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日劇「加山雄三ショー」より 歌う若大将

1966年、東宝、長野卓監督作品。

タイトルにある通り、一連の若大将シリーズで人気が爆発した加山雄三の、日劇でのワンマンショーの舞台を中心に、彼の日常生活を写した映像や、過去の若大将シリーズの名場面などを織りまぜて構成されている作品。

時期的には「アルプスの若大将」(1966)と「レッツゴー!若大将」(1977)の間に作られたものだが、いわゆる「若大将映画」ではなく、ドキュメンタリー作品に近いものになっている。

大ヒット曲「君といつまでも」も含む、数々のヒット曲に混じり、舞台上でおどけて「シェー!」を披露してみせたりする若い加山雄三の姿などが楽しい。

シリーズ全体を考えても、まさしく若大将&加山雄三人気が頂点にあった時代を象徴する異色作といえよう。