1983年、東映、八手三郎原作、曽田博久脚本、東條昭平監督作品。
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発明おじさんの愛称で子供達にも親しまれていた木田博士(和崎俊也)が、新発明の銃を草むらに置かれた車に向けて発射すると、車は大爆発してしまう。
その頃、発明センターの面々は、子供達と、人力飛行機の実験をしていたが、成功しなかった。
そんなメンバー達に、木田博士と親しかった子供達が、報告に駆け付けて来る。
パワー・ガンと呼ばれるその恐るべき銃は、超高層ビルでも簡単に破壊してしまうほどの威力を持っていた。
その木田博士の実験の様子を伺っていた二人の男には尻尾が生えていた。
ジャシンカ帝国の有尾人たちであった。
海辺でバイヤーらしき二人に、パワー・ガンの威力を披露していた木田博士は、バイヤーのお尻に尻尾が生えているのを観て驚愕する。
そこへ駆け付けたダイナマンが戦っている間に、夢野久太郎が博士を助ける。
しかし、そこに出現したクモジンガーが、クモ爆弾を投げ付けて来る。
メギド王子(林健樹)が馬に乗ってやって来る。
るみとしげるという子供達がやって来て、木田発明クラブに住んでいた木田博士が、これまで子供達と一緒に楽しく発明生活をしていた事を教えに来る。
木田発明クラブに帰って来て欲しいと哀願する二人の願いも空しく、パワー・ガンは捨てるには惜しい世紀の発明だと言って、逃げるのだった。
そんな木田博士を、ビルの壁面を這い降りて来たクモジンガーが捕えてしまう。
その瞬間、ワタルという少年が博士が持っていたパワー・ガンを奪い、子供達は一斉に逃げはじめる。
メギドの指令により、ヘリが現れて、子供達に空爆を始める。
さらに、バイク部隊や飛行メカも出現。
バイク部隊は、ウィリーの姿勢で襲って来る。
子供達は、パワー・ガンを一時木の下に隠した後、木田発明クラブに逃げて来るが、そこには、木田博士が人質になっていた。
仕方なく、子供達は、先ほどパワー・ガンを隠した場所に、メギド達を連れて行くが、そこで大爆発とともに、ダイナマンが登場する。
一瞬早く、メギドはパワー・ガンを取って逃げる。
又しても、ヘリが飛来するが、ダイナロッドを投げ付けて破壊する。
ダイナマン達は、各々の得意技を披露。
クモジンガーは、クモ糸地獄で反撃するが、スーパーダイナマイト攻撃を受け、ソウシンカ獣に巨大化。
ダイナマン達は、ダイジュピターを呼び寄せる。
マッハレーザー発射!
ダイナモービル!
合体グランドスラム!でダイナロボに変型。
ダイナナックル!ダイナフラッシュ!ダイナミックジャンプ!
科学剣稲妻重力落とし!
元の通り、子供達と発明を楽しむ事にした木田博士は、空飛ぶジェットへリを走らせるのだった。
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「科学戦隊ダイナマン」の劇場版だが、これを短縮して32話として、後にテレビ放映している。
驚異の破壊兵器を発明してしまった木田博士の行動がやはり異様に見える。
車等はともかく、いきなり高層ビルを破壊する等、常識では考えられない不軌道振り。
これを、単に名誉欲に駆られての行動と表現しているようで、どうしても観ていて違和感を感じてしまうのが難だろう。
もう少し、博士が狂気に駆られる部分の説明が欲しかったように思える。
後は、大体、パターン通りの展開だと言って良いだろう。