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007は二度死ぬ

子供時代、オヤジに連れて行ってもらった作品。
子供心につまらない映画だと思った。
日本人にとっては、自国が舞台なので、それなりの興味で観ていられるが、作品としては、シリーズ中でも出来が悪い方だと思う。
それでも、世界的に大ヒットしたのだから不思議。
結局、ロジャー・ムーアなど、中期以降の作品が一つの目標にしていたのが、この作品の荒唐無稽さだったように思う。
忍者ファンだった自分には、この作品に登場する忍者の格好がどうしても許せなかった。
ボンドが、女性のドレスの背中のファスナーを下ろすシーンで、オヤジが「フフフ」と笑った声を今でも思い出す。
後半、日本人に化けた(?)ボンドと浜美枝が食事をするシーン、テーブル上に赤玉ポートワインの瓶が置いてあった。
日の丸みたいな赤い円が目立つデザインだから、美術的な配慮から置かれたのだとは思うが、あのワイン、ベタベタに甘い代物で、とても食事と一緒に飲めるものではない。
今となっては、おバカ大作として、十二分に楽しめる。