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血を吸う薔薇

1974年、東宝、山本迪夫監督作品。

「血を吸うシリーズ」の第三弾。

▼▼▼▼▼最初にストーリーを書いていますので、ご注意ください!コメントはページ下です。▼▼▼▼▼

他に降りる客もいない地方の駅に、一人の青年が電車から降り立つ。
清明学園という女子大に招かれた白木(黒沢年男)であった。

迎えに来た、同校の講師である吉井(佐々木勝彦)の運転する車で学校に向かう途中、白木は路傍に放置された事故車両を目にとめる。
聞けば、学長婦人が、その事故で、数日前に死亡したという。

学校に到着した白木は、学長(岸田森)から、意外な申し入れを受ける。
何と、白木を、次期学長候補として考えている…というのである。
戸惑いながらも、寮に身を寄せる事になった白木は、その夜、学長婦人と失踪したといわれていた女生徒に遭遇する。それは夢なのか現実なのか…。

やがて、白木は、学校医の下村(田中邦衛)から、その地方に伝わる「鬼伝説」について聞かされる。
昔、漂着した異国人が、迫害と餓えから逃れるために、吸血鬼になったというのである。

さらに、白木の前任者は、現在、精神病院に入っているらしい。

寮にいた三人の女生徒たちは、次々と何者かによって襲われて行く…。

白木は、学長に疑いを持ち始める…。

 

▼▼▼▼▼個人的なコメントはここから下です。▼▼▼▼▼

この作品も、今の感覚で観ると、さほど恐くはないのだが、吸血鬼ものとボディ・スナッチャ−ものを組み合わせたようなアイデアが興味深い。

刑事役として、伊藤雄之助が登場する。

怪奇映画ファンなら、岸田森演ずる吸血鬼を、一度は観ておいて損はないだろう。