TOP

映画評index

 

サイドバー

キングコングの逆襲

1967年、東宝、馬淵薫脚本、本多猪四郎監督作品。

▼▼▼▼▼最初にストーリーを書いていますので、ご注意ください!コメントはページ下です。▼▼▼▼▼

国連調査潜水艦エクスプロワ−号で、モンド島に上陸した、船長カール・ネルソン、看護婦スーザン・ワトソン(声、山東昭子!)、野村二郎(宝田明)らは、そこでキングコングとゴロザウルスを発見します。
コングはミニスカート姿のスーザンに一目惚れ!
ゴロザウルスや海蛇も何のその、あっという間に倒して、エクスプロワ−号まで彼女を追っ掛けてきます。
その頃、北極で、核物質エレメントXをメカニコングで発掘しようとして失敗していたドクター・フ−(天本英世)は、クライアントである某国のスパイ、ミスピラニア(浜美枝)の手前、本物のコングを島から連れ出す事に成功します。
さらに、コングを操る事ができるスーザンらも騙して、北極に連れてくるのでした。
催眠作戦で、一旦は成功するかに見えたコングを使ったエレメントX発掘もまたまた失敗。
結局、スーザンらを冷凍作戦で自分に従わせようとドクター・フ−がいじめていると、コングがいきなり怒って、基地を破壊脱出して海に消えます。
そして、舞台はいきなり東京!
上陸したコングを追って、ドクター・フ−はメカニコングを船から放ちます。
心変わりしたミスピラニアから、逃がしてもらったスーザンらは、東京のコングの元に近付くのですが、逆にメカニコングに捕まれ、そのまま、東京タワーに登って連れていかれます。
それを追うキングコング!

 

▼▼▼▼▼個人的なコメントはここから下です。▼▼▼▼▼
コングは前長20mという設定ですから、とにかく、ミニチュアのスケールが大きい!
東京タワーなど、高さによって幾つかのパーツを作ったのでしょう、とにかくでかい!の一言。
この時代は、夏冬、年2回も特撮映画を撮っていましたから、かなり撮影の様式化が進んでいます。
キャメラ位置が全体的に高めで、コングの巨大感やリアリティはあまり感じられないですね。
作り物も全体的におもちゃっぽい。
コングの着ぐるみ造型など、どう弁護しても、良くできているとはいい難いですしね…。(ゴロザウルスは別)
ドラマ自体も、今観ると、ちょっと冗漫な感じは否めないですね。
ドクター・フ−の手下役で黒部進(ハヤタ)の姿があります。
モンド島唯一の住民役は、沢村いき雄でしょうか?(「メカゴジラの逆襲」でも、見分け難い悪人役で出ています)