1962年、東宝作品。
監督、谷口千吉。
「独立愚連隊」シリーズの一本で、このシリーズでは珍しく、カラー作品になっている。
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平良清少尉と若葉三郎少尉（夏木陽介）は、戦時中の中国、大田原少佐（中丸忠雄）の部隊にトラックで到着前、中国人の娘（星由利子）と、破天荒な人物、一色中尉（佐藤允）に出会う。
大田原部隊は、謎の人物、龍将軍率いる「龍ゲリラ」と呼ばれる組織に悩まされていた。
今日も、若葉を兄と似ている…と話し掛けてきた若き通信兵（久保明）が、龍ゲリラの仕掛けた爆薬で戦死してしまう。
町には、遊廓が有り、そこの芸者、染丸（水野久美）は、新任の平良に好意を抱く。
また、親日派を名乗る中国人、李洪白（田崎潤）も姿を見せていた。
龍ゲリラ討伐のため、部隊を率いていた若葉は、敵方の王は捕らえたものの、逆に陽気な野村伍長（中島春雄）ら、部下の多くを死なせてしまう。
やがて、せっかく捕虜として捕らえていた王も、龍ゲリラに狙撃されて死なせてしまうはめに…。
実は、冒頭で登場した中国人の娘は、この王の妹だったのであった。
一方、ならず者ばかりが集まった部隊の指揮官として赴任した平良少尉も又、ふとした偶然から、部下を全滅させられ、戦場逃亡者の汚名を着せられる事に。
姿を消した平良を捜すため、若葉と一色は、龍ゲリラの砦へ潜入する。
はたして、そこには、平良と芸者の染丸が捕らえられていたのであった。
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冒頭の中国の町や、ゲリラ軍の基地など、本格的なオープンセットが作られており、見応えがある。
ストーリー的にもアイデアが色々盛り込まれており、アクションものとして素直に楽しめる一本になっている。
