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急げ!若者 TOMORROW NEVER WAITS

1974年、東宝+ジャックプロ、田波靖男脚本、小谷承靖監督作品。

▼▼▼▼▼最初にストーリーを書いていますので、ご注意ください!コメントはページ下です。▼▼▼▼▼

孤児院「マザー・グースホーム」を卒業した4人の若者、将来カーレーサーを夢見る昌夫(おりも政夫)はガソリンスタンド勤務、ファッション・デザイナー志望の敏男(江木俊夫)はブティク勤務、コック志望の隆(青山孝)はホテルのプール掃除、歌手志望の孝二(北公次)はバンドボーイとして各々働きはじめる。

彼らの孤児院時代の先生(日色ともゑ )は、彼らの働き振りを見守りながらも、自分が作った曲を彼ら4人が唄った「急げ!若者」のテープを売り出そうと、音楽会社に勤める知人石山(藤村有弘)に渡していたが、何時までたっても相手にされないので、ホームに残っていた浩(郷ひろみ)と共に、ラジオ局のDJ二瓶正也の番組で強引に流してもらおうとする。

ある日、ホテルの前で出会った外国人女性のファッションをスケッチさせてもらっていた敏男のバッグを、客の荷物と勘違いした隆が、間違って空港へ向うタクシーのトランクに乗せてしまう。

偶然、その場に通りかかった昌夫の車に便乗し、空港へ向った三人は、無事、バッグを取り戻せて喜んだのだが、今度は、昌夫の自動車が車上荒らしにあい、集金していた30万円を盗まれた事に気付く。

ガソリンスタンドの経営者(藤木悠)から、金の返済を迫られて困っていた昌夫は、ある雨の日、訪れてきた孝二から30万円を渡される。どうやら孝二は、以前から声をかけられていたヤクザと付き合いはじめたらしいのだ。

ラジオで流れた曲を聞き、興味を持った音楽事務所の中原(岡田真澄)から、デビューのチャンスを知らされた4人だったが、孝二とヤクザとの付き合いの噂がネックとなりはじめる…。

 

▼▼▼▼▼個人的なコメントはここから下です。▼▼▼▼▼

フォーリーブス主演のアイドル映画。

不遇ながら夢を持って頑張る若者たちの姿が描かれているのだが、単純なサクセスストーリーになっていない所がミソ。

ブティックの客に塩沢とき、ホテルの支配人に佐原健二、人気デザイナーに大泉滉、バンマスにスマイリー小原、他に島かおりなども顔を見せている。

登場するフォーリーブスの4人が今観て若いのは当然としても、郷ひろみの若さ、愛らしさには驚嘆する。
劇中では、彼も「君は特別」を唄っている。

孤児院の子供達には、当時のジャニーズ・ジュニアが扮しているので、中には、後に有名になった男の子なども混じっているのかも知れない。

フォーリーブスのヒット曲の数々も登場し、ファンや当時を知る人には懐かしい作品となっている。

ちなみに、岡田真澄が登場するのは、やはり、江木俊夫との「マグマ大使」つながりなのだろうか?