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ドリフターズだよ!盗って盗って盗りまくれ

1968年、東宝+渡辺プロ、渡辺祐介監督作品。

▼▼▼▼▼最初にストーリーを書いていますので、ご注意ください!コメントはページ下です。▼▼▼▼▼

石川五右衛門を先祖に持つ石川五六造(いかりや長介)は、偶然牢の中で知り合った4人のコソ泥たち、マンホール(荒井注)、チョロ(加藤茶)、ブウ太(高木ブー)、メガネ(仲本工事)相手に、出所後、泥棒大学なる学校を開き、盗みの極意を伝授する。

そんな彼らが酒場で偶然であったのが、若いスリグループのサリー(木の実ナナ)、メリー(小山ルミ)ら。
後日再会した彼女達から、五六造らは意外な情報を聞かされる。

それは、日清合作映画のプロデューサーとして来日した孫五九(藤村有弘)が、五千万ドルの金塊を撮影に紛れて秘かに取り引きする計画を立てているというのであった。

さっそく、ロケ先である雪山に乗り込んだ5人、「燃える大雪原」と題されたその映画に出演するザ・グレイターズというグループが、自分達と瓜二つである事に気付き、こっそり彼らと入れ代わると、撮影中、ヘリから投げ落とされる爆薬が詰まっているトランクを金塊が詰められたトランクと勘違いし、現場から持ち出そうとする。

爆発に巻き込まれ、ボロボロの状態になった5人がたどり着いたのは、目の不自由な少女ゆき(酒井和歌子)と幼い弟が暮している雪山の中の一軒家だった。

驚いた事に、幼い弟が山で拾って来たというトランクには、あの金塊がぎっしりと詰まっていた。

 

▼▼▼▼▼個人的なコメントはここから下です。▼▼▼▼▼

コメディとしては取り立てていうほどの出来ではないが、映画監督役で登場するフランキー堺や、ゆきを優しく見守る気の良い地元警官役、大坂志郎などの存在感が大きい。

途中、チラリと登場するスマイリー小原の一種独特な個性も今さらながら再確認できる。

健気な娘を熱演する酒井和歌子の初々しさも魅力。