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スーパーマン2/冒険篇

ヒットを予想されていた、一作目と同時進行で作られた二作目。
クリプトン星から追放された三人の極悪人が、月から地球へと飛来し、ス−パ−マンと同じ能力を身に付け、合衆国を手始めに、やがては世界中をも支配してしまう…と言うお話。
一方、クラーク・ケントは、ロイスとの愛を成就するため、自らスーパーマンの能力を捨て去り、普通の人間に戻ってしまうのがミソ。
彼が能力を失っているため、三人のスーパー犯罪人たちが好き放題に地球を蹂躙していくアイデアが面白い。
前作で物語の背景については説明済みなので、本作では、思う存分、スペクタクルやアクションを楽しむ事が出来る所が大きな魅力の一つと言えよう。
三悪人は、大統領の言葉によって、もう一人のスーパーマンがいる事を知り、テレビを通じて挑戦状を叩き付ける。
それを観ていたケントは…。
ここからは、ヒーロー物おなじみの、「待ってました!」の世界になる。
摩天楼を舞台に繰り広げられる4人入り乱れての空中戦は、理屈抜きの楽しさ、爽快感に満ちあふれている。
今回も、ちょっとイージーなオチが付くが、全編見せ場の連続で、シリーズ中、もっともアクションを堪能出来る作品になっていると思う。
ラスト、地球上を飛ぶスーパーマンが周囲を見回した後、キャメラ(観客)の方を見てニコリと笑う、お馴染みのサービスカットは、拍手ものであろう。