1977年、香港映画。
リメイク版の「キングコング」に便乗して作られたB級作品ながら、ハリウッドリメイク版より面白い!と、一部マニア達を唸らせた伝説的作品である。
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図書館で2、3人の男達が「60年代から足跡などが発見されている巨大な北京原人」の話をしている。
画面変わって、インドの奥地らしき山里。
突然、地震が起こり、山肌から巨大北京原人が出現!
村はパニック状態に…。
その北京原人捕獲のため、バーで酔いつぶれていた探検家ジョニ−に声がかけかれる。
そしてタイトル!
インドの奥地へとジョニ−たち一行が出かける。
途中には、熊(着ぐるみ)や、ゾウ(本物)の襲撃、底なし沼などが待ち受けていたため、いつしか探検隊はバラバラになってしまう。
一人になったジョニ−の前に現れたのは、肌もあらわな金髪の女ターザン、サマンサ。
彼女は、幼い時、両親と共に飛行機で旅行中、嵐に会い墜落、その事故で両親を失った後、一人、北京原人のウ−タンに育てられていたのだった。
急速に仲良くなる二人に、すねるウ−タン。
やがて、ジョニ−は、サマンサとウ−タンを故郷の香港に連れていく事にする。
船旅の途中、台風に巻き込まれたりするが、何とか無事に香港に帰って来たジョニ−は、兄チャ−リ−の勤めるテレビ局を訪ねるのだったが、そこで、かつて、その兄に寝取られた恋人リンに再会してしまう。
リンとジョニ−の抱擁を盗み見てしまったサマンサは、悲しみの余り、町に彷徨い出る。
その頃、ウ−タンは、興行師の手により、スタジアムで見せ物になっていた。
そんなウ−タンをテレビで見たサマンサは、スタジアムに駆け付けるが、興行師に捕まり、犯されそうになる。
それを見たウ−タンは、巨大な檻を破壊すると、車で逃げ出した興行師とサマンサを追って、町へ出てしまう…。
▼▼▼▼▼個人的なコメントはここから下です。▼▼▼▼▼
探検と怪物、破壊と死、ラブシーンとお色気…、観客が望むものは全て見せようというサービス精神の固まりのような作り方。
下品といってしまえばそれまでだが、その徹底した見せ物精神は賞賛に値する。
特に、クライマックスの香港破壊のシーン。
巨大なミニチュアのビル群が精密に作られ、その迫力は圧倒的というしかない。
この特撮を担当したのが、日本の有川貞昌氏である。
あきれる程、乱暴な終わり方が、何とも強烈。
怪獣ファン必見の一本である。