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ロッキー・ザ・ファイナル

2007年、シルベスター・スタローン原作+脚本+監督作品。

この作品は新作ですが、最後まで詳細にストーリーを書いていますので、御注意下さい。コメントはページ下です。

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ヘビー級の試合、連続KOを33回も続けている現役最高のチャンピオン、「瞬殺」ディクソン(アントニオ・ターヴァー)が、またあっけなく対戦相手を倒してしまい、場内はブーイングの嵐。

ディクソンがあまりにも強過ぎて、試合が面白くないと言う抗議だった。

アナウンス席でも、凋落一方のヘビー級ボクシング人気復興の為にも、勇敢なファイターの登場が待たれると、放送を結んで終わる。

ある朝5時、成長した亀を二匹飼っている部屋で目覚めたロッキー(シルベスター・スタローン)は、外に出て軽く鉄棒で懸垂をすると、その足で墓地に眠る妻エイドリアンの元に向い、しばし、その前に椅子を置いて腰掛け、静かな時間を過ごす。

それが、最近の日課になっていた。

そこにやって来た義兄ポーリー(バート・ヤング)に、時の経つのは早いとロッキーが呟くと、そうでもないと、ポーリーが答える。

今日は、エイドリアンの命日だったのだ。

ロッキーは、会社勤めを始めた息子ロバート(ミーロ・ヴェンティミグリア)に会いに行くが、ちょうど、会社のビルの入口で、遅刻を上司にとがめられている所にぶつかる。

そんなロバートに声をかけたロッキーは、今日は、母さんの命日だから、店に来ないかと誘うが、男友達と約束があるので、行けたら行くと気のない返事。

そこへ又現れた上司トミルソンは、有名なロッキーと会えて嬉しい、一緒に記念写真を撮ってもらえるかとお愛想を言い、ロバートにケイタイのシャッターを切らせた後、早く職場に向えと、ロバートに目で合図するのだった。

ロッキーは、気まずそうにエスカレーターに乗り込む息子の姿を何も言わずに見送るだけだった。

その後、市場で材料を仕入れたロッキーは、引退後始めたイタリア料理店「エイドリアンのレストラン」に向う。

受付の女性が、身重なのを気づかいながら、地下の調理場で働いていた料理人のホセに声をかける。

夜、客席を周りながら、ロッキーは、アポロ戦などの想い出話をサービスとして聞かせるのだった。

その頃、チャンピオン、ディクソンは、車の中に取り付けられたテレビで、自分の試合を見直していた。

ロッキーは、受付係から、今、息子さんから来れないと電話があったと聞かされる。

その夜、ポーリーを同行して、ロッキーは、エイドリアンとの想い出の場所を歩いていた。

彼女が働いていた鳥屋の前では、彼女と始めて出会った時の事を思い出していたが、その店は、今や、熱帯魚屋に変っていた。

ロッキーの姿を描いた看板も壊れていた。

一方、ロッキーの追憶散歩に付き合っているポーリーの方は、あまり楽しくなさそうだった。

ロッキーが甘い気分に浸るその場所も、列車の音がうるさいだけのダウンタウンにすぎなかったからだ。

その後、エイドリアンとデートで滑ったスケートリンクへ向うが、その場所ももう閉鎖され、寂れていた。

ロッキーは、エイドリアンはあそこに立っていたと追憶するが、ポーリーは、そんな辛気くさい話はうんざりだと言い出す。

過去に生きるな、過去なんてゴミだとポーリーが忠告すると、ロッキーは、俺には宝だと反論する。

ポーリーは、俺は酷い兄だった。もう過去は忘れたいと言い放つ。

その後、一人になったロッキーが、やはり、昔良く来ていたバーに立ち寄ると、ロッキーの顔を知っているらしきそこ女店員が、奥さんが亡くなった事の悔やみを言う。

女性のガンだったと打ち明けたロッキーだったが、相手が、以前自分はあなたに会った事があり、その時、子供だった自分を叱ってくれたと言い出したので、ちょっと驚いてしまう。

リトル・マリー(ジェラルディン・ヒューズ)と言うその女店員の事など、ロッキーは全く覚えていなかったからだ。

そんな会話を二人が交わしていると、隅で飲んでいた不良らしき少女アンジーが、ロッキーにおごってくれと絡んで来る。

昔、有名人だった彼をからかっているのだ。

しかし、ロッキーは相手にせず、マリーは、ちょうど仕事を上がる時間になる。

店を出て、5ブロック先の家まで帰ると言うマリーを、自分の車で送ろうと誘ったロッキーだったが、また、例の不良達が、ロッキーをバカにする言葉を店の入口からかけて来たので、一旦、無視して、車に乗り込んだロッキーだったが、彼本来の正義感が再燃し、マリ−が止めるのも聞かず、車を降り、不良達の元へ行くと、しっかり説教して、彼らを黙らせるのだった。

その後、マリ−の自宅前まで乗り付けたロッキーは、近くで話し込んでいる若者二人を観て、その一人がマリ−の息子ステップス(ジェームズ・フランシス・ケリー三世)だと教えられると、てっきり白人の方をそうだと思い込むが、実は、ジャマイカの血を受け継いだ青年の方がそうなのだと聞き、又、ちょっと驚いてしまう。

帰り際、そんな二人に、一度自分の店に来てくれと、名刺を自宅前のステップ(階段)に置いて、ロッキーは帰る事にする。

その頃、「瞬殺」ディクソンは、トレーナーから、お前は一度、本当に強い敵から打ちのめされる事が必要だとアドバイスを受けていた。

レストランに戻ったロッキーは、常連客の一人で、昔、ロッキーと戦って負けた事のあるスパイダーが、地下の調理場で皿洗いしていると聞いて驚く。

客がそんな真似をするのは止めてくれと注意しに行くが、スパイダーは、冗談のつもりなのか、まぐれで俺に勝ったくせに…と、昔の事を蒸し返して来る。

呆れたので、相手にせず、又一階の客席に戻ったロッキーは、マリーとステップ母子が入口に来ているのを発見し喜ぶのだった。

その頃、外にいた「瞬殺」ディクソンは、ジムの仲間から、テレビでコケにされていると呼び込まれていた。

テレビで始まった「コンピュターシミュレーション試合」と言う番組の事だった。

その番組は、歴代のチャンピオン同士が戦ったとしたら、誰が一番強いのかと言うデータをスポーツライターたちからのアンケートで集め、それを元に、CG画像で「もし、両雄戦わば」と言うシュミレーション画像を作ってみせると言うものだった。

その俎上に上がった二人のチャンピオンとは、現役の「瞬殺」ディクソンと、とっくに引退したロッキー・ばルボアはどちらが強いかと言うもので、ライターたちの予想では、ロッキー有利の意見が多いのだ。

同じ頃、男友達達と、スポーツバーで飲んでいたロバートも、その番組を何気なく観ていた。

友人たちは、あのロッキーの息子がここにいると、冗談で指差していた。

CGシミュレーションが始まり、ロッキーの右フックで「瞬殺」ディクソンが倒れるシーンが再現される。

そんな事は知らないロッキーは、マリーとステップを、又自宅まで車で送ってやり、切れていたマリーの家の玄関の灯を直して帰って行く。

数日後、ロッキーは、ステップを連れて、捕まった犬の保護施設を訪れていた。

二人で犬を買おうと、ロッキーが無理に誘って来たのだ。

ステップは、そんなロッキーの一方的な誘いに呆れながら付いて来たのだが、犬を選べと言うので、適当な犬を指差すと、ロッキーは、明らかにくたびれたさ冴えない犬はどうかと言い出す。

どうやら、その犬を買う事に決めたらしいロッキーが、名前はお前が決めろと言うので、皮肉も込めて、冗談半分で「パンチー(パンチドランカー)」と答えると、ロッキーは怒るどころか、それにしようと即決してしまう。

ステップはその後、レストランに飾ってあるロッキーの勝利品の数々を興味深げに観ていたが、そこに、ポーリーがやって来て、ロッキーに今やっているテレビを観ろと勧めながら、見慣れぬステップを不良と思い込み、あいつに金を盗まれるなと注意するのだった。

接客中だったので、ポーリーの相手をするのは、正直、気が進まなそうだったロッキーだが、勧められるがまま、テレビのスポーツショーに目をやると、そこで、自分が「瞬殺」ディクソンを倒しているCG画面が流れる。

その夜、ロバートのアパートの前で、帰宅を待ち受けていたロッキーは、又、ボクシングを始めようと思うので、家族として協力して欲しいと相談するが、ロバートは、そんなのは独りよがりのエゴに過ぎないと拒否する。

精肉工場でのんびり油絵を描いていたポーリーも、ピークを過ぎたロッキーから聞かされたそのカンバック話に面くらい、タイトル戦なんてもう無理だと相手にしようともしない。

しかし、ロッキーは、エイドリアンを失って以来、激しい思いを押さえ付ける事が出来ない。

時間があったら練習を観に来てくれと告げて、去って行くのだった。

ペンシルベニア体育協会に、プロライセンスの再発行を願い出たロッキーだったが、健康面の審査では良好と言う結果が出たが、審査員たちの良心的見地から、審議を却下したとの報告を聞かされる。

その知らせを聞き、がっかりして帰りかけたロッキーだったが、自ら挑戦しようと言う者の邪魔をしないでくれと、夢を追い求める権利を、僅かな時間しか残されていない者から奪わないでくれと、審査員たちに必死に説得する。

そのアピールが功をそうしたのか、ロッキーは再び、プロに復帰できる事になり、それを報じるニュースをロバートも観ていた。

一方、その知らせを受けた「瞬殺」ディクソンは、CGシミュレーションでコケにされた事もあり、あんな老い耄れなんか、両手を縛っていても勝てるとバカにするが、マネージャーは、ロッキーとの試合だったら、客が入り、2000万ドルは入ると計算しはじめる。

もう、カス相手の試合は客達から飽きられた、その点、ロッキーとの戦いなら「受ける」と言うのである。

相手に花を持たせれば、ジャクソンの好感度もアップするし、ファンも金も倍増すると、周囲はチャンピオン相手に説得しはじめる。

その頃、パンチーを連れて、散歩かたがらマリーの家を訪れたロッキーは、近くレストランの案内係が産休に入るので代わりに働いてくれないかと持ちかけるが、マリーは固辞する。

それでもロッキーの、悩みと付き合うより俺と付き合えと説得を受けたポーリーは、その気持ちを理解し、了承するのだった。

マリーが、ロッキーのレストランの案内係を始めて間もなく、ポーリーが描きかけの絵と肉を持って来てやって来たので、初対面のポーリーは仕入業者と間違え追い払おうとする。

ロッキーが来て、ポーリーの事をマリーに紹介するが、そのポーリー、会社を首になったのだと言う。

持って来た肉は、その退職金代わりにもらったのだと言う。

さすがに気落ちした様子のポーリーは、店の奥に入ると、心配して付いて来たロッキーに、お前ならやれるがきついぞと、ボクシング復帰を支援する気持ちを示すのだった。

そのロッキーに客が話があるとの声がかかったので、テーブルに向うと、そこで待っていたのは、ディクソンのマネージャーだった。

マネージャーが切り出したのは、ロッキー復活記念として、ディクソンとのエキシビジョンを行いたいと言う話だった。

ロッキーは、その話に戸惑いながら、自分は地元での小さな試合を考えているのだがと伝えると、収益の一部は寄付に廻したいので、ラスベガスで試合をして欲しいとマネージャーは言って来る。

思わぬ話に、その夜、車でマリーを自宅に送りながら、イザとなったら自信がなくなって来たとロッキーは洩らすのだった。

そう打ち明けられたマリーは、人は皆、情熱を持っていても、燃やせる人はいない。

その点、あなたはチャンスがある、世間がどう思うかと言うより、自分が信じる事をやるべきではないかとアドバイスする。

いよいよ、ペンシルベニア会議センターで調印式が行われるが、何となく、自分に冷たいマスコミの雰囲気を感じたディクソンは、こんな奴すぐに倒せるとロッキーの後ろに立つ。

その夜、レストランにやって来たロバートは、ロッキーを外に呼出すと、本気なのか?頼むから、試合をしないでくれ。自分は昔から、あんなたの息子であると言う事で苦しめられて来たんだから、もう止めてくれと説得しはじめるが、それを聞いていたロッキーは、お前はどこか変ってしまった。自分のふがいなさを、俺の影に霞むせいにしていると反論する。

人生程強いパンチはない。でも、それに耐えて前に進むしかない。

人のせいにするな、それは卑怯ものの考える事だ。

自分を信じなければ人生ではない。たまには、母さんの墓参りでもしろと叱りつけるのだった。

翌朝、いつものように、エイドリアンの墓の前で座っていたロッキーの前に、ロバートがやって来て、会社を辞めたと言う。

どうするつもりだと問うロッキーに、父さんといる。久しぶりに試合を観たいよと言うロバートは、父親と抱き締められるのだった。

ロッキーのトレーナーは、もう全盛期のスピードもないお前にはスパークリングはダメだと分析し、重いパンチで行くしかないとアドバイスする。

一発食らう度に、列車とキスしたようなパンチだと。

ロッキーのテーマ曲が流れ、ロッキーの過酷な練習の日々が始まる。

パンチーを連れて走りながら、フィラデルフィア美術館の大階段を駆け上がったロッキーは、昔のように、片手を差し伸べ、ガッツポーズを決めるのだった。

ラスベガスの試合前日、ディクソンのマネージャーは、思惑通り、掛け金がたんまり入った事を喜んでいた。

取材が終わった後、ロバートと共にその場を去ろうとしたロッキーに近づいて来たディクソンは、明日、お前のメンツは守ってやるから心配するな。ただし、俺を怪我させるような事をしたらKOしてやると小声で囁きかけ来る。

それを聞き流しながらロッキーは、ディクソンに怖くないのかと聞く。人間、怖い時こそ、強気になるものだと言い残し、立ち去るのだった。

その夜、一人でホテルにいたロッキーを訪ねて来たのはマリーだった。

エイドリアンの遺影を持って来たのだった。

そして、自分への処遇を感謝していると伝えながら、彼女はロッキーに、明日、人間、心は年を取らない事を証明して欲しいと言い残して、キスして帰って行く。

翌日、ラスベガスの試合場は超満員だった。

二度のタイトル防衛を果たした伝説のチャンピオン、ロッキーと、現役最強のチャンピオンとの試合を実況するアナウンサーも興奮している。

控え室でのロッキーは、スパイダ−が読み上げる聖書の文句を静かに聞いていた。

ポーリーは、内に秘めた思いを全部出して、完全燃焼しろとアドバイスする。

リングに向うロッキーが選んだ曲は、およそ、戦いの前のムードにはそぐわない、のんびりしたものだった。

その後、33戦33勝30KOのチョンピオン、「瞬殺」ディクソンが入場して来ると、リング下で観戦していたマイク・タイソンが挑発して来る。

レフリーは、ジョー・コルテス。

もちろん、マリーも会場に応援に駆け付けていた。

ゴングが鳴り、1ラウンドが始まる。

ディクソンは、ジャブの連打で、ロッキーをサンドバッグ状態にする。

一方、ロッキーの方は、大きく打ち込むが空振り状態。

一見、実力の差は明らかなようだったが、コーナーに戻って来たディクソンは、ロッキーのパンチが予想外に重い事をセコンドに打ち明ける。

2ラウンド目、ロッキーは、早くもダウンを奪われてしまう。

マリーの「立って!」の声が届いたのか、立ち上がったロッキーは、猛然と反撃を開始する。

その際、ディクソンは片手を傷める。

その後、両者は、ものすごい打ち合いとなり、場内は騒然。

コーナーに戻って来た父親に、ロバートは、もうあんたは笑い者じゃないと励ます。

ロッキーは、過去の歴戦をダブらせながら、戦いを続けて行く。

いよいよ最終10ラウンド、ポーリーは、人生最後のラウンドだと、ロッキーに檄を飛ばす。

ロッキーに近づき、「爺さん」と挑発して来たディクソンに向い、お前もそうなると言い返すロッキー。

場内は、「ロッキー!ロッキー!」の声が重なる。

最後の最後まで、両者一歩も譲らず、撃ち合ったまま、最後のゴングが鳴り、コーナーに戻って来たロッキーに、「父さん、最高だ」と絶賛するロバート。

そのロバートに、「帰ろう」と言い、リングを降りるロッキー。

ディクソンの方は、良い経験をしたな。あれが本物だと、トレーナーから声をかけられていた。

その背後では、判定結果の発表が行われていた。

95:94 ディクソン

95:94 バルボア

そして、最後の一人の採点は…、95:94 ディクソンであった。

しかし、リング上で呆然とするディクソンの姿に対し、ロッキーは、場内から自分に対して巻き起こっている声援に、笑顔で手を上げて答えた後、場内を後にするのだった。

数日後、又、いつものように、エイドリアンの墓にやって来たロッキーは、墓にキスをすると、バラの花束を置いて立ち去って行く。

 

▼▼▼▼▼個人的なコメントはここから下です。▼▼▼▼▼

「ロッキー」の6作目で最終作。

前作「ロッキー5」が最後かと思われたが、スタローン自身、その前作の出来も興行的な結果も、共に納得がいっていなかったのだろう。

やはり「ロッキー」の原点は、1作目にありと悟ったのか、本作は1作目へのオマージュ色でまとめられている。

確かに、1作目をリアルタイムで観た自分としては、エイドリアンとの出会いをなぞる形になっている冒頭30分くらいは、訳もなく涙が溢れて来る。

最初の「ロッキー」(1976)が、「ボクシングサクセスストーリー」と言うよりも、「貧しく、夢も希望も何もない若い男女のつましい愛情物語」だった事を思い出させてくれるからだ。

かぐや姫のヒット曲「神田川」(映画化は1974)とか「赤ちょうちん」(映画化は1974)みたいな世界に近い。

そういう70年代半ば頃の青春像を思い出させるので、ああ、そうだったな〜…と言う「時代への郷愁」が、グワッと涙となって出て来るのである。

勢い、試合までのドラマ展開は70年代っぽく地味そのもの(しかし、退屈と言う事はない)で、試合自体は、意外とあっけなく描かれている点も1作目通りの展開。

この辺りが、「ロッキー」の本質が1作目にあると感じている観客と、そうではなく、スーパーヒーローものっぽくなった80年代の作品などから入った人とでは、感じ方にも差が出て来ると思う。

作品の出来としては、まずまず…と言った所ではないだろうか。

デジタルで、チャカチャカ色調変化させたりしている小手先のテクニックに、今風と言うか、安っぽさを感じないでもないし、スタローンの肉体も、鍛えていると言うより、マッチョの着ぐるみを着ているように見える(やはり、腰回りの太さは年齢的な限界があると思う)のも気にならないではないが、個人的は「5」よりは楽しめた。

100分程度と言う時間の短さも、適切だったと思う。