「海底軍艦は、ただいまより、ム−帝国撃滅の為、出撃します!」
と言う訳で、「海底軍艦」(1963)です。
▼▼▼▼▼最初にストーリーを書いていますので、ご注意ください!コメントはページ下です。▼▼▼▼▼
深夜、埠頭で「アクションマガジン」のPR用に、水着美女の撮影をしていた、進(高島忠夫)と藤木悠は、水中から突然現れた銀色の蒸気怪人や、背後から接近し、そのまま海中に飛び込んだタクシーに驚きます。
一方、元帝国海軍の技術将校であり、今は光国開運の重役(?)楠木(上原謙)の元に、「実話の友」の記者を名乗る怪し気な男(佐原健二)が現れ、戦争末期、イ号-403と共に消息をたった神宮司大佐(田崎潤)の事を聞き出そうとします。
楠木は、神宮司の愛娘真琴(藤山陽子)を預かり、今まで育ててきたのでしたが、神宮司の行方は知らないと答えます。
その後、楠木と真琴は、ム−帝国の工作員23号を名乗る男(平田昭彦)に海へ連れていかれ、謎の潜航艇に乗せられそうになりますが、真琴をモデルにしようと車をつけていた進たちに助けられます。
事件を調査する、警視庁の伊藤刑事(小泉博)経由で楠木の元に届いた8mmフイルムには、かつては、ム−帝国の植民地であった地上世界に、降伏を迫る脅迫メッセージが入っていたのですが、国連がこの要求をはねのけたため、ム−の地上攻撃が始められます。
地上軍の最新鋭潜水艦レッドサタン号も、ム−調査の途中、水圧の為、海底の藻くずに…。(この特撮シーンは見事!)
神宮司の行方は…?
はたまた、ム−帝国が恐れる「海底軍艦」とは…?
▼▼▼▼▼個人的なコメントはここから下です。▼▼▼▼▼
封切られた当時は、この作品も恒例の「東宝特撮もの」の一本で、さほど、特別な感じもしなかったですが、今、改めて観てみると、かなりスケールの大きい大作ですね。
原作からは離れた脚色ながら、それなりに登場人物たちが良く描き分けられており、ストーリー展開にも起伏があり、とにかく面白いですね。
丸ノ内崩壊の特撮シーンも迫力がありますし、三原山に出現し、その後、空とぶ円盤で、避難民たちを攻撃する、ム−帝国の攻撃隊のシーンも、正に「空想科学心」に溢れています。(半鐘を叩いている男の背景に、空とぶ円盤が迫る!)
戦後、20年経っているにしては、轟天号剣武隊のメンバーに、セーラー服姿の若者が混じっていたり(島の女性との間に出来た2世なのか?)、冒頭のタクシーで拉致される、新藤という日本人他一名が、何のためにム−に幽閉されているのか?(奴隷といっている割りには、人数が少なすぎるのが妙ですし、地熱動力源の修理のためにわざわざ外界から連れてこなければいけなかったのでしょうか?)…など、小さな謎はありますが、全体的に良く出来た(この時期のものとしては最高レベルでは?)「空想科学物語」だと思います。
マンダは…、弱すぎ…。(涙)
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