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復讐浄瑠璃坂 第一部 鬼伏峠の襲撃

1955年、宝塚映画、直木三十五原作、竹井諒+加味鯨児脚本、二川文太郎+並木鏡太郎監督作品。

▼▼▼▼▼最初にストーリーを書いていますので、ご注意ください!コメントはページ下です。▼▼▼▼▼

寛文年間、これは、忠臣蔵の事件が起こる30余年前の話である。

宇都宮藩12万石には、奥平七家と言う重臣の一門があった。

戦国時代、長篠の戦いの際の働きにより、徳川家康より褒美をいただいた名門だった。(…とテロップで説明が流れ、以下、主要な登場人物の映像とその名前や続柄が紹介されて行く)

寛文8年、宇都宮藩当主美作守は病気のため臥せり、嫡男はまだ若年であったため、七家の間に反目紛争が絶えなかった。

ある日、妹菊乃(扇千景)や妻藤枝(神代錦)と共に、能の舞台を見物する奥平隼人(岡譲司)は、生来の驕慢不遜な性格から、傍若無人な行動が目に余った。

能舞台を終え、能面を取った人物は、菊乃の許嫁であった奥平源八郎(四代目坂田藤十郎)であった。

舞台見物を終え帰る際、源八郎を菊乃の婿になる人で踊りが上手だったと褒める藤枝に対し、隼人は、あいつは武士と言うより能役者にでもなった方が良い。婿にはもっと骨太い侍を…と嫌みを言うのだった。

当主美作守病没後、百か日法要の日

隼人、その弟奥平主馬(尾上栄五郎)と奥平九兵衛(平田昭彦)、父親奥平大学(小堀誠)、兵堂玄蕃(市川小太夫)らが打ちそろう中、源八郎は、片腹を押さえて苦しげな父、奥平内蔵丞(荒木忍)を支えながら遅れてやって来る。

それを見た隼人は、侍のくせに勉学ばかりに励むから、文字当たりするのだと、所労(病気)を言い訳にした内蔵丞をバカにする。

しつこく嫌みを言う隼人の態度に切れた源八郎は、父上を侮辱なさるのは許さんと刀に手をかけ、その反抗的な態度を見た隼人はさらにいきり立つ。

一同そろって読経が始まると、ますます内蔵丞の症状は悪化したので、途中退席させるしかなかったが、読経が終わって戻って来た隼人は、その内蔵丞の姿を観て、これからは武芸の鍛錬などされたらどうか?学問などは坊主のすることだ。いっそのこと、侍を止め、坊主にでもなったらどうか?と嘲ってきたので、さすがに耐えきれなくなった内蔵丞は、小刀を抜いて隼人に斬り掛かる。

隼人は左腕を少し斬られただけで、内蔵丞の方は主馬に逆に斬られ、周囲にいた親族たちから取り押さえられることになる。

この事件をきっかけとし、隼人の一門と内蔵丞の一門は、一発触発の緊張関係になり、宇都宮城内は騒然となる。

両家は互いに仲間を集め、屋敷の警護に余念がなかった。

血気にはやる源八郎は、甥の奥平伝蔵(徳大寺伸)に、こっちから斬りましょうと先制攻撃を主張し、一門全員がいきり立っていた。

そんな中、内蔵丞は、妻の八重(松浦築枝)に、八重の弟平野左門の所在を尋ねていた。

その頃、江戸では、とある人物を尋ねて春菜(南悠子)が屋敷にやって来るが、どこかの女が、土産を置いて帰る所だったので、ちょっとそれをやり過ごして、爺やに先生はいるか?と聞く。

すると、爺やは、先生なら宇都宮に旅立ったと言うではないか。

寛文12年3月、奥平内蔵丞に、藩から改易(罪によって官職や身分を取り上げること)が申し渡される。

一方、藩主の贔屓にされていた奥平隼人の方は、何のお咎めもないばかりか、怪我の見舞いとして土産まで渡されていた。

こうした不平等な裁きの中、内蔵丞は、自らの責任を取り、一人自害して果てる。

それに気づいた源八郎は仏壇に置かれていた父親の遺書を読み、その無念さに涙するが、駆けつけて来た兵堂玄蕃から、殿の隼人への身びいきを聞かされると怒りに身を震わし、槍を手に取ると、隼人に復讐せんと、屋敷を飛び出そうとする。

兵堂玄蕃は、それを必死に止めようとするが、一門のものたちもいきり立ち、隼人の屋敷に攻め込もうと走り出しかけていた。

そうした騒動の中、馬でやって来て制したのが、内蔵丞が密かに江戸から呼び寄せた妻、八重の弟平野左門(嵐寛寿郎)だった。

左門は、玄蕃に挨拶をすると、まず討とう!といきり立っていた奥平伝蔵に「お待ちなさい」と抑え、今、藩内で騒動を起こせば、それを理由に、幕府から宇都宮藩12万石は潰されますぞと言い聞かせる。

その後、屋敷内に入った左門は、奥平内蔵丞 の亡骸と対面するのだった。

帰宅した奥平伝蔵を待ち構えていたのは、妹で、奥平主馬の妻でもあった千万路(築紫まり)

今や仇同士になった家に嫁いだ自分は、夫について行くので、今日限り兄妹の縁を切ってもらおうと参りましたと言う。

その覚悟を聞いた伝蔵は、お前も存分に進むが良い。十分身体に気をつけてな…と言い聞かせるのだった。

一方、奥平源八郎の一門が改易され、浪人の身になったと九兵衛から聞いた隼人は喜んでいた。

一緒に聞いていた父の大学も、歯向かって来る敵は討たねばならんと決意を語る。

そこへ、夫、主馬を迎えにやって来た千万路を観た隼人は、敵方の女など離別して追い払えと面罵する。

主馬も、立場上、兄に歯向かうことはできず、何にも言わずに、兄の伝蔵の元へ返ってくれと頼む。

しかし、千万路は、覚悟はできておりますと言いながら、懐剣を膝の前に置く。

その様子を観ていた大学は、こちらの負けだ。いつまでも主馬の所にいてくれ。親のわしが許すと言い渡すのだった。

しかし、その大学も、不憫なのは菊乃のこと、許嫁の源八郎の方が許してくれまいと哀しむ。

その後、千万路は、悲しみに暮れる菊乃の部屋に慰めに行くと、源八郎様が城下を退散なさいますよと教えるのだった。

屋敷の前から馬に乗り、一族郎党引き連れて宇都宮藩を旅立つことになった源八郎だったが、その様子を群集にまぎれ見送りに来た菊之の姿を、橋のたもとで発見ると、驚くと共に、いつまでも名残惜しそうに振り返って見つめるのだった。

源八郎の列の最後から付いて行く形になった左門は、足下も石の間に隠れていたカニを発見すると、人の世の苦労も知らずに…とつぶやくのだった。

宇都宮から八里の地点にあった深澤村に居を構えた源八郎一門は、夏から秋へと季節を過ごしていた。

しかし、いつまで経っても動こうとはしない左門の態度にいら立った伝蔵たちは、一体いつになったら隼人を討つのかと迫る。

しかし、いつも、小さな起き上がりダルマ人形を掌で遊ばせているだけの左門は、城下での騒動を避ける為に、自ら切腹された内蔵丞殿の気持ちがわからぬか?とりあえず、鮒釣りでもすることですな…となだめるのだった。

そこに、隼人の動きが判明したと言う伝令が駆けつけて来る。

兵堂玄蕃が殿に進言、喧嘩両成敗ですし、このことが公儀に知れたら、藩がお取り潰しになるかも知れませぬと迫られた藩主が、隼人の方も改易と御城下よりの退散処分を下されたが、弟主馬に対してはお咎めがなかったと言う。

隼人の行く先は、諏訪の稲葉だと言う。

それを聞いた左門は、その鮒を捕まえれば、もう一匹の鮒も捕まるとつぶやく。

左門は、集まった郎党どもに、隼人の動きを監視するよう命じ、源八郎 には、この家に残って連絡を待たれよと言い聞かせる。

左門は、隼人が諏訪へ向かうと思われる道を地図上で指し示しながら、伝蔵らに、監視地点を指図するのだった。

後日、隼人が乗っていると思しき駕篭の列を発見した伝蔵たちは、待機させていた馬で左門の元に動きを知らせる。

その夜、隼人一行と思しき一行は、山の宿に泊まった。

その宿に一人の浪人ものがやって来るが、今日は立て込んでいるので、別の宿に行ってくれと主人が頼んでも、全く耳を貸さず上がり込んで行く。

翌日、左門、源八郎、伝蔵たちは、近づいて来た駕篭の列を、道の脇に身を潜めて待ち構えていた。

距離を見計らって飛び出した左門は、駕篭の戸を開くが、中に載っていたのは隼人ではなく、善光寺に父の遺髪を奉納に行くと言う藩主の妻だった。

隼人に贔屓する藩主の計らいに見事はめられたと気づいた左門や伝蔵は、失礼!と詫び、脇に下がるしかなかった。

左門は、敵にも知恵者がいると知り、警戒する。

すでに隼人は道を変え、諏訪に潜り込んだに違いなかった。

その推測通り、隼人は、数名の家臣だけ付けて、笠をかぶり、裏道を進んでいた。

その不審な一行に気づいた、修験者と虚無僧に化けた源八郎の配下、新美と高田が後をつけようとしたとき、草むらから出て来た浪人ものからたちまち斬りつけられてしまう。

その浪人ものこそ、昨夜、山の宿の宿に泊まった軽部伊織(大河内傳次郎)だった。

江戸の大久保様からの依頼で、隼人たちを警護するため当地を訪れていたのだった。

かくして隼人たち一行は、諏訪城下の外れに居を構えることになる。

伊織をはさみ、今後の対策を練っていた隼人は、障子の外で立ち聞きしていた菊乃を叱りつけると、源八郎のことは諦めろと勧める。

しかし、菊乃は、私や千万路様の幸せを踏みにじったのは、お兄様のわがままですと責め立てる。

それを聞いた隼人は激高し、ただいま限りお前とは縁を切ったので出て行けと命じる。

そこにやって来た父親の大学も、武門と武門の戦いになれば、後に引かれぬものだ。堪忍してくれと、板挟みの犠牲になった菊乃に詫びるのだった。

外で待機していた左門の元にやって来た密偵たちは、隼人の屋敷は警備が厳重な上に、周囲にはいくつも番所が作られており、とても近づけないと報告する。

それを聞いた左門は、諏訪殿を脅かさねばならぬかな?と独り言を言いながら、手に持っていたダルマ人形を地面に落とす。

なかなか隼人を討つ機会を得られずいら立つ息子源八郎を、母の八重は、落ち着くように言い聞かせるが、耐えきれない源八郎は屋敷の外に逃げ出してしまう。

そんな源八郎に声をかけて来たのが、家出をして来たと言う菊乃だった。

その顔を観て驚いた源八郎だったが、菊乃の、お側に置いて下さいと言う頼みも自分と一緒に逃げてとの頼みも、そなたの気持ちは分かり、苦しいが、味方をしてくれている人がいる以上、身勝手なことはできないのだと拒絶する。

その時、屋敷の中から自分の名を呼ぶ声が聞こえたので、源八郎は菊乃をその場に残して一旦屋敷に入る。

そこには伝蔵が持ち帰った、何者かに斬り殺された新美と高田の御印の包みが置いてあった。

二人の御印に手を合わせた源八郎は、隼人への復讐をますます固めると、外で待っていた菊乃にお帰りください。源八郎は武士の子です。あなたも武士の子なら、分かってくれるだろうと頼むのだった。

源八郎は屋敷に戻り、一人取り残された菊乃に近づいて来た二人の浪人ものは、隼人の使いで来た。お命頂戴と言いながら斬り掛かって来る。

その時、闇の中から一人の侍が飛び出して来て、刺客と戦いながら菊乃を逃がす。

逃げる菊乃にどうなさりましたと声をかけて来たのが、江戸から思いを寄せる先生を追ってこの地に来ていた春菜だった。

ある日、隼人と共に諏訪に住んでいた弟九兵衛は、見知らぬ腰元の姿を目に留め誰何する。

腰元は、せきと名乗り、最近奉公に上がったものですと答える。

しかし、そのせきとは、源八郎一門の一人で、間者としてこの屋敷に潜り込んだ千春(中村玉緒)であった。

千春は、屋敷内の絵図面を毎日少しずつ描くと、庭に隠れていた恋人の惣平(沖諒太郎)に、こっそり手渡すのだった。

宇都宮藩に残っていた主馬は、兄の隼人から諏訪に来いとの手紙をもらったと妻の千万路に伝えていた。

千万路は、ぜひお行きなさいませと勧め、主馬は父親の大学に手紙を書くことにする。

その手紙を諏訪に持っていく役目を仰せつかったのは時川典膳だった。

馬を急がせていた典膳に、同じく馬で近づいて来たのは平野左門だった。

お待ちしていましたと言いながら、典膳に近づいた左門は、書状を置いて行くかそれとも…と言いながら迫り、相手が刀を抜く間もなく、斬り捨てて、主馬の手紙を手に入れる。

その後、門前町の番所にふらりやって来た左門は、宇都宮から来たものだと名乗ると、これを奥平隼人に渡してくれと言い残し、包みを置いて行く。

その中身は、塩漬けになった典膳の首を観た隼人は激高し、すぐさま槍を手に取り、外に飛び出そうとするが、側に控えていた軽部伊織は、これはあなたを誘い出す謀略ですと注意すると、敵にも油断のならぬ知恵者がいるなと表情を引き締めるのだった。

外で待ち受けていた左門は、隼人が飛び出して来ないのに気づくと、では別の手で諏訪を追い出すことにするか…とつぶやく。

翌日から、伝蔵ら一門のものたちが変装し、諏訪藩の町民に紛れ込むと、近々切り込みがあり、諏訪の御城下は大変なことになると言う噂を広げて行く。

こうした噂で人心が乱れたことを知った諏訪藩家老は、隼人の元にやって来ると、宇都宮もお国替えになったことでもあり、又、諏訪で騒ぎが起きると大変なことになる。我が藩の為に、御退散願いたいと願い出る。

これを隼人と一緒に聞いていた伊織は、まんまと敵のばらまいた謀略に乗りましたなと呆れながらも、油断ならんと言いながら、かくなる上は、隼人様は江戸の大久保家に引き取らせましょうと答える。

伊織は九兵衛に、今、主馬殿に諏訪に来られては困るので、断りの手紙を送ってもらいたいと頼み、九兵衛は重助にその連絡を頼む。

その重助も、宇都宮に向かう途中で、源八郎一門に襲撃され、手紙は左門の元に届けられる。

左門は、これは良いものが手に入ったと喜び、何も知らず諏訪にやって来る主馬一行を襲撃できると考え、早速こちらも、襲撃場所にふさわしい鬼伏峠に旅立つことにする。

そうした中、源八郎は不覚にも風邪を引いてしまい体調を崩してしまう。

襲撃場所に向かう途中、一軒の農家を見つけた左門は、その家の農民に小判を与え、源八郎以下、自分たちを一晩泊めてもらうことにする。

そうした様子を、一人の間者が密かに監視しており、引き返して行く。

その頃、菊乃と一緒に旅籠に泊まっていたのは春菜だった。

春菜は、すっかり気落ちしている菊乃の様子を見かね、必ず自分が源八郎様に会わせてあげますよと請け負い、どうして男って、女の気持ちを分かってくれないのかしらと嘆く。

農家に落ち着いた左門は、とりあえず、主馬は、自分と伝蔵で待ち伏せするので先に出かけると言い出す。

しかし、布団に寝かされた源八郎は自分も連れて行ってくれと頼み、他のものたちもいきり立つが、左門は後のものは源八郎様を守ってくれ。先ほど怪しげな男がいたので、敵の間者かもしれない。明日の早暁こそ、絶好の時、焦るな!と言い残し、少し休息後、伝蔵とわずかな仲間と共に農家を後にする。

源八郎は、残念だと悔し泣きするのだった。

翌朝、鬼伏峠に、何も知らず近づいて来る奥平主馬の行列があった。

監視係がそれに気づき、左門たちが待機していた小屋に知らせに来る。

一方、主馬の一行の中にも、立ち去る監視役の姿を観たものがおり、この先に敵が待ち構えていますと主馬に伝える。

主馬は、駕篭に乗って付いて来ていた千万路に、お前は帰れと勧めるが、千万路は私も一緒に行きますと聞かない。

そんな千万路に、何とか言い聞かせ去らせた主馬は、そのまま列を峠に進ませる。

一方、源八郎たちが一晩泊まった農家は、間者が知らせた隼人の一門が取り囲んで様子をうかがっていた。

家の中では、残っていた侍たちが、のんびり朝餉の席に着こうとしていた。

同じく鬼伏峠に近づいていたのが、菊乃を連れた春菜だったが、走って近づいて来た侍が、江戸から追って来た愛しい先生、左門だと気づくと、思わず呼びかけるが、左門は気づかないまま二人の前を通り過ぎる。

一方、菊乃の方も、道の反対側から近づいて来た主馬の姿に気づくと、兄上様!と驚きの声を上げるのだった。

そんな主馬の一行に斬り掛かる左門と伝蔵たち。

それを道の端に身を避けながらも、唖然と見つめる女二人。

同じ頃、農家では、突然襲撃して来た隼人一門の攻撃に、源八郎以下、侍たちが必死に応戦をしていた。

隼人軍は、農家の中に乱入すると、囲炉裏の中の薪を、家の中に積んであった藁束に投げつけ、農家の中は火の海になって行く。

病身の源八郎は、火に包まれた農家の中で、必死に敵の襲撃に立ち向かうのだった。

 

▼▼▼▼▼個人的なコメントはここから下です。▼▼▼▼▼

二部構成のストーリーの第一部

かなり原作自体が長いのか、最初から長々と文字で状況設定が説明され、さらに、登場人物一人一人の説明と名前が紹介されるオープニングがちょっと珍しい。

登場人物が多い上に、同族どうしの争いなので、人間関係がなかなか把握しづらい恨みはあるが、物語を御て行くうちに、徐々に敵と味方の区別はつくようになっている。

話自体は、忠臣蔵をアレンジしたような展開で、時代をさかのぼり、場所も変えて別の話のようにしてあるだけである。

敵味方に別れた許嫁の悲劇などは「ロミオとジュリエット」などを連想させる。

菊乃を演じているのは、若き日の扇千景だが、この時期の彼女は絶世の美女と言うしかない。

対する奥平源八郎を演じているのは、この映画の3年後に扇千景と結ばれる四代目坂田藤十郎であり、妹の中村玉緒も当時大映所属ながら、ちゃんと出ている所など、興味深い所である。

監督が二人連盟で登場するが、隼人側と源八郎側を、それぞれの監督が別々に撮って行ったらしい。