1995年、香港、ジェフ・ラウ監督作品。
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とあるマンションの一室のベッドの上で、電気スタンドを持って踊る女リン(カレン・モク)。
そのマンションの下では、4人のガードマン達が、肩を組んで円陣を作っており、上からの落下に備えていた。
一方、同じマンションの階段の踊り場では、ロンと言う子供を連れた母親が、線香を焚いていた。
その後その場所に、エレベーターが壊れたと言いながら階段を登って来た二人のおばさんが、レイに、ここで数日前、おばあさんが階段から落ちて死んだと教える。
その日は、その老婆が亡くなって七日目の、霊が帰って来ると言われている「回魂夜」だったのだ。
リンは、恋人のジョにーにふられて以来、自分の部屋に閉じこもっていたのだが、時折窓から物を捨てる癖があるのか、その時もトランクを急に窓から外に放り出す。
下では、ガードマンのフーがやって来て、ロウはどこだと円陣を組んだ仲間に尋ねるが、そのロウは、円陣を離れた途端、上から落ちて来たトランクに当ってのびていた。
何とかトランクの下から這い出すロウ。
フーは奥さんから届いたと、別のガードマン(ウォン・ヤッフェイ)に離婚届を渡す。
マンションの中では、二人のガードマンが見回りをしていた。
そこに、息子のロンが帰って来ないと、両親が助けを求めに来る。
一瞬、誘拐ではないかと疑うが、うちは貧乏だからと両親は即座に否定する。
部屋についていった二人のガードマンは、母親の位牌に備えていた鶏のもも肉がなくなっていると母親が言うのを聞く。
電気の消えた台所を見回っていたガードマンは、テーブルの影で、もも肉を食べているロンを発見する。
階段に出たリンは、ジョニーを忘れると叫ぶ。
すると、どこからともなく、「話を聞く」と男の声がしたので、リンは怪しむ。
見ると、下の階の廊下の隅で、見知らぬ男が誰かと話しているではないか。
エレベーターで一階下に降り、こっそりその男の側に近付いて様子を見ると、何とその男は、植木鉢に咲いた花に話し掛けている事が分かる。
リンは、その男に興味を持ち、後をつける事にする。
その頃、子供のロンは、おばあちゃんが生前愛用していた揺りいすに座っていた。
父親は、今晩は家族で大きなホテルに泊まろうと言い出す。
ところが、気がつくと、又、ロンの姿が消えているではないか。
父親は外に探しに出、母親は室内を捜しまわる。
すると、突然、部屋の明かりが消える。
ブレーカーが落ちたと思い、母親はスイッチを上げてみるが、すぐに又消える。
落ち着こうと、ソファーに座って水を飲みながら、母親は何となく、祖母の遺影に目をやる。
その時、突然電話が鳴りだしたので、母親は飛び上がるが、電話の相手は夫で、ロンは戻ったかと聞いているので、まだだと答える。
すると、誰も座っていない揺りいすが動き出す。
そして、テレビから突然「マミー」と呼ぶ声が聞こえるではないか!
「ロン!?」と母親がテレビの画面を注視すると、そこには自分の背中が無限鏡のように写し出されている。
後ろを向くと、棚にビデオカメラが置いてあったので、その映像が写っていると判断し、ビデオのスイッチを切ってテレビを観ると、やはり又写っていたので、振り返った母親はそこに祖母の姿を見る。
祖母は、自分はお前達に殺されたと恨めしそうに言う。
恐怖にかられ、廊下に飛び出た母親は、そこに包丁を持って立っているロンの姿があった。
その様子を目撃した鉢植えを持った謎の男レオン(チャウ・シンチー)は、リンに「あの子は霊に憑り付かれている」と話し掛けて来る。
その頃、地下の電源室では、離婚されたガードマンが、自殺をしようと、数万ボルトの電流が流れるコードを手に持っていた。
そこへ、ロンが降りて来るが、後を追って来たレオンは、ロンの首筋にナイフを突き付けると、その場にあった電話の受話器を渡し、母親に謝れと迫る。
すると、ロンは、電話口の向こうの母親に向かい、「お前の母さんだよ。仕返しがしたい」と無気味な声で伝える。
そうした様子を、電源室の外から、ドアの鍵穴越しに覗いていたのは、レオンに興味を持つリン。
レオンはロンと争っている内に、二人とも電流が流れているコードに触れて感電してしまう。
そのショックのためか、ロンは正気に戻る。
レオンは、あっけに取られていたガードマンのロウに100元あるか?と聞き、何に使うのかと聞くと、自分のタクシー代だと答える。
そんな所に、病院のスタッフらしき男達が駆け付けて来て、レオンを連れて帰ってしまう。
レオンがすっかり気に入ってしまったリンは、その病院に潜入すると、逆にいきなりレオンに捕まってしまう。
レオン歩きながらリンに、ネッシーを見た事があるかと聞いて来る。
そして、拳銃を取り出して恐いかと尋ね、それで普通だ。自分は赤ん坊の頃、UFOやネッシー、雪男等に会った事があるが、あらゆる不思議な現象と言うのは、恐怖心を克服すれば受け入れられると説明しはじめる。
リンが、本当に幽霊はいるのかと聞くと、リリーに聞いたとレオンは言う。
リリーとは、彼がいつも抱えた鉢植えに咲いた花の名前のようだった。
レオンは重光精神病院の患者だったのだ。
そうした事を話しながら、二人は病院を抜け出す事に成功する。
見張りの医者は、立ったまま目を開けて寝ていたからだった。
その頃、件のマンションでは、新人のガードマン二人に広東語が通じない事が分かり、チーフのロウが苛立っていた。
そのロウはエレベーターに乗って上に上がろうとするが、エレベーターは勝手に9階に泊まってしまう。
仕方なく廊下に出たロウは、下にいる仲間を呼び掛けてみるが、住民からうるさいと怒鳴られてしまう。
そこに急に「ロウさん、手を貸してくれ」との声が聞こえる。
しかし、階段に人陰はいなかった。
そこに、もう一度「40元貸してくれ」と男が姿を現し話し掛けて来る。
シャブをやりたいのだと言う。
相手にせず、階段を降りようとすると、老婆が這っているではないか。
恐怖にかられその身体を蹴ると、首が取れて転がる。
その首が、自分は息子夫婦に殺されたと言う。
そこに、その息子、つまりロンの父親が包丁を持って襲って来る。
さらに、首なし老婆の死体もムックリ起き上がって、ロウを追って来る。
ロウは通路に落ちていた、ガードマン仲間がマンション内にある店から盗み出した現金をつめたバッグを拾って逃げる。
しかし、そのバッグの中を見ると、その中に老婆の首が入っているではないか。
ロウは追い付かれそうになり、必死にエレベーターに乗る。
ドアを締めて一安心すると、床に人に刺されたと言う住民が倒れているではないか。
その男を抱え、途中の回で廊下に出たロウだったが、そこには包丁を持った母親が待ち構えていた。
ロウは思わず、抱きかかえていた男を盾にして、母親の包丁を防ぐ。
さらに父親の方も到着し、包丁を持った二人に、ロンと刺された男は囲まれてしまう。
そこに駆け付けたレオンが、飛び下りろと言いながら、傷を負った男を撃つ。
父親の方は、下に落ちる。
レオンは、母親の方に金で解決しようと言い出す。
母親は承知する。
しかし、次の瞬間、その母親も下に落ちてしまう。
ロウが、撃たれた男を抱えて下に降りて来ると、レオンが倒れた母親を叩いて、死ぬなと叫んでいる。
やがて、信じられない事に目をさました母親だったが、レオンが持っていた銃を奪うと、自らの腹を撃ってしまう。
輸血のための血が必要だとないとレオンは訴える。
ロウは、連れていたけが人の手を斬って輸血しようとするが、けが人の男の血液型はAB型、母親はA型と分かり、輸血はできない。
レオンは、電気のケーブルを持って来ると、それを母親にあてがいショックを与える。
母親は起き上がり、またもや、銃を拾い上げようとするが、レオンがナイフを腕に突き刺し阻止する。
レオンが殺してしまうと、母親は悪霊になると言うのだ。
ロウは、一連の出来事を目撃して、レオンに一目を置くようになる。
後日、ガードマン達は、リンと共にレオンに訓練をしてもらう事にする。
レオンは、恐怖に勝つ訓練と称し、お釜男を登場させると、この男とキスできるものはいるかと尋ねる。
さらに、うんこに触れるものはいるかと言い出す。
一人のガードマンが、勇気を奮い起こして、うんこに指を突っ込んで、どうだと言う顔をすると、レオンはいきなり、手に持っていたうんこを相手の顔に塗ってしまう。
すると、さすがのガードマンも悲鳴を上げてしまう。
レオンは、まだ恐怖心に勝てていないと言い、ダイナマイトを取り出すと、その長い導火線に点火して、どこまでダイナマイトを捨てずに我慢できるかを自ら実践してみるが、導火線は瞬時に燃え尽き、ダイナマイトは点火と同時に爆発してしまい、レオンは病院に運ばれる。
戻って来たレオンは、自分はダイナマイト等恐くないと、今度は口に加えてマッチをすり、導火線に点火しようとするが、手が滑ってマッチが口の中に入ってしまい、ダイナマイトは口の中で瞬時に爆発する。
又、レオンは病院に運ばれ、再びガードマン達の元に現れた時には、明らかにサイズが合っていない出っ歯の入れ歯をしていた。
今度は、ダイナマイトの本数を増やし、点火した後、ロシアンルーレットのように、円陣を組んで座ったリンやガードマンに手渡し、次々に隣の人物に渡して行けと言う。
さすがに恐怖にかられ、一人のガードマンが円陣から逃げ出すが、レオンはそちらに手榴弾を投げ付け、逃げた男の側で爆発する。
いよいよ、ダイナマイトによるロシアンルーレットが始まるが、ダイナマイトは、いつの間にかヘルメットに防弾チョッキ装備と言う完全武装の姿になっていたレオンの手に戻った瞬間爆発、又彼は病院に運ばれるのだった。
その後、町の喫茶店に集合したレオン、リン、ガードマン達。
退魔法を教えてくれとロウが頼むと、レオンはチョコとラップを使うと言う。さらに、まぶたの上に特殊な薬品を塗ると霊が見えるようになるといい、ガードマン達全員に塗る。
それは、アイシャドーを縫った無気味なおかまのようになる。
しかも、別に周囲を見渡しても、霊らしきものの姿は見えない。
外に出たガードマン達は、赤い服を着た女が怪しいのではないかと目をつける。
一方、一人支払いを頼まれて店に残ったリンは、飯を食っていた一人の中年男が近付いて来るのが見える。
ただのおじさんかと思っていたら、そのおじさんは霊だった事が分かる。
レオンがまぶたに塗った薬は効くのだ。
その頃、赤い服の女を尾行していたガードマン達は、その女が霊なのかどうか、確認しようと接近し、女に痴漢ではないかと怖がられて、警察が駆け付けて来る。
その後、ビルの屋上に集まったリンやガードマン達に、レオンは「飛行帽」なる、翼が付いた不思議なヘルメット状の物を見せる。
リンは、すっかりレオンを信じきってしまっていたので、それをかぶって気流に乗れば飛べそうと喜ぶ。
しかし、他のガードマン達は、もうレオンを全く信用しなくなっており、これ以上、変な事をされないように、包丁を取り出して身を防ごうとする。
それを見たレオンは、自分は不死身だから、刺してみろと胸を差し出す。
そうなると、誰も本気で刺そうとするガードマンはいるはずもなく、レオンは、目の前の一人の頬を叩いて「やれよ!」と挑発する。
結局、ガードマンは、飛行帽を屋上から捨てる事を選択する。
しかし、次の瞬間、リンはレオンの腹を包丁で刺していた。
レオンはその場に倒れる。
ビルの下では、あのマンションで、傷だらけになった男の頭に、落ちて来た飛行帽が刺さっていた。
レオンを運ぶためやって来た救急車を見つけたその男は、それを追おうとして道路に出たところで車に跳ねられてしまう。
ガードマン達は、又いつものようにマンションでの見回りをはじめていた。
広東語がしゃべれない二人のガードマンの内、一人はエレベーターの前で一枚の写真を拾う。
それは写った人間の姿が消えかけている無気味なものだった。
そこに突然、扇風機が襲って来る。
もう一人のガードマンの方は、エレベーターの中で血痕を発見していた。
保安室で休憩していたガードマンは、オーブンにピザを入れ、スイッチを入れた後トイレに行っていたが、戻って来ると、部屋の温度が異常に上がりはじめていた。
部屋に置いてあったバナナは沸騰するし、オーブンの中のピザも沸騰していた。
そんな事とは知らず、リンはロウを訪ねて、保安室にやって来る。
声をかけても誰もいないようだったので、一旦帰りかけるが、保安室のドアが開く。
その頃、恐怖にかられたガードマンが、ロウに事情を説明していたが、広東語ではないので通じない。
リンが保安室の中に入ると、霊に憑かれていたガードマンが襲い掛かって来る。
その途端、リンの身体は膨張しはじめるが、そこへ又してもレオンが登場し、オーブンのコンセントを抜く。
ロウ達、他のガードマン達も保安室に帰って来る。
レオンに包丁で刺した傷は?と聞くと、ちょうど斬った所が盲腸の位置だったので助かったのだと言う。
しかも、出っ歯だった歯は、アイロンで平にしたとも言う。
部屋に倒れていたガードマンを調べたレオンは、二人とも恐怖で死んだのだと説明する。
リンは、デタラメを言うなと怒る。
しかし、レオンは、今日深夜0時に幽霊が出ると言うので、リンは暴れ出す。
ガードマン達も一ケ所に固まり、恐怖に取り付かれて行く。
外に出ようとしたガードマンは、廊下に立っているレイ夫婦の姿を見て、その姿がすぐに消えたので恐くなり、又部屋に戻る。
リンがトイレに入ろうとすると、ロウの方が先に入ってしまう。
すると、便器の中から手が出て来るが、ロウは、幻覚に違いないから、克服してやると我慢する。
突然、保安室の電話が鳴り、ガードマンの一人が受話器を取ると、「私は殺された」という声が響いて来るが、受話器を取ったガードマンは、広東語が分からないのでチンプンカンプン。
離婚されたガードマンは、洗面所に顔を洗いに行くが、蛇口から出て来たのは血だった。
しかし、彼も又、幻覚だから気にしないと言いながら、血で顔を洗う。
部屋に戻ると、皆、恐さをごまかすためにレオンの動きに合わせて踊り狂っていた。
顔が血まみれ状態のガードマンは、何ごともなかったかのように、その踊りを見ながら手拍子を打ち始める。
ただ一人、リンだけがめちゃくちゃなリズムで踊っていたので、レオンはおれのリズムに合わせろと怒るが、リンは人に合わせるなんて嫌と拒絶する。
レオンは、突然、リンの首に斧を突き刺す。
そこにレイ夫婦の幽霊が出現。
それを見たレオンは泡を吹いて倒れるが、すぐに起きて逃げ出す。
そこに、自分は平気だと言いながらリンが斧を持ってやって来る。
しかし、ガードマン達は、そのリンを怪しむ。
ガードマンの一人が、レオンの鉢植えを持って来る。
レオンがリンに斧を返せと言うと、リンは斧で刺そうとして、レオンの服の中に入っていたネズミ捕りに手を挟まれてしまう。
レオンは、急にエレキギターを鳴らしはじめる。
鉢植えをレオンが手にすると、レイは逃げる。
SMの格好をした女が、ロウと離婚ガードマンを追い掛ける。
逃げていたロウは、後から逃げて来た離婚ガードマンに捕まってしまうが、なぜか、追って来たSM女はその場から帰ってしまう。
レオンは、廊下にラップを広げて張り出す。
そして、トランクの中から、チョコレートを出す。
レオンが持った鉢植えの花は、霊がいる方向に動く。
その方向めがけ、レオンはパチンコで、チョコレートを撃つと、霊は逃げて廊下に張ったラップに引っ掛かってしまう。
そこに、ガードマン達がロウを連れて来る。
ロンの父親の方の霊が取り付いたリンが、チェーンソーを持って迫って来る。
リンは、駆け付けて来た警官の足や手を切断する。
それを見たロウは逃げ出す。
消防ホース入れに隠れていたロウが、そっと廊下に出て来る。
そこに、以前、傷だらけにされた男が戻って来る。
見ると、ロウが、リンに斬られているではないか。
レオンたちは、マンションの屋上へ逃げる。
ドアの外には、チェーンソーを持ったリンが迫っている。
皆、屋上に竹で作られていた建設用の足場を登って逃げる。
ドアから屋上に現れたリンは、足場の竹を下から斬りはじめる。
レオンは、迫って来た男を避けるために、急にバナナを食べはじめると、その皮を迫って来たリンの足下に投げる。
すると、コントのように、それを踏んだリンは滑て外に落ちる。
屋上に立っていた巨大な電飾看板が壊れかけているのを発見したレオンは、それを崩してチェーンソー男を下敷きにしてしまおうと計画するが、竹を斬る道具がない。
霊に憑かれているため不死身のリンは、又、ドアの向こうに現れ、ドアを切断しはじめる。
レオンは、いきなり竹に噛み付くと、歯で切断しようと焦る。
リンがドアを破り、屋上に姿を現す。
レオンは、落ちていた新聞紙で飛行帽を折ると、みんなに飛べと叫ぶ。
すると、レオンがかぶった紙飛行帽が光りはじめたので、皆手を繋ぐ。
紙飛行帽のプロペラが回りはじめる。
追って来たリンに足を掴まれたレオンは、手榴弾をリンの口に押し込むと蹴飛ばす。
皆思いきって、屋上から空中に飛び出すと、空を飛んでいるではないか。
地上に降りたレオンに、又、リンがチェーンソーで襲って来る。
レオンは、もう逃げる事もなく、おれの頭を斬れと言う。
リンは泣きながら、レオンに斬り掛かる。
精神病院に入ったガードマン達。
皆、霊が見える薬をまぶたに塗っている。
離婚男が、飛行帽をかぶって、窓から脱出しようとするが、それをロウが押して墜落させる。
リンは花を持って、一人でベンチに腰掛けていた。
そこにやって来たレオンは「ごめん、遅くなった」と謝る。
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チャウ・シンチー主演のコメディ・ホラー。
霊と戦う主人公が精神病院に入っていると言う設定なので、どこまでが現実で、どこまでがギャグで、どこまでが妄想や幻想なのか、にわかに判断しにくい作りになっており、それが独特のシュールな印象になっている。
最初の内は、その訳の分からなさに混乱するが、だんだんその世界観に慣れて来ると、病み付きになって行く感じがある。
下ネタやドタバタも相変わらずだが、恐怖心を取り除く訓練として、ダイナマイトを使った繰り返しギャグや、怪我をしているのに、介抱されるどころか、逆にどんどん傷をつけられて行く男や、死にたがっているのに、なかなか死なせてもらえない母親などの残酷シーンは、ブラックでかなりおかしい。
見ていると、いろいろな映画パロディが含まれているようなので、それを発見して行く楽しさもあるようだ。
