1976年、東映東京撮影所、石森章太郎原作、上原正三脚本、山田稔監督作品。
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日本全土を爆破する計画を立てた黒十字軍総統(八名信夫)は、四国松山にミサイル基地を建造していた。
ゴールデン仮面大将軍(声-飯沼昭三)は、黒十字一の無法者、鋼鉄剣竜を呼ぶ事にする。
鋼鉄剣竜は、閉じ込められていた岩山を真っ二つに破壊して登場するのだった。
その頃、ミサイル基地があるらしいとの情報を探りに行くべく、サンフラワー号で、四国へ向っていたゴレンジャー一行は、プールサイドのテーブルに、明らかに、無線器だと思われるコンパクトやカメラを歯根だ口紅等、怪し気な小道具を置き忘れていた女性と、その夫らしきケン・伊藤という夫婦を見かけ、その行動を監視しはじめる。
やがて、四国のホテル奥道後という所に到着した夫妻。
その頃、ゴレンジャーたちからもたらされたケン・伊藤夫婦の情報をジュネーブ本部から受取った調査書から、江戸川長官(高原駿雄)は、彼らの正体が死の商人である事を突き止め、ゴレンジャーたちに通報していた。
とある展望台を調査中の新名(宮内洋)は、突如現れた黒十字軍の戦闘員たちに襲撃されたので、すぐさまバリドリーンを呼び寄せると、空からの調査に切り替える。
その後、ホテルを出発したケン夫妻たちを尾行する海城(誠直也)たち。
夫妻がとある小島に到着した時、ゴレンジャーたちの尾行を知っていたかのように、振り帰って「ごくろうさま」と笑いかけるケン。
そこへ出現した鋼鉄剣竜に、ゴレンジャーハリケーンをぶつけたゴレンジャーたちだったが、相手は平気だった。
その隙に、ボートで逃げ出したケン夫妻らを追うべく、ゴレンジャーたちもボートで追跡を開始する。
ケンは隠し持っていた爆弾を、次々に海に投げ込んで爆発させては、ゴレンジャーたちの追撃をかわそうとする。
とうとう、ゴレンジャーたちの乗ったボートはエンジンが故障してしまい、追跡を断念せざるを得なくなる。
その後、松山城に現れた女は、変装した総統だった。
ついに、ミサイルが完成したと言う。
その時、城の天守閣に、ゴレンジャーが揃って登場、アオレンジャーが、ウルトラブルーチェリーで、総統を倒したかに見えたが、落下した総統は変わり身の術を使っていた。
ゴールデン仮面も何時の間にか姿を消してしまっていた。
やがて、岩山の斜面が開き、ミサイルがカタパルトに乗って出現するが、いち早く、ゴレンジャーの方が発射したミサイルによって撃破する。
さらに、バリタンクに乗って地下基地に侵入したゴレンジャーたちは、ミサイル基地を全滅させてしまう。
そこに、またまた出現した鋼鉄剣竜。
しかし、今度のゴレンジャーたちは、爆弾ハリケーン五連発で、その鋼鉄剣竜を見事にやっつけるのだった…。
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キレンジャーに扮するは、二代目、熊野大五郎(だるま次郎)に変わっている。
大掛かりなロケをしていると言う事は、いかに、当時この番組が人気があったかを証明している。
ボートの追跡劇等、ちょっと「007/ロシアより愛を込めて」のワンシーンを想像させたりする。
全体的に追跡劇に模した四国の名所案内的色合いが強いので、ゴレンジャーメンバー個々のドラマ等はあまり描かれていない事もあり、若干単調な印象に思える。