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高速戦隊ターボレンジャー

1989年、東映、八手三郎原作、曽田博久脚本、長石多可男監督作品。

▼▼▼▼▼最初にストーリーを書いていますので、ご注意ください!コメントはページ下です。▼▼▼▼▼

遠い昔、地球征服を企む暴魔百族が放ったジャシンボーマが炎を発し暴れ廻っていた。それを封印する為、妖精族の一人が自らの命を掛けたオーラとなって炎にぶつかって行く。

その封じられたジャシンボーマは、地底の奥深くで今も生き続けており、「出せ!ここから出せ!」と叫び続けていた。

その姿を観て甦らせようとしていたのが、ジャシンボーマJrだった。

岩に閉じ込められたジャシンボーマは、この地球を炎でなくしてやると息巻いていた。

そんな事が起きているとは知らない5人のターボレンジャーたちは、都立武蔵野学園高校のマラソン大会に参加していた。

そこへ妖精シーロンが飛んで来て、走っている彼らに、何かが起こりそうだと告げる。

コースを外れた彼らの行動を怪んだ山口先生(高見恭子)が様子を見に来たので、適当にごまかす5人。

その頃暴魔博士レーダたちは、ジャシンボーマを封じている神聖封印らしき巨大石碑を見つけていた。

そこへ出現したターボレンジャーたちは、ウーラー兵たちと戦いを始める。

そんな中、暴魔博士レーダは、石碑を破壊してしまう。

暴魔大帝ラゴーン は、見事だ!レーダ、後一つでジャシンボーマが甦ると誉めたたえる。

彼らは、暴魔城を火の城として地球を焼き付くそうとしていたのだった。

その頃、太宰博士(岡本富士太)は暗号を解読、ジャシンボーマを封じるには、妖精シーロンの命と引き換えにしなければ行けない事を知る。

そんな中、暴魔博士レーダは、海辺で第2の神聖封印を発見していた。

マッハターボで駆け付けたターボレンジャーたちに対し、暗闇暴魔ジンバが眼から光線を発射!

封印は破壊され、恐れていた無敵暴魔獣 ジャシンボーマが復活する。

その頃、太宰博士の家のミニチュアハウスの中にいたシーロンは危機を察知し、博士が電話をしている隙を見て、部屋から飛び出して行く。

その直後、シーロンがいなくなった事に気づいた博士は、慌てて車で追跡、海辺にやって来る。

ターボレンジャーたちは、マッハターボで一旦逃走、しかし、そこには姫暴魔ジャーミンが待ち伏せていた。

かっとび暴魔ズルテンが変身したかっとびズルテン の乗ると、ターボレンジャーたちの後を追うのだった。

ドMのかっとび暴魔ズルテンは、ジャーミンに鞭を入れられるたびに喜び、もっとぶって!とねだるのだった。

そこへレッドが、ターボアタッカーで登場、暗闇暴魔ジンバ の乗ったバギーと砂浜で戦いになる。

アタッカーバルカン!

そこへ暴魔戦闘機が飛来、暴魔城も出現する。

レッドは砂浜を走るが、地獄の炎に焼かれようとする。

それを助けようとした妖精シーロンは、暴魔大帝ラゴーン に阻止されかかるが、それをレッドが助ける。

今は、ターボレンジャーがいるんだ!と叫ぶと、5人のメンバーたちが海岸に勢ぞろい。

ターボレーザー!を発射するが、敵も、ズルパッチン乱れ撃ちや、ボーマの火炎攻撃で襲って来る。

おのれ!5人の力を合わせるんだ!

コンビネーションアタック!

その時、信じられない事が起こる。

ジャシンボーマが傍らにいたジャシンボーマJrを食べてしまったのだ!

次の瞬間、ジャシンボーマは巨大化してしまった。

ターボマシン発進!
ターボGT、ターボジープ、ターボバギー、ターボトラック、ターボワゴンが揃って走って来る。

合体シフト!ターボロボ!

高速剣、ターボクラッシュで、巨大ジャシンボーマは大爆発を起こすのだった。

妖精シーロンは、無事、生きていてくれた。

 

▼▼▼▼▼個人的なコメントはここから下です。▼▼▼▼▼

「高速戦隊ターボレンジャー」の劇場版。

妖精などが登場するファンタジー性と、主役たち高校生の学園生活を描いている所が異色。

見所は、ジャシンボーマの着ぐるみの大きさと、彼が息子であるはずのJrを食べる事によって巨大化すると言うショッキングシーン。

物語の着想そのものはスケールが大きく、ものすごい事になりそうなのだが、後半はパターン通り、海岸での戦いという、極めてスケールの小さなものになってしまうのが御愛嬌。