1949年、日本動画映画社、松崎与志人脚本、熊川正雄演出作品。
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雨漏りのする貧しい住まいから、妻や子供達に見送られながら、のんき機関士が仕事に出かける。
彼の乗った機関車は出発し、途中、石炭手は作業の勢い余って列車から橋に振り落とされながらも、又舞い戻ってくるが、炭まみれで全身真っ黒。
やがて、雷鳴が轟きはじめると、運転席にいたのんき機関士は震えはじめる。
どうやら、彼は雷が大嫌いのようだった。
空の雷雲の上では、雷様が地上に雷を落としていた。
その雷雲の中から顔を見せた小さな雷の子が、過って地上に落ちてしまう。
雷様は、雷光を放って、雷の子を登って来させるが、後一歩で雲に手が届きそうになったところで、また手が滑って地上に舞い戻り。
大きな木を引き裂いて、雷の子は根元に落ちてしまう。
引き裂かれた巨木の半分は、線路に倒れてしまう。
ちょうど、付近を歩いていた二人の点検員が、その事に気付き、慌てて、迫ってくる列車を止めようとする。
一人が、列車に向って走り、線路に爆竹のようなものを仕掛ける。
その上を通過したのんき機関士は、爆発音に気付き、急ブレーキをかける。
何とか倒木の前で止まった列車から降りた乗務員たちは、点検員と一緒に線路をふさいだ木をどける。
のんき機関士は、裂けた巨木の根元で、雷の子を発見、そのお尻を叩いて空に戻してやるのだった。
無事運転席に戻って、運行を再開したのんき機関士だったが、先ほど、雷の子のお尻を叩いた右手は腫れてズキズキしていた。
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一種の教育用アニメだと思う。
地上に落ちた子供を救い上げるために、ロープのように雷光を放つ雷様の描写等が面白い。
