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ヤマトよ永遠に

1980年、オフィス・アカデミー、舛田利雄&松本零士監督作品

劇場用「宇宙戦艦ヤマト」の3作目に当たるが、この作品が公開される前に、テレビフィーチャ−用作品「宇宙戦艦ヤマト/新たなる旅立ち」、さらに、テレビシリーズ「ヤマト3」、さらに類似テレビアニメ「ブルーノア」などが、同時期に次々と発表されたため、それらの印象がゴッチャになって本作自体の存在感は薄いように思える。

「新たなる旅立ち」で誕生した、古代守スターシャの娘、サーシャが、物語の鍵を握る所や、劇場公開時、「ワープディメンション」と称された、画面が途中で拡大される手法などが記憶に残るが、敵キャラの魅力不足、同じような展開の繰り返しによるマンネリ感は避けられず、全体的には大味だったように思う。

美術設定、メカデザインなども、この頃になると、ひねり過ぎて、むしろ、インパクトの欠けるものが多くなってきたような感じがする。

アニメファンなら、当時のヤマト人気を知るために、観ておいても良い…くらいの出来ではないだろうか。