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緯度0大作戦

1969年、東宝+ドン・シャープ、テッド・シャープ+関沢新一脚本、本多猪猪四郎監督作品。

▼▼▼▼▼最初にストーリーを書いていますので、ご注意ください!コメントはページ下です。▼▼▼▼▼

1969年、海洋調査の為に東経180度、緯度0附近の海に潜っていた、田代ケン博士(宝田明)、フランス人ジュール・マッソン(岡田真澄、ファンファン若い!)、記者のペリー・ロートンの3人を乗せた潜水球が、突然の海底火山の爆発で命綱が切れて深海に落ちてしまいます。

3人が気がついてみると、不思議な潜水艦の中に収容されています。

あられもない格好をした金髪の看護婦、ひげ面の巨漢コ−ボ、そして、船長のクレイン・マッケンジー(ジョセフ・コットン)を名乗る不思議な老人らが彼らを救ったのでした。

そんな彼らが乗る最新鋭潜水艦「α号」の前に、突然、敵の潜水艦「黒鮫号」が現れ、攻撃を仕掛けてきます。

一世紀前にクレインの同級生だった(!?)マリック(シーザー・ロメロ)が、黒鮫号に乗るクロイガ(黒い蛾?)に命じて攻撃させていたのです。204歳を自称するマッケンジーと、203歳のマリックは、終世のライバルだったのです!!
α号内の壁には「1805年建造」のプレートが…。

敵の追跡ミサイルをからくもかわしたα号は、2万メートルの深海にある彼らの本拠地「緯度ゼロ」の電子防御壁内に逃げ込む事に成功します。
その世界は、人工太陽に照らされ、金やダイヤモンドがあふれ、世界中の優秀な科学者がいつのまにか集結している理想郷だったのです。

そうした中、緯度ゼロへ移り住むため、船でホノルルへ向かっていた日本のノーベル賞学者、岡田博士とその娘、鶴子(中山真理)は、黒鮫号に襲われ、マ−リックの要塞島ブラッドロックへと連れ去られます。

その島は、マ−リックによって作り出された改造動物、蝙蝠男(バットマン?)や大ネズミが守る悪魔の島だったのです。
マ−リックは、情婦のルクレシアと共に、クロイガの脳をライオンに移植し(!?)、さらにコンドルの翼を付けた怪物「グリフォン」を作り出します。

α号のメンバーと、仲間に加わった田代らは、拳銃の弾をも跳ね返す(!?)驚異の肉体を得る「免疫風呂」に入浴後、金色に輝くスーパースーツ(指先からは火やレーザーを発射!?背中には空飛ぶジェットパック付き!)を身につけ、α号に乗ってブラッドロックに向かうのでした!

 

▼▼▼▼▼個人的なコメントはここから下です。▼▼▼▼▼

おそらく、発想のベースは「海底2万マイル」と「ドクター・モローの島」辺りでしょうが、ここまで子供っぽいアイデアの乱れ打ちが続くと…。(汗)

クロイガの手下には、口ひげがニヒル(?)な黒部進(ゲイ名ブラウン)が扮しています。

本多猪猪四郎監督のインタビューによると、この作品、合作映画特有のトラブルが途中で起きてしまい、東宝は、半ば騙されたような形になり、予算の大半を出すはめになったそうである。


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