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スーパーマン3/電子の要塞

本作は、コメディアン、リチャード・プライヤーを中心に物語が形作られ、ちょっと、従来のシリーズとは感じの違う作品になっている。
職捜しをしていた冴えない青年が、紹介されたコンピューター会社で、思わぬ天才振りを発揮し始め、やがては、知能を持ったスーパーコンピューターを発明する事になる。
一方、ケントは、故郷の同窓会に出席し、そこで、懐かしい同級生と出会うのであった…。
全体的に、ノスタルジアとコメディ感覚に溢れ、アクション感覚は後退した感はあるものの、それなりに見せ場も用意され、そんなにつまらない…と言うほどでもないが、傑作とも呼びがたい、普通の出来の作品と言えよう。
スポンサーの金持ち役にロバート・ボーンが扮し、作品に彩りを添えているが、さほど、魅力的…とまでは言えないのがつらい。
全体的にサスペンス性も薄く、日本人には馴染みの薄いコメディアンの大袈裟な演技にも笑えず、大味な印象しか残らなかった凡作と思える。