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メカゴジラの逆襲

1975年、東宝、高山由紀子脚本、本多猪四郎監督作品。

タイトルからも明白であるように、この頃すでに、主役のゴジラには集客力がなくなっており、前作の登場で人気を勝ち得たメカゴジラに最後の望みを賭けたような設定になっている。
初期作品を作り上げた本多猪四郎監督が復帰し、初作でも活躍した平田昭彦も、似たような科学者役で出演している。
予算のなさもあってか、はでな特撮シーンも少ないし、何より、シリアスなストーリーにしようとする監督の狙いが裏目に出て、作品全体に暗い印象を落としてしまっているのが寂しい所だ。
チタノザウルスなどと言う、新怪獣の出現シーンなどは記憶に残っているものの、肝心のゴジラがどのように登場し、また戦ったのか、全く覚えていないくらい、印象の薄い作品だったと思える。
興行成績も最低で、この後、長くゴジラ映画は雌伏の時期を迎える事になる。