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タンク・ガール

1994年、アメリカ、レイチェル・タラレイ監督作品。

▼▼▼▼▼最初にストーリーを書いていますので、ご注意ください!コメントはページ下です。▼▼▼▼▼

2033年、巨大な隕石が衝突し、11年間も雨が降らなくなって全世界が砂漠化した地球が舞台。
世界は、砂漠の90%を独占した水・電力会社に支配されていた。

そんな中、レベッカ(ロリ・ペティ)は、恋人のリチャードや身寄りのない少年少女たちと、砂漠の中の一軒家に独自の井戸を掘り、共同生活していた。

そんな彼らの自由な生活を、ある日、水・電力会社が嗅ぎ付け、いきなり攻撃してくる。

恋人は殺され、少年少女たちも行方不明、レベッカは、攻撃隊に連行されて、水・電力会社の支配者ケスリー(マルコム・マクドウェル)にあれこれ尋問されるが、全く相手にしないので、強制労働させられるはめに。

そこでもへこたれないレベッカは、ひょんな事をきっかけとして、メカ係として働かされていた女性ジェット(ナオミ・ワッツ)と知り合う事に。

そんなジェットの強情振りに手を焼いたケスリーは、彼女に無理矢理地雷原を歩かせて尋問しようとするが、その場を何者かに襲撃されてしまう。

襲ってきたのは、長い間、水・電力会社と戦ってきた、「リッパー」と呼ばれる謎のミュータントたちであった。

この機に乗じて、レベッカは、駆け付けてきたジェットと共に会社所有の戦車を一台盗み、逃走する。

一方、片腕や顔を失って半死半生になったケスリーは、改造手術を受け、何とか一命を取り戻していた。

ジェットの手によって、大改造された戦車に乗ったレベッカは、行方知れずになっていた少女サムを売春組織から救出するのだが、その後、砂漠の中でリッパーの一団に捕らえられてしまう。

彼らは、DNA操作されて生まれたカンガルー人間たちであった。

レベッカたちは、彼らと協力して、水・電力会社に乗り込む事にする・・・。

 

▼▼▼▼▼個人的なコメントはここから下です。▼▼▼▼▼

イギリスの人気コミックの映画化。

天衣無縫な女性キャラが大活躍する様を、ポップなアニメなどをまじえて描いている。

荒廃化した未来の世界での戦い…という設定自体陳腐といえば陳腐だし、内容も良くあるパターンそのもので、全体的に低予算のため、物凄いスペクタクルなどは登場しないのだが、ファッショナブルな感覚と独特のノリで気楽に観る事ができる。

悪役を演じるマルカム・マクドウェルは、キューブリックの名作「時計仕掛けのオレンジ」の不良少年役が強烈すぎて、以後、出る作品傾向や役柄が固定化された感のある、ちょっと可哀想な人。

すっかり年老いたこの作品でも、いつものような悪人演技をオーバーにやっている。

眼鏡をかけた、ちょっと内向的な女の子を演じているナオミ・ワッツは初々しい。