1959年、東宝、八住利雄+菊島隆三脚本、稲垣浩監督作品。
オールスター総出演のコスチュームプレイ。
前半は、「国生み神話」や、「おうすのみこと(後のヤマトタケル)」のクマソ征伐などが、豪華なセットや群集を使い丁寧に描かれて見ごたえがあるが、休憩を挟んで展開する後半で、ヤマトタケルを中心とした恋愛話などがもたついてしまい、中途半端な見せ場が続いた後、緊張感の稀薄なクライマックスへと進んでしまう。
全体的に、エピソードの羅列以上のものになっておらず、構成力不足というしかない。
この前半部分をベースに後年作られたのが、同じく東宝の「ヤマトタケル」(1994)であるが、こちらも、同じような凡作になっているのが寂しい。
ヤマトタケルと、スサノウノミコトの2役を演じている三船の芝居も、何か様式的な動作が多く、魅力不足といわざるを得ない。
円谷特撮も、ラストの天変地異など、迫力あるシーンも多いが、有名な「八岐大蛇」の場面などは、期待する程の出来ではない。
それでも、原節子、田中絹代、司葉子、上原美佐、鶴田浩二、柳家金五郎、エノケン、有島一郎、三木のり平、加東大介など、続々と登場する懐かしい面々と再会できるだけでも楽しめる。
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