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ハワード・ザ・ダック
暗黒魔王の陰謀

スタ−・ウォーズ ジェダイの復讐」辺りから、ジョ−ジ・ルーカスのキャラクタービジネスに賭ける姿勢があらわになり始め、プロデュースした本作も、その典型的な例だと思える。
アメリカの人気コミックを映画化したもので、言葉が話せるアヒルがひょんな事から地球にやってきて、人間たちと協力して、悪の魔王と戦う…と言うファンタジー。
はっきり言って下らない内容と言う以外になく、日本人には馴染めない部分もあったのだろうが、本国でもヒットしたと言う話は聞かない。
何より、主役のアヒルが、着ぐるみ以外の何物にも見えず、SFXが自慢のルーカス作品にしては、何ともお粗末と言うしかないだろう。
最後にモンスターに変身する魔王のSFX部分など、見所が全くない訳でもないが、全体としては、ルーカスの思い込みとは裏腹に、リアリィティのかけらもない、空疎な凡作となった。
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」で人気を得た、リー・トンプソンが出ている。
ル−カス神話に陰りが出始めた頃の作品。