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ブラボー!若大将

1970年、田波靖男脚本、岩内克己監督作品。

シリーズ15作目。

▼▼▼▼▼最初にストーリーを書いていますので、ご注意ください!コメントはページ下です。▼▼▼▼▼

応援席に、会社の同僚達(柏木由起子ら)をはじめ、京南大学テニス部の後輩、大木(大矢茂)や、恋人、浜野ゆう子(高橋紀子)も応援に来てくれている中、 三矢物産の若大将こと田沼雄一(加山雄三)は、テニス大会でライバル早川商事代表を破る。

翌日の会社、若大将の勝利を上機嫌で上司の岩崎部長(松村達雄)に報告する西岡課長(藤岡琢也)であったが、仕事の話ではない事に気付いた部長はお冠。

青大将こと石山新治郎(田中邦衛)が専務を勤める会社、石山エンタープライズ内の店で、店員、松井節子(酒井和歌子)から、ゆう子にプレゼントするブローチを購入した若大将であったが、そのゆう子から、銀行の頭取の息子と結婚する事になったので、お別れしたいと切り出されてしまう。

さらに、会社を訪れてきて、若大将をいたく気に入った熊井鉄工の社長、熊井金太郎(熊倉一雄)から持ちかけられた、庶民向けベア型鋼を使った庶民向け住宅のプランを岩崎に提案した所、そのプランだけを採用され、経営に不安のある中小企業の熊井鉄工は外すと聞かされた若大将、それでは道義に反すると憤り、そのまま、会社に辞表を叩き付けて辞めてしまう。

気分転換にと、グアムでアルバイトをしていた若大将は、たまたま、休暇をとって友達と遊びに来ていた節子とばったり再会する。

さらに、グアムに支店を作る為、西岡課長と現地を訪れていた青大将にも出会うのだが、例のごとく、青大将は、若大将といいムードになりかけていた節子に横恋慕してしまうのであった…。

 

▼▼▼▼▼個人的なコメントはここから下です。▼▼▼▼▼

二代目若大将を名乗る事になる大矢茂が初登場している点、若大将が恋人から振られてしまう点、田能久を継いだ江口(江原達怡)が、「インスタントすき焼き」なる新事業に手をだして失敗したあげく、競輪などギャンブルで身を持ち崩す…など、ちょっと珍しい展開が用意されている。

冒頭の試合のシーンだけではなく、若大将が大学のテニス部の顧問になったりと、また少しスポーツ要素が復活している所にも注目したい。

後半は、何やら「無責任シリーズ」のような「御都合主義のトントン拍子話」になる。

本作でも、藤岡琢也と田中邦衛が、身体をはった笑いを熱演している。

青大将が付き合っている水商売の女として、アンヌ隊員こと菱見百合子が登場している所や、酒井和歌子の水着シーンがふんだんに登場する所などが見所か。

グアムでの若大将VS青大将のガチンコ勝負も久々で楽しい。


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