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ゴジラ・ミニラ・ガバラ
オール怪獣総進撃

「大人に神様がいるように、子供にミニラ大明神がいても良いじゃないですか」…と、おもちゃコンサルタントの優しいおじさん(!)天本英世が新聞記者たちにいいます。
「ゴジラ・ミニラ・ガバラ オール怪獣大進撃」…「チャンピオン祭り」が始まった1969年の作品ですね。
怪獣が大好きだけど気が弱く、いつも「ガバラ」という渾名の苛めっ子に悩まされている一郎君は、両親共稼ぎなので、いつも、おもちゃコンサルタントの南(天本)の世話になっています。
一郎は、いつも大好きなゴジラやミニラのいる「怪獣島」の夢を見るのでした…。
ゴジラ作品数ある中で、おそらく最も語られない一本ではないでしょうか?
アンギラスやメカゴジラを熱く語る人はいても、ガバラを熱く語る人にいまだ出会った事はありません。
でも、この作品、「子供ドラマ」として観ると、そんなに悪くはないんですよね。
特撮部分に関しては、「ゴジラの息子」や「南海の大決闘」などからの流用シーンが多く、あまり魅力があるとはいえませんが、5000万円強奪犯をからめた展開は、ありがちではありますが、それなりにうまくまとまっていて、後味も悪くありません。