女流作家が冒険に巻き込まれる「ロマンシング・スト−ン 秘宝の谷」がヒットしたので、舞台をアフリカに移し作られた続編。
実物大に作られたジェット機や、大掛かりなセットや多数のエキストラを使ったスペクタクルシーンは前作より増え、画面的には派手になっているのだが、肝心のスト−リ−の方はキレをなくし、凡庸な内容になっている。
女性が主役なので、インディ・ジョーンズシリーズのように、アクションに次ぐアクションだけではドラマが膨らまず、事件が大掛かりになればなるだけ、空疎な印象だけが残ってしまう結果となった。
典型的な続編の失敗例と言うしかない。
しかし、前作と比較さえしなければ、それなりに見せ場の多い普通の冒険ドラマとして、十分に観賞に耐え得る作品かも知れない。
