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刑事物語3 潮騒の詩

1984年、キネマ旬報+東宝、片山蒼原作、武田鉄矢+黒井和男+ちゃき克影脚本、杉浦六郎監督作品。

▼▼▼▼▼最初にストーリーを書いていますので、ご注意ください!コメントはページ下です。▼▼▼▼▼

長崎県、五島列島の福江市にある五島中央署に勤務していた片山(武田鉄矢)は、暴力団の組長殺しの犯人仁科高志(夏木陽介)が、母親(小暮実千代)の待つ郷里に帰ってくる可能性があると先乗りして来た東京の警視庁からの捜査メンバーの接待係を仰せつかる。

その後、仁科が北海道にいるとの情報が入り、警視庁メンバーの大半は移動してしまう。

しかし、片山は、木崎(佐藤祐介)と共に、仁科の妻、清子(星由里子)と娘、海子(沢口靖子)の住む民宿を張り込みにいくのだが、ひょんなことから、片山だけ、民宿の手伝いとして住み込むことになる…。

 

▼▼▼▼▼個人的なコメントはここから下です。▼▼▼▼▼

本作は、「張り込み」ものである。

アクション要素は、若干影を潜め、前半は、母親役、小暮実千代の暗い過去の告白と、それにつられて、片山自身も意外な出生の秘密を独白する所がポイントで、後半は民宿内での、母子二人と片山の心の触れ合いを中心に描かれて行く。

特に、片山を刑事と知らず、無邪気に「片山君」呼ばわりして、彼になつく沢口靖子がフレッシュ。

劇中で歌も唄い、東宝シンデレラガールとして、アイドル扱いである所に注目。

シリーズの中では、やや平凡な印象と言った所か。