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若者は行く-続若者たち-

1969年、俳優座、山内久脚本、森川時久監督作品。

▼▼▼▼▼最初にストーリーを書いていますので、ご注意ください!コメントはページ下です。▼▼▼▼▼

雪が降りしきる漁村の一軒家から、一人の娘が包丁を持って飛び出し、浜辺まで男を追い始める。

その娘の後を必死に止めようと追う母親。

娘は砂浜に倒れ、泣き始める。

娘の名は間崎ミツ (木村夏江)、母みき(大塚道子)に、辰夫(福田豊土)と言う男が出来た。父親は出稼ぎに出たまま、2冬も戻らない。

どうしてこんな事になったのか…?

満員列車に独り乗り上京するミツだったが、東京に行っても父と会えないかも知れない。

頼れるのは自分だけだ。

やがて、車窓に、大きな工場が見えて来る。

タイトル

トラックの運転手をしている佐藤家の次男、次郎(橋本功)は、会社に帰って来ると、社員用風呂に入りかけるが、その時女性から電話だと教えられる。

電話の相手は町子(夏圭子)だった。

今日合う約束を断る内容だった。

公衆電話を出た町子は、外で待っていた男塚本(塚本信夫)に、今日は帰ってと声をかける。

町子が以前から付き合っている相手だった。

佐藤家の紅一点オリエ(佐藤オリエ)は、靴工場で働いていたが、おなじ部署で働き始めていたはるえ(辻由美子)が、時々頭を抑えうずくまるので、医務室に連れて行く事にする。

ノイローゼと診断されたはるえを連れ、寮に連れて帰ろうとしたミツを見つけた現場主任(浅若芳太郎)が文句を言う。

その後、ミツは、はるえが行方不明になったと聞かされる。

はるえは、一人、都会の中を彷徨い歩いていた。

子ウサギを売っている露天商から一匹ウサギを買ったはるえは、それを寮に連れて帰るが、入院させようと部屋にやって来た寮婦(尾瀬俊子)に見つかり、布団から払いのけられたウサギは死んでしまう。

それを見たはるえは、寮婦や寮監(伊藤克)に組み付いて行く。

この事件の結果、ミツは自発的退社と言う事になり、はるえに味方した女子工員のミツと坂田マミ(樋口年子)は服務違反と寮長暴行で免職と言う処分が下される。

ミツは、課長(名古屋章)に抗議するが相手にされず、組合に掛け合っても冷笑されるだけだった。

ミツは、オリエの勧めもあり、佐藤家に厄介になる事になる。

長男の大兄(おおにい)こと太郎(田中邦衛)も、寮費と同じ4000円入れてくれれば大丈夫だと承知する。

三男三郎(山本圭)は、はるえらへの不当な処遇に対しては、裁判闘争で補償を勝ち取れるのではないかと助言する。

みんなはミツの事を、それなりに良い所のお嬢さんだと思い込んでいるのだった。

特に、太郎は、ミツの事が気に入ったらしい。

そんな中、次郎は、町子から病院に来てくれと呼び出しを受ける。

行ってみると、町子は、薬を飲んで自殺しかけた塚本の看病をしていた。

病院の屋上で二人きりになった次郎は、塚本とは腐れ縁で別れられないのだと言い訳をする町子に、そんな腐った関係が続くとは思えないと言い捨てて帰ると、自宅で泣き崩れるのだった。

やがて、次郎は、留守番をしていたミツに豆腐を買って来させると、一人で鍋にし、「辛い所で根をあげたら、お終えよ!」とミツに言い聞かすように、やけ食いを始める。

ミツは、他の職を探す。自信ない事やってもしようがないと答えるだけだった。

学生運動に参加していた三郎は、怪我をして帰宅し、オリエの治療を受けていた。

一日に数億掴んだ理事長が、いまだに座り込んでいるんだと、忌々しそうに言う三郎に、聞いていた太郎は、当たり前じゃないのかと言うので、三郎は、金をごまかすのが正しいのかと反論する。

一緒に聞いていた次郎が、俺は16から稼いでいると言うと、太郎は、俺は12の時からだと自慢する。

三郎は、台所で聞いていたミツに、バイト口を見つけて来たと話しかけると、ミツは、三郎や次郎の言う事は信じられないと意外な事を言い出す。

三郎は、そんな貧弱な生き方でははなえちゃんと同じになるぜと忠告する。

そこに、突然、辰夫が訪ねて来たので、驚いたミツは佐藤家を飛び出して行く。

辰夫は青森から上京して来たと語り始め、4年前からミツの父親が戻らなくなり、自分が母親のみきと暮らすようになったのだと、太郎たち兄弟に打ち明ける。

今では、ミツが、毎月仕送りをしてくれ、暮れにはショールまで送ってくれたので、みきは喜んだと言う。

河原にいたミツの側に近づいたオリエは、帰ろうと声をかけるが、ミツは、汚ねえもんだな、男と女なんて…と呟く。

そこに、三郎も先ほどの言い過ぎを謝りに来る。

上野駅にミツに送られて来た辰夫は、自分は北海道の兄の元に行くつもりだと打ち明ける。

ミツの弟の和男も、中学になれば役に立つだろうと言い、自分が身を引く覚悟を伝える。

すると、ミツは、これまで貯めていた金を手渡し、頼むな、家…と辰夫に言葉をかける。

自分の存在を許してもらえたと悟った辰夫は、列車に乗り込むと、元気でやれよとミツに言葉をかけて去って行く。

ミツは心の中で呟いていた。

私は母を許します。いなくなった父も許します…と。

なぜ、世の中にはノイローゼが多いのか?なぜ、自分だけ幸せそうな人が多いのか?

ミツは、三郎から以前、アドバイスをもらったように、はるえの補償を獲得するため、裁判闘争を始めようと、会社の前でビラ配りを始める。

最初の内は、皆、ビラなど受け取ろうとはせず、守衛が入り口付近に設置したゴミ箱に大量に捨てられていたが、毎日毎日、続けて行くうちに、ミツに励ましの言葉をかけてくれる女子工員も現れ、ゴミ箱に捨てられるビラの数も目立って減り始める。

一仕事終えたミツは、堤防で一休みし、一緒に協力してくれた三郎に、行って良かったねと、珍しく笑顔で話しかける。

さらに、津軽の歌まで唄い始める。

工場地帯の大きさに感心するミツに、三郎は、日本人の90%が太平洋側に集まるって言うものと答える。

ミツは、オリエには恋人はいないのかと聞いて来る。

三郎は、恋人は逃げたと答える。広島で被爆したんだが、気が弱くて、被害者連合にも参加出来ない男なのだと教える。

その頃佐藤家では、オリエが付けた家計簿のチェックをしながら、今日は千葉の稲毛に行って来たんだと話していた。

そこに、ミツと三郎が帰って来たので、どこで遊んでいたんだと渋い顔をしながらも、ミツには、明後日、開けとけよと優しく声をかける。

オリエは、学生運動にのめり込んでいる小川の事を心配する三郎に、大兄は、ミツの事が好きなのだと耳打ちする。

その頃、次郎はスナックで、一人ギターをかき鳴らし、荒れていた。

その後、町子が、退院した塚本を連れて戻って来たアパートに出向くと、死にたければ死んでしまえ!と塚本をののしる。

それを聞いた町子は、次郎の優しさを感じたのか、ありがとうと礼を言う。

太郎はミツを連れ、霞が丘分譲地にやって来ていたが、ミツは、家とか土地の話ばかりする太郎に付いて行けなかった。

太郎は、自分ももうすぐ30だからと言い、女房や子供は大切にするぜと、遠回しなプロポーズをする。

仕事に戻った太郎は、部下たちに異常なほど厳しく言い始め、呆れた作業員仲間は、仕事をボイコットし始める。

一方、オリエは、自宅に来ていた女友達から、戸田橋の所で、戸坂の姿を見かけたと聞かされ、動揺する。

作業員が10人もケツを割った工事現場では、太郎が上司から責められていた。

その頃、ボイコットした太郎の仲間の武(中野誠也)が佐藤家を訪れており、人間は気持で動くんだ。最近、太郎は人が変わったと、オリエに相談していた。

そこに帰って来た太郎は、欠員の10人を別の所から調達して来たと言い、妙にハイテンションだった。

武に対しては、顔が違う。お前ぇたちとはよ…と捨て台詞で返したので、一緒にいた次郎も、太郎に注意する。

武は怒って帰ってしまい、三郎は、土地の事は諦めろと太郎を説得する。

ミツも、土地を持ってなくたって、生きている人は一杯いると言葉を添える。

しかし、太郎は、80坪の土地を持つんだと譲ろうとしない。

そんな太郎に味方したのは佐藤家の末っ子、ボンこと末吉(松山政路)だけで、そこにアパート立てれば良いと助言する。

すると、それを聞いた三郎がボンに文句を言い出す。

楽したいのはお前だろ?何を考えているんだと言うのだ。

太郎は、今自分は、主任に抜擢されるかどうかの境にいる。お前に俺の気持がわかってたまるか!大学出は誰でもすんなり係長になれるけど、俺ら学のない人間は…と三郎に食って掛かる。

三郎は、だからといって、土地や車に執着してどうする?と反論する。

ある日、代々木の国立競技場前にオリエを呼び出した武は、自分に対する気持を聞かれる。

オリエは困って、子供をしっかり育てて、平和なら良いわよね…と曖昧な返事を返すが、それを承諾と受け取った武は、女を泣かせるような事だけはしないと約束すると、どこかで食事でもしようと歩き始める。

その時、二人は行進して来る原水爆反対のデモ隊に遭遇するが、オリエはその中に、戸坂の姿を見つけてしまう。

立ち止まってデモ隊を見つめるオリエに気づいた武は、知ってるのか?と聞いて来るが、泣いていたオリエは首を振る。

しかし、その直後、オリエはデモ隊を追いかけて行き、戸坂の横に来ると、手を組む。

オリエに気づいた戸坂は、何も言わず、ただ微笑むだけだった。

三郎は、大学にいた小川に会いに行き、自分たちと共同で戦おうと誘うが、小川は、お前たちのやり方で何が変わると言うのか?人が羽田で戦っていた時、お祭り騒ぎしていたやつなんかと組んでも無駄だと言い捨て、部屋を後にする。

それを止めようとした三郎は、小川の仲間たちに押し倒されてしまう。

怪我をして、ミツが働いていた食堂に来た三郎だったが、その精神的な疲れを見て取ったミツは、今日は何だか辛そうだからと言いながら、持っていた飴を差し出す。

大学は、社会の揺り返しでしかない。

友情が成り立たないのなら、連隊や愛と言う言葉も意味をなさなくなる。

三郎は、大企業への就職の最後のチャンスとなる二次募集の面接に出かける。

企業の総務部長(浜田寅彦)や常務(永井智雄)が居並ぶ前で、6人の学生がテーブルに座らされ、学生運動について意見を求められる。

一人、体制側に組し、機動隊を擁護する学生宝木(鶴田忍)がいた。

すると、その隣りに座った学生本間(原田芳雄)が、反論をし始めたので、三郎も本間に同調し、学生運動を擁護する意見を言う。

一応、議論を聞いていた常務は、最後の質問として、今の日本に満足しているかどうかと尋ねる。

宝木をはじめ、4人の学生はすぐに、満足していますと答えるが、三郎は「僕は…」と言ったきり言葉が続かなかった。

結果、会社は、信念の人、宝木と、本間と三郎を落とした。

就職に失敗し、留年する事にしたと報告した三郎に対し、太郎は、この家を出て行けと言い出す。

自分は今まで、お前たちが成長する姿を観ながら、俺は無駄には生きちゃいねえと思って来たが、この頃はそうじゃない。てめえたちは勝手に生きろ。俺は主任になり損なったとぼやく。

三郎は、大兄にも分かって欲しいんだ。人間らしくのびのび生きていけるはずだと言う事をと力説する。

次郎は、土地の登記に80万振り込んだと言う太郎に、自分の結婚資金を返せと迫る。

町子の恋人塚本が、15万を盗んで逃げたのだと言う。

太郎は、あのすべたと一緒になると言うのか?と暴言を吐いたので、太郎、次郎、三郎の大げんかが始まる。

太郎が、途中で切り上げ銭湯に行くと、ミツは、今太郎さんから、ずっと一緒にいてくれと言われたが、自分は一日も早く家を出るので、お世話になったと伝えてくれと言い出す。

それを聞いた三郎は、大兄の事、嫌いか?俺は、どうしても意見が食い違うけど、大兄の事が好きだと伝える。

15万の穴埋めをしてもらった次郎の会社にやって来た町子は、月に1万ずつでも返すと礼を言い、ふぬけな男でも、次郎さんにも出来ない事をやっていたときがあったけど、肝心な時崩れると、もう立ち直れなくなり、そう云う男の様子を自分は2年間も観て来たのだ。後悔などしないと気を張って伝える。

そんな町子に対し、次郎は、又どぶに落ちて酷い目にあったんだから、気丈な事を言うのだろうけど、意地だけではどうしようもない時だってあるんだぞ。お前がすがってくれれば、いつでも助けてやると次郎は答える。

町子は、悪かったね。素直にありがとうと言う事が出来ない性格なのだと恥ずかしがり、妾の子だからな。もう、それを言うなよと次郎は優しく言葉を添える。

自宅が帰宅すると、太郎は、ストレスで寝込んでいた。

ボンが言うには、太郎が金を振り込んだ福徳不動産と言う会社が潰れたと言うのだ。

それを知った三郎が、むしろ、その方が良かったと言ったので、大兄と喧嘩になり、三郎はもう帰って来ないと言って飛び出して行ったと言うのだ。

ボンも5万出資していたのだった。

次郎は、太郎に、お前のは魂の病気だと語りかける。

太郎は、ここは俺の家よ。俺とボンと二人っきりで暮らすと呟き、障子を閉めろとボンに頼む。

しかし、すぐに次郎が障子を開ける。

ボンは、裁判なんて勝てっこねえと怒鳴ると、次郎がビンタで返す。

そこに、三郎が戻って来て、西表島で先生の仕事を見つけて来たので、今夜、ハヤブサで発つと言いながら、と荷造りを始める。

そんな三郎にミツが、自分はマミ(樋口年子)の所へ行くと決意を語ると、三郎は、関係ないよ!君は!と怒鳴りつける。

次郎は三郎に、大兄の毒気にやられて逃げるのかと語りかける。

ボンは冷たく、屁理屈言っている奴より、働く方が偉いとバカにする。

オリエは、ミツと マミにどうするのか?一人の力が千人もの力になると教えてくれたのは三郎だろうと言う。

しかし、それを聞いていた三郎は、俺のどこが模範なんだ!と反論し、泣き出す。

ボンにまでバカにされ、俺は何にも自信がない。どうやって人と繋がって行くんだ?と嘆く。

次郎は、人がひん曲がって行くのは押さえられて行きていくからだと言う。

入社試験のとき、五重人格でもやって来いって大兄に言われたけど、機動隊の事を聞かれ…、俺は日本の現状の事を聞かれ、満足しているって言えなかった。やっぱり二重三重にダメなんだと三郎は泣き続ける。

ボンだって、小さかった頃、俺と一緒に、窓の上で働いていた大兄の所に遊びに行った時、大兄が上からガムを撒いてくれた事があった。

その時、靴屋の子供が一緒に拾い始めたら、ボンはむしゃぶりついて泣かしたじゃないか…と続ける。

それをじっと聞いていたミツは、自分とマミは二人でちゃんとやって行く。今まで、三郎さんの話には分からなかった事が多かったけど、今、三郎さんの話は、全部分かると言い、だから止めないけど、元気でね。どうもありがとう!と礼を言う。

その時、「サブ!」と声をかけて来たのは、布団に寝込んでいた太郎だった。

行くんじゃねえ…と云いながら起きて来た太郎は、ダメじゃねえよ、おめえは、ちっとも。

毎日お前が言っている事は、世界中が分かっているんだ。

でも、そのあべこべの所で、目をひんむいて頑張っていくしかない。

身ぐるみなんてはがされてねえ。10万、20万くらい肌身に付けていると言いながら、服の中から札束を取り出すと、その場にまき散らす。

本買って良いや。好きな酔うに、その金を使え。本気で勉強しろ!

俺なんざ、10の時も20の時も、何で生きているんだろう?と考えていた。その答えを俺に教えろ。どっこも行かねえで、ここで勉強しろ!

おめえは若いだけよ。俺にとっては宝よ。俺と次郎が、てめえの尻を拭いて、ここまで育てて来たんだ。土方と運転手が育てたんだ。

どうしてダメなんだ?おめえが?宝よ!

正義を行って行くのは、あなたたちの身体の中にしかない…とナレーション。

だから、生活に戻る前に、我々の声を聞いてくれ。

皆さん、お元気で!

 

▼▼▼▼▼個人的なコメントはここから下です。▼▼▼▼▼

「若者たち」に続く続編。

今回、新たに加わる新キャラクターは東北の寒村から上京して来た間崎ミツ、この作品がデビュー作だった新人の木村夏江が演じている。

このミツが、心を閉ざした、何とも取っ付きにくいキャラクターで、リアルと言えばリアルだが、物語の中核に位置するにしては感情移入しにくい印象がある。

次郎が思いを寄せる町子は、昔の腐れ縁が断ち切れず、又苦汁をなめる事になるが、そこに次郎が近づいて来て、何だか光明が見えて来そうな感じがする。

オリエは、恋人だった戸坂に逃げられ、その後再会すると言う幸薄そうな展開。

三郎は、学生運動の中で、かつての友人小川から去られ、就職試験にまでうまく対応出来なかった事に対する自己批判から、自分の無力さに絶望する。

ボンは、車のセールスマンのバイトをはじめていたが、まだふらふらした生活を続けていた。

太郎は、ミツに思いを寄せながらも、土地と家に対する執着は前にも増して酷くなり、仕事仲間を失うまでになる。

相変わらず、明るいエピソードがほとんどなく、暗く辛いエピソードが連なって行くが、佐藤家の面々に感情移入して来たためか、特に退屈する事もなく、息を詰めるように彼らの運命を追って行く事になる。

本作で登場する俳優で注目すべきは、何と言っても原田芳雄だろう。

三郎と一緒に就職試験を受ける、黒ぶちメガネをかけた真面目学生を演じている。

出番はそう多くないが、印象がずっと変わらない人なので、すぐに気が付く。

そして、ナレーションを努めているのは、仲代達矢である。

混沌とした60年代後半の、先の見えない不安の中でもがき苦しむ若者たちの生き方が、テーマソングと共に、ぐっと胸に迫って来る。

特に、ラストの田中邦衛の独白は絶品である。