1961年、東宝、源氏鶏太「随行さん」、原作松林宗恵監督作品。
「社長道中記」の続編。
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太陽食品社長、三沢英之介（森繁久彌）は朝食時、テレビの美容体操を見るのが大好き。
しかし、妻、福子（久慈あさみ）にスイッチを切られていまい、さらに娘幸子の結婚話を持ちかけられる。
大阪への随行が評価され、秘書課長になった桑原（小林桂樹）の名をあげる福子。
会社で早速、部長の倉持（加東大介）に相談する三沢社長。
その事を倉持が医務室で医師の山中（十朱久雄）に話してしまったから、さぁ大変。
同じ医務室にいた桑原の婚約者松浦敬子（団令子）は、桑原と幸子の話に衝撃を受け態度を硬化させる。
一方、そんな事になっているとは全く知らない桑原は、敬子との結婚式の仲人を三沢社長に頼み損ねてばかりいた。
そんな中、大阪支店長土井（三木のり平）が上京し、缶詰めに使用する鰻の仕入れ先、浜名養鰻をライバルの日の出食品が買い占めそうだと報告する。
早速、浜名養鰻の近藤社長に会いに行くため、名古屋へ向う三沢社長と桑原。
もちろん、三沢社長はバーのマダム恵美子（淡路恵子）を名古屋に呼出す。
しかし、土井の報告の不手際から、当の近藤社長は岐阜の長良川の方へいるという。
その岐阜へタクシーを飛ばす途中、三沢社長らは、車に飛び込んで来た高橋百子（中島そのみ）を助ける。
▼▼▼▼▼個人的なコメントはここから下です。▼▼▼▼▼
ストーリー自体は他愛無いもので、前作では大阪、白浜温泉、そして本作では名古屋、長良川などいった御当地を紹介するシーンが見せ場となっている。
本作では、浜名養鰻の近藤社長（田崎潤）の義理の妹、芸者の〆丸（草笛光子）が加わり、敬子との仲が急に冷めてしまい、やけになる桑原に後半絡んでくる。
正続編構成になっているが、映画としては、前作「社長道中記」の方が密度も濃く、面白く出来ているように思える。
一応出世はしたものの、仕事と彼女の狭間に立たされ、進退極まる桑原役、小林桂樹のやけっぱちというか、ふてくされた演技がおかしい。
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 森繁久彌／続・社長太平記 |