1987年、東映、八手三郎原作、曽田博久脚本、長石多可男監督作品。
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地底の中にある「涙の海」に住む人魚レライ(池田智子)は、湖から上がると人間の姿に変身する。
彼女は地帝王子イガム(浅見美那)から何時の日か結婚しようと言われ、その魅力の虜になっていたのだ。
レライは、恋するイガムから言われるままに、歌を歌いはじめるが、その歌声と地帝獣ホーンドグラーの泣き声が共鳴して大地震が起きる。
地上では、地震波を分析した結果、その波形が、言葉の波形とそっくりである事が判明する。
イガムは、命のある限りレライを歌わせようとするが、そこへ駆け付けたマスクマンたちが変身し、レッドマスクがレライを救出する。
レッドは、君への愛の言葉もイガムの策略だと説得するが、レライは信用しない。
人間の姿で、地上に長くいすぎたレライは、苦しみはじめる。
「涙の海」に戻らないと死んでしまうのだ。
そこへイガムとアングラー兵たちが出現、イガムは「涙の海」の水を消しさり、レライにもう海へは戻れなくなったと話す。
それを聞き、はじめてイガムに騙されていた事を知ったレライだが、命が惜しくば、歌い続けるんだと脅され、仕方なくレライは、自らの命を削る歌を歌いはじめる。
崖が地震で崩れる。
それを見たレッドは、愛を知ったものを救えるのは愛だと悟り、洞窟の中を捜索しはじめる。
イガムは、そんなレッドを蹴りつけて来る。
そこへマスキードリルが到着。
タケル(海津亮介)は、レライを本当の海に戻そうと、彼女の身体を抱いて地上に出る。
しかし、そこへ戦闘機が飛来し、爆破が起きる中、走り続けるタケル。
何故、私のようなものを?と問いかけるレライに対し、命は貴いんだ!と答えるタケル。
ようやく、海に到着し、その中に戻ったレライは、元の人魚の姿に戻るのだった。
そこへ駆け付けて来た他のメンバーたち。
ホーンドグラーたちも、海岸に現れる。
オーラバスター!
海の中で、タケルの事を気にしてか、潜ろうとしないレライに対し、タケルは「行くんだ!レライ」と叫ぶ。
マスキーブレイド!
ジェットボンバー!
ドグラーは巨大化する。
ターボランジャー発進!
マスキーファイター発進!
合体!ファイブクロス!で、巨大ロボグランドファイブになる。
グレートガン!ジャイロカッター!
光電子ライザー!ファイナルオーラバースト!で、敵を撃破したマスクマンたち。
それを確認したレライは、本当の海に帰って行くのだった…。
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「光戦隊マスクマン」の劇場版。
基本的に、ファンタジーっぽい雰囲気が濃厚な一編である。
ラストは、お馴染みの海辺での戦いだが、人魚と言う設定が海とマッチしていて、なかなか叙情的。
