解!パズ行くぞ!」
パズ「あ、ああ(泣)」
ビギナーズラック:かけ事などで、初心者が往々にして得る幸運。
ビリヤードはある意味、運の勝負ですからまあ、これも在りかと(^^;)