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ハリ−とヘンダソン一家

どちらかと言えば、悪役のイメージが強いジョン・リスゴーが良きパパとなって、家族とのキャンプの途中、車ではねてしまった怪動物(ビッグフット)とその後の奇妙な触れ合いを描く、「E.T.」のバリエーションのような内容のファミリーピクチュアーである。
大きな猿人のようなビッグフット、「ハリー」のキャラクターが、何ともユーモラスで憎めないものに作られており、彼を家に連れ帰って来てからのドタバタ劇はパターン通りながら、子供などには楽しめるのではないか…と思える。
この作品の見所は、ハリーを森に返しに行くラストシーンにあり、「E.T.」同様、情が通いあったヘンダソン一家とハリーの別れが「ウルルン」状態たっぷりに描かれている。
意図的なキャスティングなのかどうかは不明だが、ジョン・リスゴー自身かなりな「猿人顔」で、ハリーの容貌と似ている所が、劇中のおかしさ、哀しさを増幅しているのは間違いない。
ファミリーピクチャーとしては、良く出来た作品だと思う。