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超新星フラッシュマン
大逆転!タイタンボーイ!

1987年、東映、八手三郎原作、曽田博久脚本、山田稔監督作品。

▼▼▼▼▼最初にストーリーを書いていますので、ご注意ください!コメントはページ下です。▼▼▼▼▼

フラッシュマンたちは、巨大ロボ、フラッシュキングとスターコンドルで、2体の獣戦士ザ・ズコンダと戦っていた。

スターコンドルビーム!

キングミサイル!キングビーム!

コスモソード!

スターコスモフラッシュ!

この戦いでズコンダを倒したフラッシュキングは、片腕を失ってしまう。

改造帝国メスのラー・デウス(声-石塚運昇)は、暗黒のハンター、サー・カウラー(中田譲治)を新たな部下として迎える。

それと同時に、ラー・デウスの片目は、人間の目になっていた。

古里小学校の子供達が乗ったマイクロバスの通り道に、獣戦士ザ・ジライカが地雷卵を生み、その卵を踏み付けたバスの運転手が吹き飛ばされてしまい、バスが暴走しはじめる。

やがて、がけっぷちに来てようやく停まるが、少しでも動けば、バスはバランスを崩し、下に転落しそうな気配。

フラッシュマンたちは救出に向うが、バスに近づこうとすると爆発の連続で窮地に立たされる。

彼らは、フラッシュスコープで、地面に埋められた地雷卵を発見。

そこに、カウラーとエイリアンハンターたちが出現する。

これは、フラッシュマンたちを誘き寄せる為の罠だったのである。

レッドフラッシュは、戦いを他のメンバーたちに任せ、単身、バスに向って行く。

しかし、そのレッドにカウラーの電磁鞭が唸る。

イエローが駆け寄って来て、こんな時こそフラッシュキングがあれば…と悔やむが、どうしよう茂ない。

その時、突然地震が発生し、崖っぷちで停まっていたバスが落ちそうになる。
何かが、地底の奥深くで動き出したのだ。

その隙に、ジン(垂水藤太)は、何とかマイクロバスに到着、しかし、左手を負傷していた為為、やむなく、乗っていたアキラという少年に、バックギアの操作協力を頼み、何とか、バスを安全な位置までバックさせる事が出来た。

次の瞬間、突然、崖を突き破って、巨大なトレーラーのようなメカが出現、バスに向って来る。

そのメカの正体は、フラッシュマンたちも、カウラーやマグ(声-丸山裕子)も知らないものだった。

子供達を救い出したチャンジマンたちは、暴走の後、崖に激突して停まったトレーラーの中から、カプセルが放り出されたかと思うと、そのカプセルが開き、中から見慣れぬ老人が現れる。

大博士リー・ヶフレン(清水鉱治)は、その老人を知っていたようで、 レー・バラキと呼んだ。

何故か!と叫ぶカウラーに戦いを挑むチェンジマンたち。

プリズムフラッシュ!プリズムシューター!ローリングバルカン!と攻撃を重ね、ジカイカを倒すが、クラーゲンが出現、ジライカを巨大化させる。

そこへ、先ほどの巨大トレーラーが走って来て、巨大ジライカを攻撃しはじめたではないか!
フラッシュタイタンと呼ばれる巨大トレーラーを運転していたのはレー・バラキだった。

フラッシュマンたちも戦いを続けていた。

バラキは、そのフラッシュマンたち戦い振りを観て驚いていた。

やがて、バラキとフラッシュマンたちは、崖下に突き落とさせてしまう。

傷の手当てをしてもらいながら、バラキは、フラッシュマンたちを探して100年待っていたのだと話しはじめる。

改造生命体だった自分は、かつて、フラッシュ星の英雄タイタンと言う男と戦って破れた後、彼の考え方に共鳴した者だと言う。

タイタンは、メスに一人で立ち向かった男だった。

タイタンは、ケフレンに作ってもらったからには、生きる事が美しいと思える星があるはずだと、バラキに教えてくれた。

そのタイタンは、メスの円盤に攻撃を受けて瀕死の重傷を追う。

今際に際のタイタンから、フラッシュタイタンを地球に届けてくれとと託されたバラキは、タイタンの死後、フラッシュタイタンに乗り、地球に到着したから100年の歳月が流れた。

地下深くで眠っていたフラッシュタイタンだったが、センサーが、地球の危機を感じ取り、勝手に動き出したらしい。

フラッシュマンたちは、そのタイタンの継承者としてふさわしい…。

そう話をし終わった直後、バラキはカウラーに襲われる。

フラッシュマンたちは応戦。

ジンはバラキを救出、バラキは無線でフラッシュタイタンを呼ぶのだった。

迷走の末、フラッシュタイタンは、ようやくジンたちの前で停車するが、重傷だったバラキは、そこで息絶える。

ジンは、バラキの行動を賞賛すると共に感謝するのだった。

フラッシュマンたちは、タイタンに搭乗、直ちに発進させる。

タイタンミサイル!フラッシュターン!完成!タイタンボーイ!

ボーイキャノン!ラジアルボンバー!

さらに、操縦システムをチャックしている内に、新しい機能がある事に気づくフラッシュマンたち。

タイタンボーイジャンプでグレートタイタンと合体!

必殺技タイタンノヴァをお見舞いして、見事、巨大ジライカを撃滅するのだった。

 

▼▼▼▼▼個人的なコメントはここから下です。▼▼▼▼▼

「超新星フラッシュマン」の劇場版第二弾だが、内容は、テレビシリーズ15〜18話の再編集版らしい。

正直言って、この作品で印象に残るのは、後半登場するタイタンボーイの異様なかっこわるさ。

この時期の特撮もののロボットは、どれも、箱を組み合わせただけのような不格好なものが多いが、中でも、このタイタンボーイのシルエットのダサさは、その中でも群を抜いている。

一応、グレートタイタンに組み合わせるパーツだと言う事は分かるが、映画として観ていて、クライマックスにこれが出てきたんじゃ、何じゃこりゃ…と言う感じである。

ストーリーも、この新メカとカウラーら新キャラを登場させる、はっきり言ってしまえば、玩具の宣伝用に作った感じ。

テレビシリーズの中のエピソードとしては成立していたのかも知れないが、テレビを知らない観客が、一本の映画として観るには、かなり厳しいものがある。

ま、戦隊ものの常として、勢いだけで何となく最後まで観てしまうが…。