1957年、おとぎプロ、横山隆一原作+撮影+監督作品。
カエルのうちに、頭が石のように固くて重いへんな赤ちゃんが生まれる。
そのへんてこなカエルふくすけは、成長すると、重い頭が地面についたまま逆立ちをして歩くようになる。
親ガエルは、そんなふくすけの身体に風船をたくさん結び付けて、まともの歩かせようとするが、いたずら鳥たちが風船を割ってしまい、又元通りの逆立ち状態。
困った親ガエルは、化研にふくすけを連れて行き、何とか対策を研究してもらおうとするが、実験中にどうした訳か、ふくすけの身体は空中に浮かぶようになってしまう。
仕方なく、親ガエルは、ふくすけに重い靴を履かせる事にするが、遊んでいる最中に、その靴が脱げて、ふくすけの身体はどんどん空に舞い上がってしまう。
たどり着いた先は、雲の上。
雷様に捕まって、ふくすけは、雲の上でこき使われる事になる。
それを発見したのは、ヘリコプターで探しに来た親ガエル。
重りのついた網を雲に投下、雷様諸共、捕まっていたふくすけを地上へ落とすのだが…。
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セリフが一切なく、動きだけで見せるユーモラスなアニメ作品。
何といっても、大きな頭につぶらな瞳のふくすけのキャラクターがかわいらしい。
全体的に、動く絵本を観ている感じで、ほのぼのとしたファンタジーになっている。
子供から大人まで安心して楽しめる愉快な作品といえよう。
