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ガンヘッド

1989年、東宝=サンライズ、 ジェームズ・バノン脚本、原田眞人脚本+監督作品。

▼▼▼▼▼最初にストーリーを書いていますので、ご注意ください!▼▼▼▼▼

2030年代、テキスメキシウムという鉱石が発見され、コンピューターが知能を持ち始めた時代、プラスチックやコンピューターチップなどが金以上の価値を持つようになったため、それらを狙うトレジャー・ハンターも横行していました。

サイボテック社が南海の孤島に建設したスーパーコンピューター「カイロン5」は、人類に対し宣戦布告をし、人類は「ガンヘッド部隊」で応戦しますが、戦いに敗れ13年が過ぎます。
今では誰一人近付かなくなったその島に、トレジャー・ハンターの乗る飛行機メリー・アンが接近します。

バンチョ−(ミッキー・カーチス)、ボンベイ(「い〜んです!」川平慈英)、ボクサー(斉藤洋介)らが、島の防御システムなどにやられ、次々に死んでいく中、ニム軍曹(ブレンダ・バーキ)という女性兵士と遭遇したブルックリン(高嶋政宏)は、いっしょに墜落した基地の地下で二人の子供に命を助けられます。

何とか島から脱出しようと、独力で階を登ろうとする、ニム&口がきけないレイブン(水島かおり)。

一方、ガンヘッドの残骸を修理し、それに乗って屋上を目指すブルックリン&セブン(原田遊人)。

 

▼▼▼▼▼個人的なコメントはここから下です。▼▼▼▼▼

ハンター仲間のベベと合体したバイオドロイドや、カイロン5を目覚まさせるキーワードが仕掛けられたレイブンの存在など、謎めいたキャラクターが登場するわりには説明不足で、観ていて、意味不明な感じが最後まで付きまといますし、サスペンスも今一つ盛り上がりませんし…。

また、肝心のガンヘッドが姿を現すのが、映画が始まって1時間近く経ってから。
物語後半は、このガンヘッド507とブルックリンとの「心の交流」のようなものが描かれるのですが、二人が過ごす時間が短いため、今一つ説得力がありません。

予算そのものが少ないせいか、物語途中から、ほとんど役者が2〜3人だけしか出てこないのが、やはりドラマとして辛いですね。

せっかく、雨宮慶太さんや開田裕二さんなども参加しているのにもったいない感じ…。

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