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学校の怪談2

好評だった一作目の後を継ぐ形で、自信を持った平山監督の円熟した演出が光る秀作。
全体的に、コミカルなタッチが強調され、それが、からくり時計などを中心とした伝奇的な舞台設定と、うまくからみ合い、笑いあり、恐怖あり、アクションあり…の、絶妙の娯楽作に結晶化しているのが見事である。
特に、岸田今日子演ずる校長が傑作で、後半の面白さは、ほとんど、彼女のキャラクターあったればこそ…とも言えよう。
子供の反応は正直で、シリーズ中でも、もっとも観客を集めた成功作になったが、確かに、作品自体の出来も素晴らしく、大人が観ても、十分に満足出来るのもになっている。
平山監督の力量を世に知らしめた、見事な娯楽作だと思う。