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やぶにらみニッポン

1963年、東宝、週刊新潮連載「東京情報」原作、奥山長春脚本、鈴木英夫監督作品。

▼▼▼▼▼最初にストーリーを書いていますので、ご注意ください!コメントはページ下です。▼▼▼▼▼

美しく平和な国日本、戦後驚異の経済成長を遂げた国であるが、4つの島に9800万人もの人が住み、急速な進歩を遂げた裏側で、様々な歪みが生まれ、その人間像もずる賢くなって来た部分がある。

日本上空に飛来したノースウエスト航空の旅客機の中、外国人少年が、窓の外に富士山を発見し、スチュワーデスに訪ねた声を聞き、一人の外国人(ジェリー伊藤)も喜びの声を日本語であげる。

それを聞いていた隣の男女(若水ヤエ子、)が、日本語ができる人が近くにいて助かったと言い出す。

聞くと、彼女たちは、物まねガムのコンクールで一等賞に当り、ハワイ旅行に行って来た、とある村役場の同僚コンビなのだが、英語ができるガイドが眠ってしまったので何かと困っていたのだと言う。

日本語がしゃべれる外国人風の男は、その女性から、焼酎ガムや沢庵ガムと言う奇妙なチューインガムを貰い受ける。

やがて、そのガイド桃子(白川由美)が目覚め、図々しくも、男がもらったものまね目覚めガムを催促するのだった。

その頃、羽田空港では、到着するノースウエスト機を、ものまねガム関係者と、タイアップした週刊誌「週刊ジャパン」の記者森山真(宝田明)が気乗りしない様子で待ち受けていた。

そこに現れたのは、天下盥回し党の政治家腹黒(上田吉二郎)とその秘書。

腹黒は、今回の一等当選者と同郷なので、村役場全員を呼び寄せたのだと言う。

それを聞いた森山は、どうせ税金を使ったのだろうと嫌味を言ってしまい、相手を怒らせるのだった。

一方、到着した飛行機のタラップで、「私の祖国!」と叫んだ男を観ていた桃子は、日本の方なのかと尋ねるがと、父親が日本人で、母親はアメリカ人の小説家だと答える。

その自己紹介でピンと来た桃子は、母親が「芸者ボーイ」を書いた有名な小説家の息子で、原子物理学者のジョン町平だと気づく。

ジョンは、父親常日頃聞かされていた美しく、礼儀正しい日本人が住む祖国で、奥さんを捜したいと言うのだった。

そんな二人に出会った森山は、桃子に声をかける。

実は二人は恋人同士だったのだ。

そして、ジョンの事を紹介された森山は、有名人と知り、急に目の色を変える。

何か、秘密の国際会議でもあるのではないかと探りを入れるが、ジョンは迷惑そうに、ただのプライベート旅行だと答えるだけ。

しかし、このチャンスをものにしようと考えた森山は、編集部に電話を入れ、編集長に事情を話すと、週刊誌の呼び物企画である「青い目の日本日記」をジョンに書いてもらうよう了承を得るのだった。

そうなると、森山は、他社にばれてはならじと、タクシーに桃子とジョンを押し込むと、自分も乗り込んで、車内でジョンに執筆の依頼をするのだった。

疲れているのでホテルに行きたいと言うジョンを、無理矢理夜の銀座に案内する森山だったが、ネオンきらめく夜景に見慣れたジョンにとっては、これじゃアメリカと変わらないと幻滅してしてしまう。

そこへ偶然出くわしたのが、ラフカディオ・イヤーン(E・H・エリック)という無銭旅行中で国籍不明の奇妙な外国人。

彼も、森山から「青い目の日本日記」を依頼されている一人だったが、日本には禅の勉強に来ているという彼が話す内容はチンプンカンプンで、さすがのジョンも付いて行けなかった。

そのイヤーンも連れて飲みに出かけたクラブ「夜」で、イヤーンは、有金梨子(若林映子)という変わった名前の女の子と意気投合する。

聞けば広島の戦災孤児だったと言う。

酔った森山は、先に帰った桃子の実家である旅館に電話を入れるが、仲居さんに「夜と浮気は男だけのものではない」 という伝言を残し、外出したと言う事。

つまらなくなった森山だが、店内に、可愛い外国人女性の姿を発見し、ジョンに、アメリカではどうやって女性を引っ掛けるのかと聞き、ジョンが相手をしないと、そのまま、相手のいるテーブルに向い愛の言葉をいきなりぶつけてしまう。

すると、その隣で飲んでいた女からいきなりぶん殴られてしまう。

その女とは桃子だった。

何となく助けに来たジョンも、京都弁の達者な外国人女性メアリー(ムーザ・ケマナイ)に空手でのされてしまうのだった。

その後、気絶した森山に、桃子の目の前でキスをして目覚めさせたメアリーの大胆さに呆れた桃子は、こちらも負けじと、グラスの酒を口に含むと、それを気絶したジョンに口移しで飲ませて、目覚めさせるのだった。

翌朝、ジョンは皇居を訪れ敬けんな気持ちになっていた。

そこへやって来た桃子に、東京をガイドしてくれないかと頼むと、桃子は、自分はアメリカに留学したいので、その手づるを紹介してくれるという交換条件を飲んでくれたら承知すると答える。

その申し出を受けたジョンは、何と、高いタクシー等使わず、地下鉄に乗って移動する事を希望する。

後500日に迫った東京オリンピックが開催される頃までは、東京中に地下鉄が張り巡らされるだろうと説明する桃子。

その時、突然、車内に掏摸だ!という声が揚がり、張り込み中の刑事に現行犯逮捕される瞬間を観たジョンは、胸ポケットを確認しながら、自分がその被害者だった事を知る始末。

警察で取り調べられていたその掏摸は、外貨獲得の為、大阪からやって来たと嘯くばかりか、掏摸で金メダルを取ろうと、強化合宿の最中なのだ等と言って、被害者として来ていたジョンと桃子や刑事を呆れさせるのだった。

ある日、週刊ジャパンに車で出社した森山は、ちょうど、会社の前に軽トラックが停めてある為、注射スペースがなく困っていると、その軽トラックの運転手が降りて来て、退かせるから、500円寄越せと言って来る。

仕方がないので、500円払った森山だったが、しっかり、社用として領収書を書かせるのだった。

同僚の城坂(田中邦衛)は、出社した森山が二日酔い気味なのに気づき、新発売の良い薬があるとドリンク剤を勧めてくれる。

その後、会議に出席した森山は、新しい企画を求められるが、すぐエロネタに堕す日本人の民度の引くさや、日本人は日本人批判が好きなど意見が出る中、先ほど飲んだ薬のせいか、腹の調子がおかしくなり、席を外した所に、イヤーンから電話が入る。

原稿料の前借り要求の内容だったが、トイレに行きたい森山は、イライラしながら断わると電話を切ってしまう。

断わられたイヤーンの方は、すでに有金梨子と同棲しており、彼女から毎日インスタントラーメンばかり食べさせられていたのだった。

ある日、売れっ子作家の山岡新張(十返肇)の原稿取りに出かけた森山は、すでに出来ていると言う原稿を確認した所、明らかに他社の小説の主人公の名前で書いてあるので、それとなく注意する。

指摘された山岡は、弟子に書き直しを命ずる。

そんな山岡に、森山は、座談会の依頼をする為、4万円の小切手を先渡しして了承を得るのだった。

その帰り、城坂に、他の作家連中の原稿の進捗状況を電話で確認した森山は、海タ千山がはかどっていないと聞くや、坊主の頭に何かつけろと謎をかける。

すぐさま了解した城坂は、風俗ネタを得意とする同僚から、高級コールガールへの連絡先を知らないかと聞き、東京案内株式会社というチラシを受取ると、早速そこに電話をしてみる。

その頃、イヤーンは、パリから来た絵描きを装い、町中の路上に直接絵を描くパフォーマンスをはじめ、客に成り済ました梨子がさくらになって金を恵むと、他の者も真似をしだすのだった。

一方、森山も同行させ、コールガールと待ち合わせの喫茶店にやって来た城山は、コーヒーを注文したウィトレスから、スタンダード、デラックス、スーパーデラックススペシャルのどれになさいますかと尋ねられ、各々の説明を聞いた後、マイクロテレビの抽選券付きだと言うスーパーデラックススペシャルを注文する。

やがて、やって来たそれらしき女性が、想像通り、東京案内株式会社からやって来た出張コールガール渉外部長夜野華子(北あけみ)だった。

入会の手続きの説明を聞いた森山は、入会金2000円を払い、領収書も要求すると、敵もさるもの、最近は社用接待での依頼が多いのでと、しっかり領収書まで用意していた。

その頃、一日の仕事を終えたイヤーンと梨子は、その日の売上が3980円もあったと喜びながら、つくづく日本人はパリと言う言葉に弱い国民だと呆れてもいた。

ある日、神風タクシーに乗り、知人の海田千山の寺に向っていたジョンだが、オリンピックを前に、あちこち掘り返してばかりいる東京の道はものすごい凸凹振りで、客であるジョンは、運転手(石川進)からヘルメットを渡されるくらい、揺れがひどかった。

道路標識もあちこちに立てられ、とうとう、その指示に従っていたタクシーは身動きが取れなくなり、仕方なく、ジョンは下ろされてしまう。

迷路町という所で、寺の住所を尋ねたジョンだったが、相手は、ここは住所なんか言っても分からない郵便屋泣かせの場所だと答えるばかり。

ようやく、その場所の方向を教えてもらい、さて向おうと歩き始めたジョンは、工事中でポッカリ開いた道路に落ちてしまう。

泥だらけになったジョンが、その場の工事責任者らしき男に文句を言うと、その男は、地下電関係者と電々局の関係者を呼び、互いに責任のなすりあいを始めるだけ、あげくの果てに、所詮、共同溝なんて巧く行くはずがないんだと喧嘩をはじめてしまう。

結局、泥まみれのまま、寺にやって来たジョンは、墓の横で優雅にゴルフをしている千山に再会する。

千山は、坊主は喰いっぱぐれのない商売だし、色事を書けば、たちまちベストセラーになる良い御身分だ等と豪語する。

そんな寺にやって来たのが、夜野華子。

千山が自宅に作った個人トルコの中で、彼女のマッサージサービスを受けたジョンは、改めて、日本人女性の素晴らしさに感激するのだった。

千山は、すっかり彼女を気に入ったらしく、週3回で、月2万でどうかと誘いをかけるのだった。

その頃、森山は桃子を喫茶店に呼出し、先日会った、京都弁をしゃべる外国人女性メアリー・スィート嬢に会いたいので連絡先を教えてくれと頼んでいた。

恋人である桃子には、そう言う事を平気で聞いて来る森山の無神経さに苛立っていた。

その後、下町で買い物をしているメアリーに会う事が出来た森山は、純日本風の彼女の自宅に招かれ、青い目の日本日記の執筆と、グラビア用の写真撮影を依頼する。

一方、ジョンの方は、桃子に案内してもらって、東京のあちこちを観て廻っていた。

そして、夕方、ジョンに誘われるまま、ビアホールにやって来た桃子は、注文を取りに来たウエイターがイヤーンである事を知り驚く。

その桃子たちのテーブルに、相席になった男二人(ミッキー安川、玉川良一)は、どうやら月給27000円の外国商社に勤める一等サラリーマンらしく、何かと自慢話に花を咲かせていたが、ビールを運んでいたイヤーンに桃子がバイト代を聞いた所、とてつもない金額をもらっていると聞き、しょげ返ってすごすごと帰ってしまう。

そんなビアホールに、偶然にも、森山とメアリーがやって来る。

ジョンは、一緒のテーブルに誘おうかと言い出すが、桃子は邪魔をしない方が良いと少しふくれ気味で答える。

しかし、メアリーの方でも、ジョンたちに気づき、結局、一緒のテーブルに付いた4人だったが、森山と桃子は互いに気まずい雰囲気。

やがて、踊ろうと言う事になり、最初は、ジョンと桃子、森山とメアリーコンビで踊っていたが、その内、コンビを交換し、森山と桃子が踊り始めるが、二人の気持ちはギクシャクしたままで、故意か偶然か、互いの足を踏んだりして険悪なムードになる。

ただ一人、ジョンだけは、愉快に過ごしているようだった。

翌日、再び喫茶店で再会した森山に、桃子は、ジョンの墓参りに同行を求められたと報告する。

しかし、それに無関心そうな相手の態度に腹を立てた桃子は、本当に私の事を好きなの?と詰問するのだった。

富士山が間近に見える場所にある父の墓参りをしたジョンは、もう、ニューヨークには帰りたくない、今日行われる予定の見合いなんかもどうでも良いと桃子に呟く。

その後、ジョンの伯父(松本染升)が招いた見合い相手は、駿河小町と呼ばれた美人ではあったが、習い事はバレエにピアノ、趣味は野球にベン・ケーシーと答えるようなアメリカかぶれ、ジョンが求める日本女子のイメージとはかけ離れた相手であった。

一方、旅館に戻って来た桃子は、森山が来ている事を知り、ちょっと喜ぶが、相変わらず素直ではない森山は、たまたま仕事のついでで寄っただけだと嘯くので、業を煮やした桃子は、そろそろ結婚しないかと持ちかけてみるが、森山は今一つ乗り気ではない様子。

後日、週刊ジャパン企画の座談会の日、城坂は、出席者の一人で、16才のジャズシンガー砂里いづみ(木の実ナナ)が歌っているスタジオで待っていた。

座談会では、山岡新張と海田千山が、今の日本の貧しさを、あれこれデータを引用しながら話し合っていた。

遅れてやって来た砂里いづみは、そんあ小難しい議論なんてどうでも良く、最近はやっているものは?と聞かれ、サリドマイド遊びなどととんでもない冗談を披露して、この後、ナリモノプロから独立する記者会見があるのでと、そそくさと退場してしまうのであった。

その座談会の慰労接待をしていた森山は、やって来た芸者の一人がメアリーである事に気づき、思わず酒をこぼしズボンを濡らしてしまう。

ニホンの男を研究する為、芸者になったと言うメアリーに連れられて空き部屋に来た森山は、アイロンをかけると言うメアリーの言うがままにズボンを脱いで渡す。

その頃、同じ料亭の桃子の部屋を訪れていたジョンは、すっかり洋間に改造されている部屋を残念がっていたが、思いきってプロポーズしてみるが、意外にも、桃子はそれを了承するのだった。

その返事に狂喜したジョンは、飛び上がった拍子に、お茶をこぼしてしまい、こちらもズボンを濡らしてしまう。

ズボンにアイロンをかけようと、そのジョンを連れて空き部屋にやって来た桃子は、そこに、すでにズボンを脱いだ森山と、アイロンをかけているメアリーの姿を発見する。

翌日、ビルの屋上で森山と再会した桃子は、昨日、ジョンからプロポーズを受けたと打ち明けるが、それに対しても森山は無関心そうだったので、いよいよ二人の間に破局の時が訪れたと感じるのだった。

その頃、イヤーンと梨子コンビは、結婚前なのに早くも倦怠期を迎えていた。

後日、神社から出て来る花嫁一行を観ていたメアリーは、自分も結婚式には和装でやりたいとデート中だった森山に切り出すが、森山はモーニングじゃなくては嫌だと言い張る。

一方、日本永住を決意したとジョンから聞かされた桃子は、てっきりニューヨークに行けると思い込んでいただけにがっかり。

さらに、結婚式は仏前でやりたい等とジョンが言うに及んでは呆れてしまっていた。

逆に、ジョンにしてみれば、クリスチャンでもない桃子が、教会で結婚式をあげたい等と言っている方が理解できなかった。

それに対し、桃子は、現代において宗教等、形式的価値しかないのだ、と妙な屁理屈で反論するのだった。

ある晩、同じ屋台で顔を揃えた森山、イヤーン、ジョンの三人は、間近に迫る互いの結婚に疑問を感じはじめていた。

やがて、結婚式の当日、森山、メアリーコンビ、ジョン、桃子コンビ、そして、イヤーン、梨子コンビの三組は、同じ式場で、合同結婚式を行っていた。

雇われ仲人として挨拶に立った男(小林桂樹)は、森山の名前すら覚えてない様子。

そうこうする内、突如、地震が発生し、式場は停電し、客たちも大混乱。

しかし暗闇の中でも、愛するもの同士は分かるらしく、互いにキスを交わすのだった。

間もなく、ロウソクを手に戻って来た雇われ仲人が照らしてみると、ジョンはメアリーと、そして、何と、森山は桃子とキスしているではないか!

4人とも相手を間違ったらしく、互いにバツが悪くなるが、いっそのこと、この場でコンビを変えた方が無難なのではないかと意見が一致し、その場で和装同士のジョンとメアリー、洋装同士の森山と桃子が結婚する事になる。

かくして、目出たく結ばれた森山と桃子は、新婚旅行にアメリカに飛び立って行き、それを見送った和装のジョンとメアリーは、トイレまで汲取り式に改良した、純日本風の家に帰って行く。

そして、互いにリュックを背負ったイヤーンと梨子コンビは、いずこへともなく歩いて旅立って行くのであった…。

 

▼▼▼▼▼個人的なコメントはここから下です。▼▼▼▼▼

東京オリンピックを間近に控え、大きな変貌を遂げる東京を背景に、当時の日本や日本人の奇妙な所を、日本気触れの外国人と、外国気触れの日本人カップルを対比させる事によって、面白おかしくあぶり出そうとする風刺映画。

小ネタの羅列と言う感じで、特にドラマとして面白いと言うほどのものでもないが、当時の日本の状況は今観ても基本的に変わっていないように思え、そうした点も含め、大変興味深く観る事ができる。

戦後の日本の歪な所は、ほぼ、このオリンピック直前頃に出来上がったと言う事かも知れない。

理屈っぽくて勝ち気な現代女性を演じる白川由美も珍しいが、一番驚かされるのは、少女ジャズシンガーとして登場している木の実ナナ、まだ子供っぽいぷっくりした顔だちながら、今の木の実ナナとさほどイメージは変わってない。

さらに、スタジオで彼女と一緒に踊っている4人の青年たちは、何とジャニーズである!

まだ、坊や顔のあおい輝彦がにこやかに踊っているではないか!

爽やかに笑顔で踊っている4人の姿を観ていると、確かに、今に繋がるジャニーズの原型そのものと言うしかない。

木の実ナナは、当時、ナベプロだったはずで、ちゃんとタイトルに名前も登場しているが、ジャニーズの方は名前すら出ていない。

まだ、当時は、特定の所属事務所がなかった為だろうか?

とにかく、ジャニーズタレントが登場する、最も初期の一本ではないかと思われる。

この頃の田中邦衛は、青大将そのもの。

当時は、外国人を形容するには「青い目の〜」が慣用句だったし、日本語が流暢な外国人は、皆「変な外人」呼ばわりされていた事は確か。

当時の風俗を知るには、貴重な映像資料とも言えよう。

タイアップしている為か、週刊新潮と味の素の宣伝があちこちに登場するのも御愛嬌。