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怪獣総進撃

ゴジラシリーズ第9作目に当たる。

冒頭から、一見SF調の雰囲気が横溢しているが、ゴジラを始めとする東宝怪獣たちが、人間にコントロールされてとある島の中で飼育されていると言う、完全に子供向けのファンタジー要素もミックスされており、独自の空想科学映画になっている。

その後の展開は、富士の裾野に宇宙人が基地を建設し、一方的にそこへの移住を地球人たちに宣言すると言う「地球防衛軍」(1957)と、月の裏側に宇宙人の基地があると言う「宇宙大戦争」(1959)の両方の要素を取り入れたようなものになっている。

ベースとなっている2本の映画は、当時の子供には早過ぎたのか、あまり興行的ヒットはしなかったようだが、そこに怪獣要素を取り入れた本作は、怪獣ブームの最中だった事もあり、それなりに興行的成功している。

キラアク星人の名前の由来は「吉良悪」であり、元々のアイデアは、怪獣たちで忠臣蔵をやる予定だったものらしいが、この怪獣の数で忠臣蔵の再現は難しい。

その「怪獣忠臣蔵」の企画と同じものなのかどうかは定かではないが、当時の円谷英二の文章の中に、「東宝怪獣と円谷プロで作ったウルトラ怪獣を足すと100体近くあるので、その怪獣たちを二手に分けて忠臣蔵のような事をやりたい」と言う記述はあるので、忠臣蔵のアイデア自体は以前からあったようだ。

ただ、東宝怪獣とウルトラ怪獣では、円谷英二と言う共通項はあっても、しょせんは権利を持っている製作会社が別なので、なかなか共演は難しかったものと思う。

この作品に登場するYS-3号と言うメカの洗練された格好良さは昔から有名だが、今回改めて見直して気づいたのは、キラアクの原型描写である。

生きた金属という発想は非常に珍しいし、床を這い回り岩の穴の中に入り込む様は、まるで「ターミネーター2」のT-1000が復元するときのイメージそっくりである。

当時としては、かなり先進的ないイメージだったのではないだろうか?

公開当時は、嫌いだったミニラなどがしゃしゃり出て来る、いかにも「お子ちゃま映画になっていた」ので、あまり好きな作品とは言えなかったが、今見直してみると、色々ありものの材料(ストーリーや着ぐるみ)の再利用をしながらも、それなり話にまとめあげた面白い作品だと思う。

余談だが、怪獣が東京を襲来する時、司令部の中のメンバーの目立つ位置に、ゴジラの着ぐるみ役者である中島春雄さんがはっきり顔をカメラに向けて写っているのもご愛嬌である。

円谷プロの「ウルトラQ」の一平役でお馴染みの西条康彦がYS-3号乗組員、「ウルトラマン」のハヤタ隊員こと黒部進が、キラアクに洗脳されたコントロールセンター局員として登場したりしているのを発見するのも楽しい。

▼▼▼▼▼ストーリーをラストまで詳細に書いていますので、ご注意ください!▼▼▼▼▼

1968年、東宝、馬淵薫脚本、本多猪四郎監督脚本+監督作品。

タイトル

国連科学委員会第二宇宙空港

20世紀も終わりに近く、国連科学委員会は月に基地を作り、硫黄島から月に定期連絡船ムーンライトYS-3号を向かわせていた。

YS-3号が発射する。

スタッフ・キャストロール

小笠原周辺には、国連科学委員会が、一大海底牧場を建設していた。

海中は魚類、陸上には怪獣ランドがあり、研究が進められていた。

ゴジラ、ラドン、アンギラス、モスラ、ゴロザウルスなどが怪獣ランドに住んでいた。

怪獣たちが島を出ようとすると、管制装置が働き、科学的な壁が設けてある。

空を飛び、近海でイルカなどを補食しているラドンは、磁気防壁設備で外で出られないようになっていた。

そんな怪獣ランドの縦穴に、ヘリが一機舞い降りて来る。

怪獣ランドは、島の地下にある地底センターで管理されていた。

ヘリから降りて、大谷博士(土屋嘉男)と共に管理センターにやって来た真鍋杏子(小林夕岐子)は、月基地にいる、YS-3号パイロットで恋人の山辺克男(久保明)から電話を受け取る。

山辺は、心配なのは、君じゃなくて、君に世話されるゴジラの方さなどと冗談を言うが、こちらの月にも異常が出ているので吉田博士に来てもらいたい。電波妨害だと言う。

月基地指令の西川(佐原健二)は、徹底的に点検だと部下たちに命じていた。

その直後、怪獣ランドの地底センターに怪しげなガスが噴出し、大谷博士と杏子は気絶してしまう。

そのガスは、怪獣ランドの地表にも発生し、ゴジラら怪獣たちも襲われていた。

怪獣ランド異変を察知した東京の吉田博士(田崎潤)たちは、怪獣ランドの査察を開始した。

しかし、妨害電波が出ており、モニター画像も乱れるので、スチーブンソン博士(アンドリュー・ヒューズ)は、これは意識的な妨害工作、計画的な破壊だと断定する。

その時、ラドンがモスクワを11時25分に襲撃したと言うニュースが入って来る。

パリの凱旋門は、地底怪獣ゴロザウルスによって破壊される。

テレビではアナウンサーが、北京にはモスラ、ロンドンにはマンダ、パリにはバラゴン、ニューヨークにはゴジラが出現したと報じていた。

吉田博士たちは、取材陣に囲まれ、今回の事件の説明を求められるが、吉田博士は、20年前の台風予報と同じ。ますます怪獣たちは暴れます。要注意としか言えないとさじを投げ出す。

記者の一人が、どうして東京が襲われないのか?と鋭い質問をするが、博士たちにも分からなかった。

その頃、月を飛行中だったSY-3号は、西川から、すぐに基地に戻るよう連絡があり、戻る途中でUFOを発見する。

基地に戻った山辺らは、地球へ帰還して怪獣ランドへ向かってくれと西川から指示を受ける。

全員、武装するようにとの事だった。

地球に向かったYS-3号は、大気圏に突入後、怪獣ランドの縦穴に降下して行く。

すると、無表情な杏子と大谷博士が出て来て、君たち若い科学者とゆっくり話し合いたいと言い、モニターに映し出されていた世界各地の怪獣の様子を見せながら、ここでリモートコントロールしているのだと説明する。

北京に現れたモスラの幼虫が、走行中の列車と衝突し、ゴジラは太平洋城を航行していた汽船を炎上させ、ラドンはウラル上空で、旅客機と衝突し、墜落させていた。

そして、大谷博士は、リモコン装置を発明した人を紹介しようと言うと、そこに、不思議な衣装を着た女性たちの一軍(宮内恵子、高橋厚子、佐川亜梨、宮田芳子、森今日子、内山みどり、田辺和佳子、石井美智子)が出現し、キラアク星人だと名乗ると、皆さんと協力して新しい科学文明を建設するのですと一方的に言い出す。

怪獣による被害の事を山辺が尋ねると、多少の犠牲は仕方ないと言うキラアク星人は、火星と木星の間にある無数の小惑星から来たと言う。

SY-3号の隊員岡田(当銀長太郎)が捕まえようとすると、キラアク星人たちの前にバリアが出現する。

杏子は、ここの基地にいたみんなは満足して働いていると言い、山辺たちをコントロールセンターに連れて来る。

すると、怪しげなガスが噴出して来るが、黒田たち他の隊員たちが、防毒マスクを持って駆けつけて来る。

杏子は逃げ去るが、何とか大谷博士だけは確保した山辺たちは光線銃の撃ちながら、YS-3号に戻ると、直ちに怪獣ランドから脱出する。

大谷博士を連れ、とある海辺のホテルの一室に向かった吉田博士と山辺は、あれこれ大谷博士から事情を聞こうとするが、大谷博士は頑として口を割ろうとしなかった。

そのホテルを、海岸から杏子がじっと監視していた。

吉田博士は、あの後、国連軍が怪獣ランドに出動したが、もう誰も島にはいなかった。新しい基地はどこだ?と大谷博士を問いつめる。

大谷博士は、無言のまま、窓辺に近づくと、突然、窓を開け、外へ飛び出してしまう。

大谷博士は砂浜に墜落死するが、そこに近づいた杏子に、同じく駆けつけて来たコントロールセンター所員(黒部進、鈴木和夫)が、お迎えに上がりましたと言いながら手錠をかける。

そんな所に、近くに潜んでいた国際警察刑事(桐野洋雄、坪野鎌之、草川直也)が接近して来たので、杏子は引き上げてとコントロールセンター所員に命じる。

杏子たちは、岩陰に隠していたモーターボートでその場を去って行く。

収容された大谷博士の遺体を検査した科学者たちは、観箕浦の部分に埋められた小さな金属球を見つけ出し、それが見た事のない金属で作られた電波受信機だと知る。

怪獣たちが操縦されていたのも、その電波受信機を使っていたのだと山辺は気づく。

吉田博士は、どこからか電波を送って来ているはずだと指摘し、ただちにその場所を探しに、YS-3号が飛ぶ。

その頃、とある地方の河原で、不思議な石を拾った農夫(沢村いき雄)は、それを村の駐在に届ける。

その時、表が騒がしくなり、上空を観ると、何かが飛んで来たのが見えたので、忠愛はラドンだ!と慌てるが、息子も月に言っていると言う農夫は、ただちにそれがYS-3号だと見抜く。

間もなく、電波を探知してやって来た隊員たちがバスで駐在所の近くまで到着すると、そこに先ほど農夫が持ち込み置いてあった石が怪獣操縦器だと気づく。

その後、テレビニュースでは、世界各地の意外な場所から、怪獣操縦器が発見されたと言う報道が続く。

吉田博士は、それらの操縦器の有効範囲は2000kmだと解説する。

真鍋杏子は指名手配になるが、それを察知したのか、地下鉄から降りると地上に出るが、その入口で監視していた国際警察刑事(桐野洋雄)に、自ら耳の後ろを調べさせ、異常がない事を見せると、その場から立ち去ろうとするが、その時、町中にサイレンが鳴り響き出す。

ラドンが東京に飛来して来たのだ。

ゴジラも上陸して来る。

マンダがモノレールの高架線に巻き付く。

司令部の杉山警備司令(田島義文)はミサイル攻撃を指示する。

多田参謀少佐 伊藤久哉)は、これまで、1都市1怪獣だったのに、今回だけは東京に複数の怪獣が集結している事に驚く。

その言葉を裏付けるように、第5地区にはモスラの幼虫まで出現する。

東京は壊滅状態に陥ってしまう。

そんな廃墟の中に出来た「統合司令部連絡会議場」にやって来た山辺は、杉山警備司令から、的の目的は伊豆半島だと聞かされる。

理由は、伊豆の温泉が出なくなったからで、天城に地底怪獣が確認されたと言う。

山辺は、バラン?とつぶやく。

杉山警備司令は、キラアク星人たちは我々の目をくらませておいて、伊豆の地底に基地を作っているらしいので、YS-3号で見つけ出して欲しいと依頼して来る。

そこに、吉田博士と取材陣も到着するが、その中に混じって真鍋杏子もいた。

杏子は、伊豆の基地は、キラアク星人が地球に定着するために基地であり、地球人が共存を認めるなら、怪獣ランドを帰すと言い出す。

そんな京子に、君は操縦されているんだと言いながら詰め寄った山辺は、かの時が耳に付けていたイヤリングをもぎ取ってしまう。

その場に気絶した京子だったが、その後、目が覚めたので、杉山警備司令は、君が出て来た場所に着いて教えて欲しいと依頼するが、杏子は、黄色いガスを吸って以降の事は何も思い出せないようだった。

その後、防衛隊とSY-3号は伊豆へ向かう事になる。

SY-3号が着陸しようとすると、地上にいたゴジラが白熱光を吐いて来たので、緊急上昇する事にする。

攻撃開始するが、またもや妨害電波が検知され、アンギラスも出現したので、一旦、攻撃中止にする。

SY-3号は、基地を探査中、UFOを発見したので追跡してみると、UFOは富士山ろくに着陸する。

その時、ラドンが出現、襲いかかって来たので、SY-3号は大気圏外に脱出する。

山辺は、富士の西側一帯を調べれば、基地があるはずだと指摘する。

その後、防衛隊と山辺らは、富士山麓西側を捜索するが、またもやゴジラが出現する。

先頭を進んでいた多田参謀少佐が、全員に散るように指示する。

その時、山辺が、木の根本から風が吹いている箇所を見つける。

中に通じている空間があったので多田参謀少佐らと共に入ってみると、入口が岩で塞がれてしまう。

閉じ込められたと察した山辺らだったが、慌てず前進すると、やがて、透明なバリアのようなものに突き当たってしまう。

すると、キラアク星人が出現し、多田参謀少佐、今日御呼びしたのは大切な用があるからですと言いながら、伊豆の地底に作ったUFO基地の映像を見せる。

キラアクは、地球は人間だけのものではない。藤野地下はキラアクのものです。侵入者がいれば撃退しますと言う全地球に向けての宣言を発信する。

その後、キラアク星人たちの姿は掻き消えるように消滅し、入口の岩も開いたので、多田参謀少佐や山辺たちは元の場所に戻る事になる。

一方、怪獣ランドの地下司令室は再建し終わっていた。

吉田博士は、やはりキラアクの基地本部は月かと感じていた。

山辺が操縦するYS-3号は、再び月へ飛ぶ。

月基地の西川が、敵基地があるらしき場所の座標を伝えて来たので、YS-3号はその方角へ飛ぶが、途中、又しても無定形飛行物体を発見する。

山辺は探検車を準備させ、YS-3号を縦穴に降下させるが、突如、縦穴の内側から炎が吹き出してくる。

直ちに冷却装置を作動させるが、このままだと燃料タンクが爆発する恐れがあった。

そんなYS-3号の様子を、キラアク星人と洗脳されたコントロールセンター所員たちが、岩肌の窓から見ていた。

山辺は探検車に乗り換えて前進すると、レーザーを敵基地中心部目がけて発射する。

すると、大爆発が起こり、キラアク星人たちは全員倒れる。

西川は、山辺からの連絡を待っていたが、なかなか通信が届かないので、じたばたせず、コーヒーでも入れましょうと、地球で待ち受けていた杉山警備司令に通信を送る。

その頃、山辺は、部下の有馬と吉川を連れて、キラアク星人の基地内を見回っていた。

床には、うごめく金属のようなものが小さな岩の中に入り込んでいたので、それを発見した山辺は、キラアク星人は、高温の中でしか生きられないのだと気づく。

山辺は、基地の中央部にあったコントロール装置を持って帰ると言い出す。

地球では、なかなか連絡が取れない山辺たちの計画は失敗だったのではないかと、杏子と吉田博士が心配していた。

コントロール装置が、通常の切断装置では切断できそうにもない事を知った山辺は、探検車のレーザー装置を外して使おうと提案、ただちに、探検車からレーザー装置を取り外す作業が始められる。

地球上では、スチーブンソン博士が、もう失敗と考えなければならないなと発言し、杏子を悲しませる。

レーザーを発射し、コントロール装置を切断し始めた山辺たちだったが、レーザー用のエネルギーチューブが、高温のため燃え出したので、出力を低下させようと探検車側で操作するが、山辺は、自分たちが帰る事など考えずに最大出力を出すように命じる。

そのかいあって、ようやくコントロール装置の切断に成功する。

その成果は、ただちに地球側にも現れ、吉田博士は、成功だ!今度はこっちが怪獣をコントロールする番だ!と喚起の声を上げる。

山辺たちは、ただちにYS-3号で地球に向かう。

地球に持ち帰った岩を調べていたスチーブンソン博士は、キラアク星人とは生きている金属でzり、科学力は素晴らしいが個体数はあまりなく、この程度の大きさに成長するまで何千年とかかると発表する。

それを聞いた杉山警備司令は、徹底的に冷線作戦を取ると命じる。

その時、ゴジラが出現、吉田博士は戻って来た山辺に電話を入れる。

青木ヶ原原生林にはテレビ中継班が、会寿たちの出現を今や遅しと待ち構えていた。

吉田町浅間神社方面からミニラとゴジラが接近して来る。

さらに、モスラ、バラン、アンギラス、クモンガ…、ラドンが河口湖上空を旋回する。

そこに、キラアクの円盤と宇宙怪獣キングギドラが出現、吉田博士は、地球怪獣をコントロールするんだと指示を出す。

しかし、キラアク星人は映像を通して、歯が立ちませんとあざ笑う。

アンギラスとゴロザウルス、背後からはゴジラがキングギドラに接近する。

アンギラスは、キングギドラの首筋に噛み付くが、そのまま空に飛び上がったキングギドラから落下してしまい、さらに、降下して来たギドラに踏みつけられてしまう。

その時、崖の一部が崩壊し、キラアクの基地らしきドーム上の建造物の一部が露呈する。

中継していたアナウンサーは、ものすごい死闘です!と叫ぶ。

ゴジラがキングギドラが飛行しないようにがっちりの足を掴み、アンギラスが又噛み付く。

ゴロザウルスがキックをお見舞いし、ミニラも光線輪を吐くが、それはキングギドラの首に引っかかっただけだった。

モスラとクモンガが、ギドラに対し、糸を吐き付ける。

ミニラがキングギドラの上に乗っかる。

その時、上空を飛んでいたラドンは飛来して来た謎の飛行物体と激突する。

空飛ぶ炎のようなその飛行物体は、都市のビルを破壊する。

キラアク星人たちは、ファイヤードラゴンが怪獣たちを片付けてくれた。2、3時間で東京を破壊する事も可能ですと報告し合っていた。

その時、ゴジラが、キラアクの基地らしきドーム上の建造物に向かうと破壊し始める。

コントロールルームにいた杏子は、地底要塞を見つけたようだと報告、多田参謀少佐は、怪獣の殴り込みですと声をあげ、山辺も、動物の本能で戦っている!キラアクもそこまでは読めなかったようだ!と驚く。

キングギドラの死体は、地盤沈下と共に地底に埋没して行き、ファイヤードラゴンが戻って来ると杉山警備司令が連絡して来たので、YS-3号で迎え撃ちするため、山辺は出発する。

冷線ミサイルを出そうとするが、又、妨害電波が発生し、照準器が出ない事が分かる。

山辺は、肉眼照準に切り替え、ファイヤードラゴンに対し、冷線ミサイルを発射しようとする。

するとファイヤードラゴンは飛行中のYS-3号に貼り付くように接触して来るが、YS-3号がアクロバット飛行で振り落とすと、炎が消え、その正体が円盤だった事が分かる。

ただちに冷線ミサイルを撃ち込み、命中した円盤は地上に落下し爆発飛散する。

その後、ヘリに乗って、吉田博士、山辺、杏子らが再び復活した怪獣ランドに監視に向かう。

そこには、以前のように、おとなしくなった怪獣たちが、島で楽しげに生活していた。