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ロボコップ2

監督が、「スター・ウォーズ 帝国の逆襲」のアービン・カーシュナーに代わり、色々なアイデアを詰め込んだ、典型的娯楽映画の続編となっている。
無法地帯と化した街に、警官ストライキを無視し、悪人たちに立ち向かうロボコップとアン・ルイス。
巷には、「ヌ−ク」と呼ばれる麻薬が急速に浸透し始めていた。
一方、オムニ社は、ロボコップ2号として、新しい男ケインの脳を手に入れるのだった…。
妻との決別、子供が撃てない機能を逆手にとった敵役、凶悪無比なライバルロボットの出現と、全編、詰め込めるだけのアイデアを全て取り込んだような内容で、理屈抜きの娯楽映画としては、まずまずの出来になっていると思う。
特に、子供と麻薬と言う組み合わせは、現実性と意外性が共にあり、なかなか面白い設定だと感心する。
シリーズお馴染みの、モデルアニメを使用したロボットアクションも、今となっては色褪せた雰囲気もあるが、クライマックス部分はそれなりに力も入っており、前作以上の見せ場となっている。
正統的な続編の作り方にしては、成功している部類に入る作品だと言えよう。