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怪猫岡崎騒動

1954年、大映京都、木下藤吉+吉田哲脚本、加戸敏監督作品。

▼▼▼▼▼最初にストーリーを書いていますので、ご注意ください!コメントはページ下です。▼▼▼▼▼

湖を望む高台にある岡崎城。

その天守閣の中の壁が、突如崩れ落ち、その中に封じ込められていた扉が開いたかと思うと、中から、異様な顔をした化け猫女が出現し、迫って来る。

寝室で寝ていた八重の方(霧立のぼる)は、行灯が点滅する中寝覚め、何気なく見渡した障子に映る怪猫の姿に驚いて、庭に飛び出すと、庭石に顔面を強打し、うずくまってしまう。

その異変を察知し、駆け付けて来た腰元たちは、目の周囲に大きな座を創った奥方の姿に慌てるが、奥方を心配してやって来た城主水野刑部(杉山昌三九)は、自らの懐から取り出した水野家代々に伝わる観音像を拝むよう助言するのだった。

時は遡る。

岡崎藩の先代藩主、水野伊勢守(沢村国太郎)は、水野家の嫡子だけが代々受け継いでいる観音像を弟の刑部に見せていたが、仏像コレクターの刑部は、それを自分にくれと言い出す。

しかし、こればかりは渡せないと伊勢守が断わると、急に機嫌が悪くなった刑部は、水野家の例年の行事で、先ほどまで自分も楽しみにしていた川開きの宴にも出席しないと言い出す。

コレクションの仏像が集めてある自室に戻って来た刑部の姿を観て、腰元で愛人でもあった八重は、さめざめと泣き出して、さらに刑部を苛立たせるのだった。

刑部は、自分が妾腹の子である事に、常日頃から強いコンプレックスを持って、どこかひねくれていたのだった。

そんな中、川開きは始まり、伊勢守とその奥方である萩の方(入江たか子)の乗った船の中では、萩の父親である基昭(御橋公)が、城代家老の水野縫殿之助(坂東好太郎)を相手に、自分の長年の研究テーマである心霊学の話をしていた。

霊魂はあると言い張るのだ。

基昭は、こうした霊の研究に没頭した為、都を追われて来た男だった。

さすがの縫殿之助も、この老人の話には付いていけなず困惑しているので、殿の横に座していた萩が呆れて、父親をたしなめる始末。

ある日、伊勢守は、猫を可愛がっている萩に、もうすぐ別に可愛がるものができるなと微笑みかける。

萩の方は初めての子供を妊っており、間もなく出産の日を迎えようとしていたのだ。

仲睦まじく、庭に散策に出かけた二人だったが、家臣、江川源之進(南条新太郎)が二歳駒が来たと伊勢守を招きに来たので、その場に独り取り残された萩の方だったが、そこへ近づいて来た刑部は、かねてより自分はあなたの事を思い続けていたと、場違いな求愛の言葉を投げかけるのだった。

その言葉に驚いた萩が実を竦める中、戻って来てその言葉を聞いてしまった伊勢守は、恥知らず!と弟を一喝すると、その場に土下座して謝罪しろと迫る。

しかし、配下たちが観ている前で、そのような事は出来ぬと拒否し立ち去る刑部。

その後ろ姿を観ながら、不埒なやつだが、たった一人の弟…と、胸を痛める伊勢守だった。

しかし、恥をかかされた刑部の方の怒りはおさまらない。

自室に戻るや否や、八重に当り散らすが、八重が下がった後、自室にやって来た配下三人が、今日限りでお暇を頂きたいと申し出て来る。

聞けば、先ほど、雑木林での刑部が屈辱される現場を垣間観てしまった三人は、直属の部下として、その恥辱に耐えきれなくなったと言うのだ。

かくなる上は、先君の御霊前で三人内揃い、割腹するつもりだったが、この際、憎っくき殿と萩の方を抹殺すれば、岡崎五万石はあなたのものになるのだと、刑部をけしかけてくる。

これを聞いた刑部は、これからは自分の為に働いてくれと、三人の進言を受け入れる気持ちを固めるのだった。

その後、いつものように、刑部に甘えかかっていた八重に、刑部はそっと計画を打ち明けるが、さすがの八重も、謀反の手伝いをするのはためらわれ、一旦は拒否するが、成功すればお前は城主の奥方になるのだと説得されると、迷った末、心を決めるのだった。

後日、伊勢守の食後の茶を運ぶ茶坊主(菊野昌代士)は、雨の中、すっかり濡れそぼって廊下に近づいて来た過信の姿に気づき足を止める。

その侍から、すまぬが濡れた着物を拭いてくれないかと手ぬぐいを渡された茶坊主は、喜んで拭いてやるが、その時、廊下に置いた茶の中に、近くの部屋に潜んでいた八重が、南蛮渡来の毒薬を投じた事には全く気づかなかった。

その茶を飲んだ伊勢守は、突然苦しみだし、喀血したかと思うと倒れ伏す。

医者を呼びに周囲の者がいなくなった中、兄に近づいた刑部は、素早く、伊勢守の懐の中にあった観音像を奪い取るのだった。

その後、新城主となった刑部は、謀反人と思しき家臣たちを皆殺しすると言い出すが、縫殿之助だけは、それではかえって真犯人が分からなくなると反対するのだった。

謎を解明しよう出そうとする縫殿之助は、独自に茶坊主に、事件当夜、いつもと変わった事はなかったかと尋ねるが、茶坊主は何もなかったと答えるのみ。

その後、萩の方には、無事、雪太郎という赤ん坊が生まれていたが、先君殺害の犯人は今だ見つからず、それと言うのも、あれこれ捜査の手を広げようとすると、必ず、新城主となった刑部の横やりが入るからだと、乳母の直竹(浪花千栄子)は憤慨していた。

そんな中、奥方になった八重の方が、若君お宮参りの祝いをしたいとやって来る。

その贈り物の晴れ着を手に取っていた萩の方は、着物に針が残っていたと直竹に見せる。

それを聞いた八重の方は、自分が意図的にやったと言いたいのかといきり立つ。

さらに、萩の方の父親は、奇妙な術を行う方のようだから、萩の方本人が、私を陥れる為、術でも使って出したのではないかとまで言う始末。

この言い掛かりには、萩の方や直竹も開いた口がふさがらなかったが、怒りがおさまらないかのような八重の方は、こうなったら、殿に言って、萩の方をとことん詮議してもらうと帰って行く。

かくして、萩の方は、赤ん坊のお宮参りに参加できなくなり、その代わりに、直竹がお供を連れて参る事になるのだが、その帰り道、黒覆面姿の一団が現れ、直竹に抱かれていた赤ん坊をさらって行ってしまう。

赤ん坊を連れて逃げていた一味の前に立ちふさがったのは、こちらも、頭巾で顔を隠した謎の男。

彼は、覆面の一味から、再び赤ん坊を奪い返すと馬で逃走し、江川の家に来ると、出て来た奥方に赤ん坊をしばらく匿ってくれと預けて行くのだった。

覆面を取ったその侍は、城代家老水野縫殿之助であった。

若君を誘拐されると言う失態を演じた直竹は、嘆き悲しむ萩の方の面前で、胸を突いて自害する。

萩の方は、今、場内で唯一の味方だった直竹に死なれ、呆然とするのだった。

錯乱状態になった萩の方は、赤ん坊を呼びながら、廊下に彷徨い出るが、そこに現れた刑部が、慰めるように抱きついて来る。

しかし、その時、鴨居に乗っていた猫が、その刑部の顔に襲いかかり、萩の方は危機を脱する。

そこに駆け付け、萩の方の身を案ずる縫殿之助。

時は過ぎ、雪太郎は縫殿之助の養子の太郎として婆やに育てられ、5才に育っていた。

その日は、先君伊勢守の命日と言う事で、その太郎と婆やを連れて墓参りに出かけた縫殿之助は、偶然、同じく、供養に来ていた萩の方と出会う。

萩の方は太郎を紹介され、目を細めるが、萩の父親基昭が来て太郎の頭をなでると、どうした訳か太郎は逃げ出してしまう。

その後を追って行った縫殿之助は、萩の方の妹で、基昭が京都から呼び寄せた綾(阿井三千子)と出会う。

その後、八重の方からのたっての願いと言う事で舞を披露していた萩の方は、その当人の八重の方が、途中で退屈だと言って中座してしまったのを観て、面目を失ってしまう。

さらに、やって来た刑部の家臣たちから、殿の命令なので、すぐさま天守に移るように言われる。

これを聞いて立腹した縫殿之助は、家臣たちが止めるのも聞かず、一人で天守に登り、猫を相手に一人きりの萩の方を観て、こんな所は人間の住む所ではないとと嘆くのだった。

しかし、その縫殿之助の行動を知った刑部は激怒し、自ら天守にやって来ると、刑部を、自分に逆らって天守に登り、かつ、萩の方と密会した咎で、閉門、謹慎を言い付けるのだった。

家臣たちが縫殿之助を連れて降り、誰もいなくなった天守内で、刑部は、萩の方に思いのたけをぶちまけると、その愛情の印として、実は、兄を毒殺した犯人は自分だと告白した後、萩の方に襲いかかろうとする。

必死で逃げ回る萩の方であったが、天守の中は狭く、あわやと言う所で、刑部の額に扇子がぶつけられる。

何時の間に登って来たのか、八重の方であった。

さすがに気まずくなった刑部が降りて行った後、残った八重の方は、萩の方憎しと、懐剣を抜くと、萩の方を刺そうと追い掛け廻し、やがて、逃げ切れなくなった萩の方の背中から突き刺して殺害すると、その死体を奥の祠に入れてしまうのだった。

その後、再び側近たちと天守に登って来た刑部は、萩の方の姿が見えないのに驚く。

側近の一人が、床に血を拭いたような痕を発見するが、その時、物陰に隠れていた八重の方が笑いながら現れ、祠の扉をあける鍵を投げ付けて来る。

側近の一人、松尾(尾上栄五郎)が、その鍵で祠の扉を開いてみると、ものすごい形相の萩の方が立っており、そのまま前に倒れるのだった。

驚く刑部の顔に、又しても、どこかに隠れていた猫が飛びかかって来る。

刑部は、その祠全体を壁で塗り固めるよう命ずるのだった。

やがて、冒頭のシーンと同じように、塗り固められた壁が崩れると、祠の扉が開き、中から、恐ろしい怪猫の姿になった萩の方が現れる。

片目に大きなアザをこしらえて寝ていた八重の方の部屋に、再び出現した怪猫、萩の方。

逃げても逃げても、部屋のあちこちに萩の方は現れる。

やがて、気絶した八重の方を、鴨居に飛び上がった萩の方は、猫のような手付きで操りはじめる。

すると、八重の方はムクリと起き上がると、後転、前転など中国雑技団のような動きをしはじめるだったが、それは全て、萩の方の念力で動かされているのだった。

一方、刑部も又、名を呼ばれたような気がして目覚めるが、壁に掛けていた仏の面が、突然煙を吹き出したかと思うと床に落ちたりしたので、驚いて障子を開けると、外に怪猫萩の方が立っていた。

驚いて、部屋に戻ると、畳の一枚が起き上がり、それがひっくり返ると、兄の伊勢守が貼付いているではないか!

さらに、開店した畳のもう一面には萩の方が貼り付いている。

その両名が、畳の両面に貼り付いた状態で、クルクル回転する畳。

あまりの怪異に、刑部は、懐から観音像を取り落とすのだった。

さっそく、天守に向った刑部は、以前、塗り直したはずの壁が、又しても崩れ去っているのを見る。

いくら封じても、効果がないと知った刑部は、菩提寺の和尚を呼んで供養をするように命ずる。

その頃、父親の家で寝ていた綾は、姉が歌う子守唄の声に気づき目を覚ましていた。

不審に思った綾は、父親を起こし訳を話すと、姉が行方不明になっていると言うのは嘘ではないか、もう亡くなっているのではないかと言い出す。

それを聞いた父親基昭も、最近、城で怪異が続いているのも、どうやらその原因は天守閣にあるようなので、何とか祈祷にことよせて、自分も調査をしてみようと答える。

その後、部屋で手紙を書いていた綾は、ふいに眠気に襲われ、その場に臥せるが、その時、部屋の片隅に萩の方の霊が現れ、眠った綾の身体から遊離した霊体に、自分は殺されたのだが、犯人の刑部に近づこうにも、観音様の力が邪魔をして復讐できない、何とか、あの観音像を奪ってくれと伝えて消えて行く。

自宅にやって来て、その話を綾から聞かされていた縫殿之助は、いきなり、行灯の火が点滅しはじめる怪異に驚き、子守唄が聞こえて来る部屋に向ってみると、それは、太郎が寝ている部屋だった。

太郎は目覚めると、萩の方は、自分のお母さまだろうと聞いて来る。

誰に聞いたのかと縫殿之助が尋ねると、夢の中に毎日現れる萩の方が教えてくれたと言う。

縫殿之助は、太郎の布団に鍵が置いてあるのを見つける。

太郎によると、それも萩の方がくれたのだと言う。

その頃、兄の遺児雪太郎がまだ生きている事を知った刑部は、烈火ぼごとく怒って、誘拐した時、河に放り込んだと、嘘の報告をしていた松尾をその場で斬ろうとする。

必死にその刃から逃げ出した松尾は、とうとう、城の堀に飛び込んでしまう。

刑部は、縫殿之助の家にいるという太郎を、即刻連れて来いと部下たちに命じるのだった。

その後、縫殿之助の屋敷に逃げ込んでいた松尾は、これまでの自分の悪行を告白し、これからは、家老の味方になりたいと申し出ていた。

しかし、すでに刑部の手のものたちが、屋敷に近づいていた。

太郎を連れ出した縫殿之助、松尾、江川たちは、一斉に、刑部の配下たちと斬り結びながら、逃亡を計ろうとするが、江川は斬られ、松尾も斬られ、残った縫殿之助だけが太郎を連れて、とある荒れ屋敷に逃げ込む。

その後に続いた一味は、突然現れた化け猫に襲われる。

その夜、寝ていた刑部はふと目覚めて横を見ると、側で起きていたはずの八重の、行灯に突っ込んだ顔の部分が、油を舐めている怪猫の影になっているのを目撃し、慌てて起き上がる。

「見たな〜?」と迫って来る怪猫を一刀の元に斬り捨てた刑部だったが、倒れたのが、怪猫でも何でもなく、側室の八重の方だったのを見て愕然とする。

天守に登ってみると、又、壁が崩れているではないか。

その場に倒れていた基昭は気が付くと、もう怪異を鎮めるには、霊験あらたかな観音像でも塗り込めて封じるしかないと断言する。

後日、部屋に戻った刑部は、城で働きたいと申し入れて来た綾をしげしげと眺めていた。

早くも、欲情を駆り立てられた刑部は、綾を抱こうとするが、その際、自分の懐に手を入れて来た綾の行動を知り、目的は観音像を奪う事だったのだろうが、あいにく、もうその観音像はここにはないと言われる。

身の危険を感じた綾は、思わず、刑部の刀を奪うと、必死の抵抗をしようとするが、あえなく捕まり、石牢に入れられてしまうのだった。

その後、縫殿之助の居所を知った刑部たちは、太郎を誘拐して城に連れて来てしまう。

その頃、天守の中で祈祷していた基昭は、太郎が危ない、お父様、早く観音像を取ってくれと言う萩の方の声を聞き、思わず、壁に塗り込めていた観音像を取ろうとするが、一緒にいた家臣たちに取り押さえられてしまう。

一方、仏像を集めた刑部の自室に連れて来られた太郎は、必死に、自分を殺そうとする刑部の刃から逃げ回っていた。

さらに隙を見て、漢音像に再び手を掛けた基昭だったが、とうとう背後から斬られてしまう。

もう、太郎の命が危ないと思われた瞬間、奥の襖が開き入って来たのは縫殿之助だった。

先君殺害の罪は全て明らかになったと、刀を抜いた縫殿之助は、刑部の配下たちと大立ち回りを始める。

誰もいなくなった天守に倒れていた基昭は、最後の力を振り絞り、壁にそって立ち上がると、観音像の周りのしっくいを指でこそぎ落としはじめる。

立ち回りの中、庭先に逃げ込んだ太郎は、必死に母親の名を呼ぶ。

その時、ついに、基昭は、観音像を壁から引き剥がす事に成功していた。

すると、壁が崩れ落ち、扉が開くと、萩の方が出現した。

今正に、太郎に襲いかからんとしていた刑部の前に現れた怪猫萩の方は、必死に抵抗し、とうとう、刑部の喉笛に食らい付くのだった。

その母の姿を追おうとした太郎を引き止めた縫殿之助は、母はもうとうに亡くなっていたのだと言い聞かせるのだった。

やがて、再び天守の壁は塗り直され「長型大明神」のお札を張った前に手を合わせる縫殿之助と、太郎の養育係となった綾、そして新城主となった雪太郎は、天守閣の窓から、表に広がる領地を眺めるのだった。

 

▼▼▼▼▼個人的なコメントはここから下です。▼▼▼▼▼

入江たか子十八番の「化け猫もの」。

と言っても、その作品を見るのはこれがはじめて。

戦前は、お嬢様女優だった人が、戦後は、色々な事情があり、こういう映画に出なければいけなかった逸話等は知っていたが、確かに、この頃の入江たか子は、もう中年である。

それは、冒頭、いきなり出現してスクリーン一杯に迫って来る彼女のアップの顔を見れば明らかである。

この当時、すでに40前半の頃である。

その中年女優が、義理の弟から邪恋を執拗に迫られる悲劇の側室を演じているのは、かなり見ていて辛いものがある。

しかし、化け猫に変化すると、正に別人のように生き生きとアクションを演ずるその姿は、正に堂に入っている感じ。

この映画では、妖怪というよりも、子供の為に悪と戦うヒロインとして描かれている為、観客は全て、彼女の出現を今か今かと待ち受ける立場になって行く。

ヒロインの父親が、心霊学を研究しているというのも、ちょっとマニアックな設定。

護符の力がある観音像が壁に塗り込められてしまったがため、 子供のピンチにヒロインが出られなくなるというサスペンスも、クリプトナイトに弱いスーパーマンなどを連想させ興味深い。

そうした事もあり、この作品に関していえば、怪談というより、どちらかと言うと子供向けヒーローアクションに近い。

気絶した八重の方を、怪猫になった萩の方が操って、アクロバットのようなアクションを延々と見せるのも、怖さの演出と言うより、明らかに、子供を意識したサーカス芸などに近いように思える。

前半の、仏像マニアの刑部が兄の観音像を欲しがってすねてしまう所等、子供っぽく、かなりユーモラスでもある。

国産アニメ等がまだ普及していなかった時代の、ちょっぴり怖くて、ちょっぴり痛快な子供向けチャンバラ映画という感じだったのだろう。