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往年のNHKテレビ人気ドラマの映画版。

今回は、新日本タイムスの「地獄耳のタケさん」こと竹本(高原駿雄)が記者クラブに参加し、早速、その地獄耳の力で、他社を抜くスクープをものにすると言うエピソードが入っている。

基本的な話は、こそ泥が入った高級アパートで見つけた拳銃が、前(前科)がある拳銃だったため、捜査陣が混乱するという展開である。

アベック強盗の片割れを奪い返すため、銃を手にした若者が無軌道な行動に出るのがサスペンスとしての見せ場になっているが、前科があったため身元はすぐに割れてしまう。

ミステリとしての意外性は希薄だが、中編大衆娯楽映画としては複雑過ぎもせず、ちょうど良いアイデアではないだろうか?

今回は後半、若手のスガちゃんが活躍する。

劇中に登場する、じゅんちゃんと言う女の子の身元と、トミーや秀子との関係性が今ひとつ良く分からないので、なぜトミーが後半、じゅんちゃんを連れて歩いているのか良く分からなかったりする。

それまでも、身よりのない彼女の面倒をトミーと秀子がみてやっていたと言う事なのだろうか?

皮肉にも、面倒を見てやっていたその幼い子の2人を慕う何気ない言葉がサスペンスを生む辺りは通俗ながらなかなか面白い。

気軽に楽しめる娯楽作品である。

▼▼▼▼▼ストーリーをラストまで詳細に書いていますので、ご注意ください!▼▼▼▼▼

1959年、日活、島田一男原作、西島大+山口純一郎+若林一郎脚色、山崎徳次郎監督作品。

10時を指す壁掛け時計を背景にタイトル

深夜2時2分を指す腕時計を確認した男が、商店街の中を車が一台通過した後、時計店に近づく、それを近くの角から心配げに見つめる女。

時計店の電気が突然つき、「泥棒!」と言う声が中から響いたので、ガラスを割って、中から高級時計を盗もうとしていた男は、舌打ちしながらあわてて手を引き抜き、女と合流すると何も取らずに逃げ去って行く。

しかし、その男の右手は、割れたガラスで切ったのか、血まみれだった。

東京日報の部屋で待機していたベーさんこと長谷部(原保美)は、販売店からの通報電話で、強盗傷害事件が起こったらしいとスガちゃんこと菅(沢本忠雄)に、他社の連中に気づかれないように出かけろと命じる。

しかし、部屋からこっそり抜け出すスガちゃん息づいた男が1人いた。

中央日日のガンさんこと岩見(山田吾一)だった。

ガンさんは、警視庁前から出発しかけていたスガちゃんのタクシーにちゃっかり同乗すると、一緒に事件現場に出向く事になる。

ところが、ガラスを壊された時計店の主人は、この店は自分と若い助手がいるだけでけが人など1人も出ていないと言うではないか。

さらに、発見が早かったので、盗まれたものも何もなく、被害は割れたガラス1枚だけという。

これでは記事にしようもなく、スガちゃんも、便乗して来たガンさんもがっくり気落ちして、ベーさんに、無駄骨だったと報告を入れるしかなかった。

その後、スガちゃんとガンさんは、屋台のラーメンを胃腸薬「ワカモト」を飲みながら食べて帰ることにする。

翌朝、河川敷にある木賃宿に泊まっていた女と男は、夕べの強盗未遂犯の2人、前田富夫、通称赤靴のトミー(杉幸彦)と秀子(葵真木子)だった。

ベッドからトミーが、もう一丁やるかと言い出し、女の方も、前から目を付けていたアパートがあると情報を教える。

宿を出た2人は、日頃から仲良くしてやっているジュンちゃん(樋口かほる)という女の子を頭をなでながら、お土産を買って来てやると約束して出かけるのだった。

2人が到着した場所は「大森スカイハウス」と言う高級アパートだった。

その中の1室では、昼下がりの情事を終えた住人大江蘭子(南風夕子)に別れを告げ、港の仕事をしているらしき愛人の杉浦竜作(深江章喜)が部屋から出て行く所だった。

杉浦が、アパートを後にするのとすれ違う形で、トミーと秀子が何食わぬ顔でアパートの中に侵入する。

4階まで階段を上って来た時、2人は、部屋に鍵をかけて買い物に出かけようとしていた女中を見かけたので、部屋を探している風を装い、女中に話しかけながら近づくと、さりげなく買い物籠の中から、今女中が入れた部屋の鍵を秀子はすり取ってしまう。

女中が立ち会ったのを確認した2人は、その鍵で部屋のドアを開けると、トミーが素早く中に侵入、秀子は廊下で見張りを勤める事にする。

トミーは、部屋の中を素早く物色していたが、引き出しの中から拳銃を見つけ驚く。

しかし、素早くその銃を懐にしまったトミーだったが、その時、ヒサちゃん、まだ買い物に行ってなかったの?と言う女の声が浴室から聞こえ、バスタオルを巻いた蘭子が出て来たので、トミーは凍り付いてしまう。

無人だとばかり思っていた部屋の中に、住人が残っていたのだ。

蘭子の「泥棒!」と言う悲鳴を聞いた秀子は素早く逃げ出すが、住人に追いかけられてしまう。

トミーも銃を取り出し、蘭子を浴室に追い込むと、自分もへやを飛び出して逃げるが、先に逃げたはずの秀子が、アパートの入口付近で住民に捕まってしまった事を階上から発見する。

その頃、警視庁内の記者クラブでは、新日本タイムスでサツ周りを5年も経験して来た「地獄耳のタケさん」こと竹本(高原駿雄)が新たなメンバーに加わる事になったと、他社の記者やキャップたちに、クマさんこと熊田キャップ(外野村晋)から紹介され、挨拶をしている所だった。

そんな中でも、食いしん坊のガンさんこと岩見(山田吾一)だけは、シュウマイの作り方を放送していたラジオに、1人熱心に耳を傾けていた。

その後、イナさんこと伊那(滝田裕介)が、大江蘭子と言う女性のアパートの部屋にアベック強盗が入ったと言う最新情報を、部屋に戻って来た東京日報の相沢キャップ(永井智雄)、スガちゃん、ヤマさんこと山崎(園井啓介)らに伝える。

一方、捕まったカミソリの秀子こと伊藤秀子は、刑事から取り調べを受けていたが、黙秘権を行使していた。

木賃宿では、秀子が戻って来ないので泣くじゅんちゃんを、一人戻って来たトミーが慰めていた。

記者クラブの東京日報の部屋では、電話を受けていたスガちゃんが、部屋に残っていた八田さん(大森義夫)と相沢キャップに、どうやらアベック強盗の片割れらしき男から今電話があり、夕方までに女を釈放しないと、交番の警官を殺すと言っていたと伝える。

そこに、イナさんとヤマさんが戻って来る。

一応、捜査一課長(二本柳寛)の所に、今、犯人らしき人物から電話があったと知らせに行くと、こちらにもあったと教えられる。

東京日報の部屋に相沢キャップが戻って来て、事の次第を伝えると、スガちゃんは、このまま放っておくんですか?と詰め寄る。

相沢キャップは、まさか警官を撃つなんて…と半信半疑だったが、実際に犯人からの電話を聞いたスガちゃんは、相手の声は真剣だったと訴えるのだった。

その頃、大江蘭子は杉浦と会い、何故拳銃なんかをうちの引き出しに入れていたのか?と問いつめていた。

拳銃は杉浦が勝手に部屋に持ち込んだものだったらしく、蘭子は全く知らなかったのだ。

アベック強盗の女の方が、拳銃の出所をここだとしゃべったらどうなると思うの?と問いつめられた杉浦は、苦渋の表情を浮かべる。

夜、トミーは、大森山王派出所の掲示板の陰から、派出所内で勤務中の警官を銃で狙っていた。

各社のキャップや記者たちは、馴染みの小料理屋「ひさご」で飲んでいたが、そこに電話がかかり、電話を取った女将お近(相馬千恵子)が相沢キャップに受話器を手渡すと、相沢は、本当にやったか!と驚きの声を上げる。

現場の派出所に駆けつけた記者たちは、幸い、撃たれた警官は左手を負傷しただけで命に別状はなかった事を知る。

鑑識はすぐに、32口径の弾丸を発見、掲示板の下からは薬莢も見つける。

ベーさんがやってくると、タケさんが、相手は銃を持ったキ○ガイだぜとぼやく。

警視庁記者クラブには、「ひさご」で泥酔してしまったクマさんを八田さんが連れて帰って来たらしく、クマさんはソファで眠っていた。

相沢キャップは、本社のサブちゃんこと西郷三郎に電話を入れ報告する。

その直後、その相沢の元にトミーから電話が入り、今夜10時、今度は本当に射殺すると言いだす。

一方、村長(むらちょう)こと村田部長刑事(宮阪将嘉)は、薬莢に残っていた指紋から、犯人は前科のある前田富夫、通称赤靴のトミーと割り出していた。

そこに相沢キャップがやって来て、今、犯人から電話があった事を村長に知らせたので、ただちに、都内全域に22時以降の警戒強化を指令する。

大森警察署に留置中の秀子に会いに行った村長は、トミーが人殺しをするかもしれないと説得するが、秀子は、トミーは銃なんか持っていないと信用しようとしなかった。

東京日報のスガちゃんは、秀子は普段蒲田にいるらしいとの情報を得ていたが、そこに、芝浦で銃で撃たれた外国人の遺体が上がったという連絡が入り、記者クラブが一瞬にして騒々しくなったので、八田さんなどは、さっきまでみんな暇を持て余していたのに…と苦笑するのだった。

相沢キャップは本社の社会部長に、殺されたのはR・C・ドナルドと言う外国人で、銃弾は胸部に当たっていたと報告を入れるが、ホシの事を聞かれたので、今、事件現場を観て来たばかりなのに、スーパーマンじゃないよと呆れて返事する。

その頃、スガちゃんは蒲田銀座に来ていた。

秀子の生活圏にトミーもいるのではないかと思ったからだった。

実際、同時刻、トミーはじゅんちゃんを連れて蒲田駅付近を歩いていた。

東京日報の部屋に戻って来たヤマさんは、愛宕署は、殺されたドナルドは、麻薬の密売に関係していた事と、事件に使用された拳銃は銃痕検査に回されたと報告する。

事件が長引きそうになったので、八田さんは「ひさご」に夜食の手配を頼みに行く。

その頃、とある飲み屋にやって来たトミーは、そこの女将(田中筆子)に、じゅんちゃんをしばらく預かってくれないかと頼んでいた。

女将は、警察の鼻を明かしたと言うトミーを応援するという。

しかし、その時、下の店に警官が来たと言うので、女将はあわてて下に降りる。

警官は、トミーを捜査中らしく、誰か二階に来ているのか?と聞くので、女将は、親戚のものが来ていると答えるが、警官は念のため、二階の親戚を確認しに行く。

しかし、二階の部屋には、すでに寝入ったじゅんちゃんだけが残されており、トミーの姿はなかった。

どうやら、開いた窓から外へ逃げた後だったのだが、事情を知らない警官は何も気づかなかった。

その後、トミーが東大久保派出所にやって来たのは、予告した10時の5分前だった。

警視庁の捜査一課長の部屋に鑑識が調査結果を持ってやって来ると、部屋の中にいたのは、応接イスで寝ていたタケさんだけだった。

タケさんは鑑識の書類に気づくと、少しの間天上を観ていてくれと頼み、鑑識係もタケさんとは顔なじみだったので、仕方なさそうにそれに従い、その間、タケさんは、鑑識が持っていた調書をこっそり盗み読む。

すると、外国人ドナルド殺害に使用された拳銃と、トミーが警官を撃った拳銃の銃痕は同じだと分かったので、外国人殺しもトミーの仕業か?と思わずタケさんはつぶやく。

そこに村長らが戻って来たので、タケさんは退散するが、電話が鳴ったので村長が取ると、東大久保派出所の警官が10時過ぎに撃たれたが、幸い怪我はなかったと言う知らせだった。

蒲田銀座の近くの公衆電話から相沢キャップに電話を入れたスガちゃんだったが、トミーは東大久保で警官を撃ったと聞くと、無駄骨だった訳ですね…とぼやきながらも、いつもの事ですと諦めながら、帰ることにする。

翌朝、東京日報の部屋で、各社の朝刊をチェックし始めた相沢キャップは、新日本タイムスだけが、外国人殺しと警官射撃事件は同一犯か?と言う記事をすっぱ抜いていたので、抜かれた!と悔しがる。

側にいたイナちゃんは詫び、すぐに、本社の西郷社会部長から嫌味の電話がかかって来るが、夕刊で勝負すりゃ良いんだろと相沢は言い返すしかなかった。

飲み屋の二階に戻って来たトミーは、じゅんちゃんと共に女将から朝食を振る舞われながら、新日本タイムスの記事を読み、自分は外国人殺しなんてやってないと怒っていた。

記者クラブでは、中央日々のウラさんこと浦瀬(高城淳一)が、新日本タイムスのタケさんを睨みつけていた。

記事を抜かれたからだ。

タケさんはバツが悪そうに、駆け出しのくせにすみませんでしたと詫びるが、それを聞いていたガンさんは、本当の駆け出しと言うのは俺みたいな男だよと口を出し、又、ウラさんから睨まれる。

東京日報の部屋にいた相沢キャップの電話が鳴り、出てみると、それはトミーからのものだと分かったので、隣にいたベイさんが別の電話でこっそり逆探を頼む。

公衆電話からかけていたトミーは、自分は外国人殺しなんか知らない。銃は昨日盗んだものだと訴え、すぐに電話を切ってしまう。

相沢からそれを聞いた八田さんは、銃は大江蘭子のものではないかと言い出す。

三星商事と言う会社の中では、銃をトミーに奪われた杉浦が、子分たちに、警察が奴を捕まえる前に見つけ出して、消せ!と命じていた。

それを聞いた子分は、ドナルド殺しを奴に背負わせるんですね?と薄笑いを浮かべる。

そこに、大江蘭子から電話がかかって来て、今、新聞記者がハジキの事について聞きに来たと杉浦に伝える。

ヤマさんとイナさんは、蘭子の女中をアパート内で見つけると「私たちは警視庁の…」と語りかける。

すると、女中は刑事と早とちりし、2人を屋上に連れて行くと、新橋の辺りで三星商事と言う会社を経営している杉浦という男性が、奥様に時々会いに来ると打ち明ける。

イナさんは帰り際、自分たちの名刺を彼女に渡すと、初めて女中は2人が新聞記者だった事に気づき驚くのだった。

ヤマさんはすぐに、相沢キャップにその事を連絡する。

杉浦の名前を聞いたベイさんは、以前、池袋界隈でペイの売人をやっていた奴だと思い出す。

麻薬関係には詳しく、「麻薬のベイさん」と言うだけに、相沢キャップは感心する。

そこに、スガちゃんが、村長が朝からいないと言いながらやって来たので、相沢キャップは、嵐の前の静けさかな?と言い出す。

蒲田銀座の飲み屋にやって来た杉浦の子分たちは、トミーはいないかと脅しながら聞くが、女将は知らないとシラを切っていた。

トミーは物陰に隠れて、子分たちをやり過ごす。

東京日報の部屋にいたスガちゃんの元に電話が入り、相手がトミーだったので、受話器を取ったスガちゃんは緊張する。

トミーは、人殺しが俺を付けねらっている。本当にぶっ放すぞ!と怯えているようだった。

スガちゃんは、懸命に相手を説得、自分と会ってくれ!新聞を信じてくれ!やけを起こさないでくれ!と説得する。

電話が切れた後、話を横で聞いていた相沢キャップは、会いに行くのか?とスガちゃんに聞く。

八田さんは、相手は、ハジキを持った狂人かもしれんからねと心配する。

相沢キャップは、安っぽいヒューマニズムからの行動ではないのかね?とスガちゃんに問いかけ、自首を勧めると言ったね?警察に君の保護を頼もうと言う。

その頃、飲み屋の女将は、トミーに出て行ってもらえないか?新聞の人に会いなよ、じゅんちゃんの事は面倒見るから…と説得していた。

三星商事では、今田トミーを見つけられない子分たちを杉浦がしかり飛ばしていた。

そんな会社の前にやって来たのがベイさんで、すでに三星商事を張っていた村長と出会う。

八田は、捜査一課長(二本柳寛)に会いに行くと、スガちゃんがトミーに会って自首を勧めるから、それまでトミーを逮捕しないでくれと頼む。

捜査一課長の了承を得た八田が、東京日報の部屋に戻って来た時、又電話が鳴り、それを取ったスガちゃんは、相手がトミーからと知る。

トミーが指定して来た場所は多摩川遊園地だった。

スガちゃんは早速出かけて行き、相沢キャップは、捜査一課長に保護を電話で依頼する。

多摩川遊園地の飛行塔前で、目印の週刊誌を片手にトミーを待つスガちゃん。

その周囲には、相沢キャップが依頼した刑事たちが張っていた。

蒲田の飲み屋には、又、杉浦の子分がやって来て、女将にしつこくトミーの居所を聞いていたが、二階から降りて来たじゅんちゃんが、トミーのお兄ちゃん、どこ?と口にしてしまったので、子分たちは、やはりここに匿っていやがったな!と女将を前に暴れ出す。

相沢キャップは、スガちゃんが心配でたまらなくなり、八田に断って自らも出かけて行く。

トミーは、降りて来た回転飛行機に既に乗っており、そこからスガちゃんに一緒に乗るように声をかけて来る。

回転飛行機に乗り込んだスガちゃんは、秀子を早く釈放させるためと外国人殺しから逃れるためにも自首するんだと説得するが、それを聞いたトミーは、やっぱりお前はサツの手先だったんだな!と怒り出す。

それでもスガちゃんは、君がやっている事は弱い人間のやる事で、本当の勇気と言うのは自首する事なんだと説得を続ける。

夕方になり、遊園地から外に出て来たトミーを、一緒について来たスガちゃんはまだ説得していた。

その熱心さにほだされたトミーは、覚悟を決めたように、持っていた拳銃を取り出すと、スガちゃんに手渡そうとしながら、俺は怖かったんだと告白するが、その時、杉浦と子分たちが乗った車が近づいて来たので、トミーは、やっぱり俺を売りやがったな!と逆上し、その場で、撃って来た相手に応戦し始める。

しかし、トミーの銃弾はすぐになくなってしまい、車から降りて来た杉浦と子分たちが銃を持ってトミーに近づいて来る。

杉浦が銃をトミーの頭部に向けた時、近くで隠れていた刑事が、その銃を撃ち落とし、その直後、駆け寄って来た刑事等によって、杉浦一派は全員逮捕されてしまう。

トミーの身柄も確保されたが、トミーは自首扱いされる事になる。

彼らを乗せた覆面パトカーが、現場を走り出す。