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夕陽に赤い俺の顔

1961年、松竹大船、寺山修司脚本、篠田正浩監督作品。

▼▼▼▼▼最初にストーリーを書いていますので、ご注意ください!コメントはページ下です。▼▼▼▼▼

蒲鉾型トンネル風の建設物の中、8人の大人が横並びになった奥に立っている子供(島津雅彦)が、頭にリンゴを置いている。

端から、大人たちが、そのリンゴ目掛けて銃を発射する。

皆命中したかに見えたが、最後に通称センチ(平尾昌章)が撃った途端、子供が倒れる。

皆から小突き回されるセンチ。

しかし、倒れた子供は笑っている。冗談だったのだ。

タイトル。

墓で十字架を打ち込む画面が、杭を打ち込む画面に変わり、ビルの工事現場に。

水田建設株式会社ビル。

専務の水田(菅井一郎)に面会人があると女性社員が部屋に入って来る。

名前を言えば、必ず会ってくれるはずと行っていると言うので、その名を訪ねると、「オオカミさん」と言う。

早速通した相手は、例の事件のマネージメントをやっている大上(神山繁)と名乗る。

念のため、二人で決めていた合い言葉を言わせてみると、「三匹の子豚」「曇りのち晴れ」ときちんと答える。

考えた本人が言っているのだから間違える訳がないと、大上はにこやか。

水田は、金は幾らでも出すので、腕の良い殺し屋を紹介して欲しいと言う。

それを聞いた大上は、自分は殺し屋紳士録を持っていると言いながら、下町殺し屋クラブを勧める。

その下町殺し屋クラブのメンバーが集まる中、通称ドクター(水島弘)が暗い顔をしているので、通称フットボール(渡辺文雄)が訳を尋ねると、昨日入院した盲腸の患者の容態が思わしくなく、助からないかも知れないと言う。

一方で、人を殺す殺し屋、もう片方で、人の命を助ける医者と言う二つの顔を持つのは因果だと嘆くと、着流し姿の越後一家(三井弘次)が、正義は勝ち、邪は滅びるなどと、古臭い事を言い出す。

大学出のフットボールが、これからは殺し屋も株式会社にするとか近代化しないとと言うと、それに顔をしかめた伍長(内田良平)が、昔、ガダルカナル戦線で使っていた照準をドクターに向けたので、フットボールも同じく拳銃を取り出し同時に発砲、ドクターの帽子は跳ね飛ばされ、そこには二つの穴が開いていた。

さらに、その場にはヤギを連れた紅一点の少女、北海道からやって来たナギサ(炎加代子)、そして、ジャズを聞くと身体が痺れると言う、まだあどけなさが残る青年センチ、そして、黒い帽子を被った強面、通称香港(諸角啓二郎)、そして、優しい雰囲気の通称詩人(小坂一也)が揃っていた。

そこにやって来た大上が、新しい仕事の話を持ち出す。

一番腕の立つ奴に頼みたいと言われたメンバーたちは、我こそはと名乗りをあげる。

越後一家などは、40年の経歴を自慢する。

その頃、とある街角にある射的場は、店番の青年石田晴彦(川津祐介)目当てなのか、毎日来ている踊子のユミ(柏木優子)が、今度、私の踊りを観に来てくれと甘えていた。

射撃を教えてと言われた石田は、自分は鉄砲の撃ち方すら知らないと逃げ腰。

彼女が帰った後、店の主人が、夕べ無断で外出していた石田を叱りつける。

一方、下町殺し屋クラブでは、どうやって一人を決めるかの相談がまだ続いていた。

フットボールは、コンクールをすれば良いと提案するが、死人がたくさん出て、すぐに警察が介入してくると却下。センチは、人を笑わせる勝負をしてみたら?などと冗談なのか本気なのか分からないアイデアを出す。

詩人は、サーカスのナイフ投げのように、水着の女を立たせて、その身体の廻りを銃弾で撃ち抜いて行き…、などとあらぬ妄想に耽っている。

やがて、なぎさが名案を思い付き、フットボールに耳打ちをする。

それを実行する為に、皆は車に乗って競馬場へ。

その頃、人気のない土手に空から猟銃で撃たれた雀が一羽落ちて来る。

それを拾ったのは、美しい女性有坂茉那(岩下志麻)。

そこへ猟銃を撃った石田が駆け付けて来たので、彼女は雀を渡してやる。

その後、おもちゃの光線銃片手にやって来た子供は、石田の銃の腕前が確かなのを知って、太陽を撃ってくれとせがむが、さすがにそれは石田にも無理と断わると、じゃあ、あれ撃ってと子供が指差したのは、近くにある競馬場の看板。

その子が言っているのは、走っているレース中の騎手の帽子を撃てと言う事らしい。

仕方なく、その子を連れて、競馬場の近くにやって来た石田は、子供が指定した赤い帽子を被った騎手を狙う。

その頃、その競馬場の各所には、下町殺し屋クラブの面々が、各々、一番に入った騎手の帽子を撃ち飛ばす競争をやっている最中で、拳銃を構えていたのだが、一着の騎手が被った赤い帽子を跳ね飛ばしたのは、子供連れの見知らぬ青年だと言う事が分かり、大上は、すぐさま彼の元へ走って行く。

他のメンバーは感心しきり、何故なら、赤い帽子の騎手が一着になったのは大穴で、それ以外の騎手の帽子を撃ったら失格と言う条件だった彼らは、容易に引き金を引けなかったのである。

そんな事情は知らず、子供の言うがまま撃っただけの石田は、突然、大上らに話し掛けられ、仕事を依頼されたのだから訳が分からない。

踊子ユミが自宅アパートでシャワーを浴びていると、パトロンで業界紙の所長左井(西村晃)がやって来る。

彼は、ユミに殺し屋を探させていたのだが、彼女が目を付けた射的場の青年がものになりそうもないので催促に来たのだ。

左井は、水田建設が、契約をした後もアパートを建てず、それを苦に自殺したサラリーマンが五万といる事を知っており、それを恐喝のネタにして、水田建設を強請ろうとしていたのだった。

水田建設側も後ろ暗いので、脅すか金を渡すしかない事を見抜いている様子。

ユミ自身も殺し屋を副業にしているので、自分だけでも十分なのにと、抱きついて来た左井に甘える。

その頃、センチは、独りこれまで殺して来た被害者たちを写したアルバムを観ていた。

何を観ているのかと、ヤギを連れたナギサが近づいて来ると、センチはあと一人で百人殺す事になると言う。

でも、ジャズがなかったらもっとたくさん殺せているはずだとセンチが奇妙な事を言うので、訳を尋ねると、仕事中にジャズが聞こえて来ると、俺のからだが痺れて来るのだと言う。

ナギサとセンチは、突然川べりで唄い出すのだった。

大上に連れられ、水田建設の水田専務と会う事になった石田は、すっかり、その謙虚さを気に入られ、殺しの依頼をされる。

狙う相手は、強請って来る赤新聞の左井ではなく、その秘書だと言う。

渡された写真を観た石田は吃驚する。何故ならそこに写っていた女性は、先日土手で、雀を渡してくれた美女だったからである。

水田は、左井から恐喝されたせいで、港湾関連の仕事をしていた篠田組が、今では大工やっている実例などを話し、大学行きたいのなら、学費を出し手やるとまで言う。

その頃、中華料理屋に集まってい食事をしていた下町殺し屋グループ、殺し屋も生活を近代化しなければいけない等と話していたフットボールはある筋から入った情報として、石田と言う男は、どこの組織にも属していないらしいと教える。

そこへ、久しぶりに教会でナイフを使っていたので手間取ったと言う香港が、黒手袋を血に染めたまま遅れて合流する。

フットボールの話を聞いた全員は、素人に我々の職場を荒されて良いのかと議論になった事から、やがて、石田を消してしまおうと話は決まり、各自が自分にやらせろと名乗りをあげる。

ユミが踊っているキャバレーにやって来た左井、店内でキッスタイムが始まると、同行していた秘書、有坂茉那の身体に触ろうとするので、水田建設の取材と言われて付いて来た茉那は憤慨して店を飛び出してしまう。

すると、左井のボディガードのレスラー(阿部修)が、彼女の後を追って来て襲いかかる。

そこに偶然通りかかったのが石田で、駆け付けて来ると、大男をのしてしまう。

雀を渡した石田の事を覚えていた茉那だったが、礼を言ってすぐさま去ってしまう。

その石田暗殺を目論み、倉庫群で待ち伏せていた殺し屋グループの面々は、センチに、石田の動きの見張りに立たせるが、そのセンチ、近くでいちゃついていたカップルがかけていたトランジスタラジオから聞こえて来るジャズに夢中になっている内に、近づいて来る石田の監視を忘れてしまう。

やがて、近づいて来た人影を殺し屋たちは一斉に撃つが、倒れた死体を確認しに来ると、それは石田ではなく、大上だった事に気づく。

石田は言えば、倉庫の隅で立ち小便をしていた。

翌日、左井は、秘書の有坂茉那に、夕べの事を詫びると共に、彼女が独自に調べ上げている水田建設の資料を渡してくれと頼んでいたが、水田建設の詐欺行為によって潰された北方不動産の生き残りである彼女は、それをきっぱり断わるのだった。

会社を出た茉那に近寄って来たのは石田だった。

今はプータローんの自分だけど、何かあなたの手伝いをしたいと申込むが、彼も自分の資料を狙っていると感じた茉那は、きっぱりはねつけ去って行く。

その様子を近くから観察していたのが、ヤギを連れたナギサだった。

海岸にやって来たナギサは、連れているヤギの名前はエンドちゃんだと紹介する。

北海道の阿寒出身で19才と自己紹介した彼女は、一目惚れって信じるかと石田に迫り、キスをしてくれとせがむが、石田は、彼女に目をつぶらせて、その間に逃げ出してしまう。

すると、それに気づいたナギサは銃を取り出し、逃げる石田目掛けて発砲するが、倒れた石田にもちろん当ってはいなかった。

その頃、水田に左井から電話があり、その話に乗るから、近く江ノ島の家で誕生会を開く時に来てくれと相談がまとまる。

ユミの部屋から電話をしていた左井は、これで持っている資料が200万で売れそうだと分かったので、関西支社ができると上機嫌だった。

石田の事も気掛かりだったが、それ以上に左井の頭痛の種は、秘書の有坂茉那だったので、ユミに始末するよう命ずる。

その頃、下町殺し屋グループは、♪お〜れは、下町〜、殺し屋だ〜♪と、「船頭小唄」の替え歌を全員で唄を唄っていた。

そんな中、新聞で殺伐とした社会面記事を読んでいたドクターは、こんなに素人が殺しをやるようじゃ、もうお手上げだと嘆いていた。

石田暗殺は自分にやらせてくれと申し出たナギサに、香港も志願するが、フットボールが、ここはレディ・ファーストにしようと発言する。

覆面をした子供達が、ギャングごっこをしている団地にやって来た石田は、その子たちから、有坂茉那の部屋を聞き当てる。

下から声をかけると、茉那が顔を出し、ちょっと嬉しそうに降りて来る。

ブランコに乗った茉那は、自分の父親は水田建設に騙され、工事受注後に中休みをされた上、さらに工事費用を増額要求されたため、自殺してしまったと打ち明ける。

あなたは何者と聞かれた石田は、水田から君の暗殺を頼まれた殺し屋だと名乗る。

水田は、政治家たちだけではなく、左井も買収しているらしいので、こうなったら、新聞社に資料を渡して公表してもらうしかないと言う茉那に、石田は自分も手伝うから頑張れと励まし、今夜、水田の別荘で、殺し屋たちが集まるパーティがあると教えるのだった。

水田の還暦を祝う誕生パーティには、多くの殺し屋たちが集まっていた。

そこにやって来た石田に、さり気なく近づいて来たのがユミ。銃を突き付けている。

その様子を観察していたのがナギサで、ユミの所にやって来ると、私が殺すまでは、この人は大切な客なのだと因縁をつける。

会場内は、沖縄から取り寄せたシャモ同士を戦わせる闘鶏が行われていた。

外に出たユミとナギサは、付いて来たセンチが投げる硬貨を合図に、一斉に銃を撃ち合う。

ユミが撃たれて倒れるのを観たナギサは、パーティは面白くないから帰ろうと、センチを誘って帰る。

そんな中、水田と左井は、資料と金を交換していた。

一方、室内でなかなか決着が付かない闘鶏の様子にいらついた伍長は、自分の銃でシャモを撃ち殺してしまう。

その頃、水田の金庫室に忍び込んでいた石田は、何とか金庫を開けると、資料を盗み出し、外で待っていた茉那と合流していた。

海辺を歩いていたナギサは、殺し屋じゃ、人に惚れる事も出来ないと呟き、一人でズンズン海の中に入って行くので、それを観ていたセンチは慌てて止める。

石田から資料を受取った茉那は、女学校時代パパに海に連れて来てもらった事があり、そのパパの復讐を果たすまでは、何もかもお預けにすると海と約束してと言い出し、彼女に愛情告白をしようとする石田を制するのだった。

金を受取り、車で帰宅しかけた左井は、待っていた香港に車を停められ、その場でガードマンもろとも射殺された上、アクセルを吹かされた車は死体を乗せたまま崖にぶつかり炎上してしまう。

石田は、今夜、この資料を整理しよう、敵は二つ、水田と殺し屋だと、茉那に話していたが、同じ頃、香港から戻って来た金を受取って御満悦だった水田は、金庫を開けて資料がなくなっている事に気づく。

一方、フットボールは、石田を暗殺するちょっとしたアイデアがあると仲間たちに提案していた。

水田は、有坂茉那暗殺を依頼した石田から連絡が遅い事を心配していたが、それを聞いた香港が、あいつは殺し屋ではなく、素人だと教える。

翌日、水田に電話をした石田は、これから新聞社に行くと教える。

下町殺し屋グループは、全員、変装して石田暗殺に出かけるが、道でばったり、昔殺し屋だったが、息子が、キリスト教大学に入学したので、今は辞めて豆腐屋に転業したと言う九紋竜(竹田法一)に出会う。

水田と香港は、会社で石田の到着を待ち受けていた。

正義感の強いあいつは、月光仮面気取りで必ず来るはずと、香港は読んでいたが、その想像通り、石田がやって来たので、ドアに向って発砲した香港は、水田に茉那のアパートへ行くように命ずる。

その有坂茉那のアパートには、郵便屋に変装した詩人がやって来るが、本物の郵便屋と勘違いした女学生(平山芙美子)が、毎日カレシから届くラブレターはないかと近づいて来たので、自分は死亡通知専門だとごまかす。

植木屋に化けた越後一家、牧師に化けた伍長なども団地内を張っていた。

有坂茉那の部屋の前に来た詩人は、書留速達なので印鑑を声をかけ、茉那が部屋を開けると、外で隠れていた男たちがなだれ込んで、彼女を大きな袋に入れて外に連れ出す。

団地にやって来た石田は、茉那の部屋に入るが、そこで待っていたのはセンチ一人、それを殴りつけて外に出ようとした石田は階段で越後一家から匕首を突き付けられるが、それもかわし外に逃げる。

すると、待ち構えていた牧師姿の伍長から狙撃され、右手を打ち抜かれてしまう。

拳銃を落とした石田に近づいて来た詩人だったが、左手に持ち変えた石田から撃たれてしまう。

ちょうど、子供が道路に線路をロウセキで描いている所で、その子供に導かれるように、線路の上を歩いていき、停車場が掛れた場所で倒れる詩人。

郵便屋の自転車の横に置かれた大きな袋から、茉那を助け出した石田だったが、そこに殺し屋全員が乗った自動車が接近して来る。

夢中で、茉那の手を引き、団地横にある蒲鉾型の建築物の方に逃げ込んだ石田だったが、狙撃され、茉那と離れてしまう。

トンネル状の中に逃げ込んだ石田だったが、そこに殺し屋たち全員と水田が勢ぞろいで迫って来る。

そんな中、ドクターだけは、往診の時間だと言い出し、独り帰って行く。

武器も何もない石田の前に、茉那に拳銃を突き付けた香港が笑いながら現れる。

その時、ナギサがその香港を撃ち、銃を石田に投げ与えると、彼の側に駆け寄って来る。

彼女はもう、殺し屋を辞めて、北海道に帰る事にしたのだと言う。

その時、入口の方から、帰ったはずのドクターが、大勢の警官から追われながら戻って来る。

あっという間に、殺し屋たちは警官隊に逮捕され、石田に近づいた刑事に、この人だけは許してくれと訴える茉那の前で、塩田と親しげに石田から呼び掛けられたその刑事は、石田に警察手帳を渡すのだった。

石田は、潜入捜査していた刑事だったのだ。

その後、夕陽の中、石田は有茉那に、今回は二人手を合わせて一つをやっつけたけれど、まだまだあんな外注はたくさんいると話し掛けていた。

そして、これまで何度も訴えかけて来た「一目惚れって信用する?」と言う問いかけを又繰り返すと、茉那は「はじめて見る海みたい」と言いながら、相手のキスを受け入れるのだった。

しかし、その時近づいて来たナギサが、私は一目惚れって信用しない事にした、又、漁師に戻るので、新婚旅行には阿寒に来てねと、二人に言い残すと、ヤギを連れて去って行くのだった。

 

▼▼▼▼▼個人的なコメントはここから下です。▼▼▼▼▼

篠田正浩監督と言えば、大衆にも分かりやすい通俗娯楽映画のようなものは作らない人かと思っていたが、若い頃にはこんな娯楽映画も撮っていたのかと驚かされた一本。

内容としては、殺し屋をパロディ化したブラックコメディものとでも言えば良いのだろうか。

テーマ曲を唄っているデュークエイセズも、サングラス姿で殺し屋パーティの席で唄っているし、平尾昌章や小坂一也など、歌手出身者もいる所から、唄のシーンも多く、一種のミュージカル仕立てにもなっている。

とにかく、寺山修司の脚本が奔放で面白く、ちょっと、松竹のイメージとはかけ離れた、オシャレで粋な作品に仕上がっている。

篠田監督の演出も、スローモーションあり、早送りあり、合成(写真に写った岩下志麻が、動いてウィンクをしたりする)ありと、色々な実験を楽しんでいる感じが伺える。

女優陣としては、つんと気取った岩下志麻よりも、むしろ、踊子を演じる柏木優子の健康的なお色気と、ちょっと影のある少女殺し屋を演じている炎加世子の方が印象に残る。

内田良平や渡辺文雄、三井弘次と言った個性派ぞろいの殺し屋グループに対し、かなり、主役を演じる川津祐介のキャラクターが弱いかな?とも感じるが、全体としては、発想の面白さで最後まで飽きる事なく観る事ができる作品だと思う。

殺し屋パーティの席で、一人の殺し屋が読んでいる雑誌が「ヒッチコック・マガジン」と言うのも、時代を感じさせる。その手の犯罪小説がブームだった時代の産物かも知れない。