2001年12月

クリスマスの女の子 12月17日  メリークリスマス

少女が描いてくれた絵は
暖かな幸せに満ちている
少し恥ずかしそうに微笑む
その大きな瞳の向こうに
まだ見ぬ面影を想う

メリークリスマス
その大きな未来に幸せを…
新井田川のハクチョウたち 12月17日  冬のお客さま

今年もまた白い使者がやってきた。
まだわずかしかない雪よりも、
さらに白い羽根をたたみ、
たくさんのユリカモメたちに混じって、
川面に漂う。
今年も安心して憩うことが出来ますように。
ゆっくりと羽根を休めた後で、また旅立つ春まで。
その姿に魅入られた人たちに守られ
またひと冬を無事に過ごせますように。。
橋桁下のユリカモメ 12月17日  ユリカモメ

雪と見まごうほどの白い胸をふくらませ、
つぶらな目でこちらを見つめる。
まるで雪ウサギのように、
ころころした姿でちょこんと座る。
群れなして羽ばたけばスマートなのに、
川辺にヨチヨチと歩くさまは、
なぜか可笑しいくらいに可愛らしい。
その名は優美なユリカモメ。
雪の花が咲いた林 12月22日  無垢なるもの

雪が降ると、見慣れた景色が一変してしまう。
一変する景色だって、もう見慣れたものなのだけど、
それでも、見るたびため息が出る美しさ。
どこを切り取ってみても、純白の木々。
少し時間がたつと落ちてしまう儚さを、
だからこそ、いつまでも眺めていたい。
厳しい冷気の中で鮮やかに咲く、真冬の花。

12月24日  にぎやかなイブに

クリスマスツリーにしたかったのだけど、
なぜだか、出来上がったものは、サンタの山登り。
にんじんのお星様はいびつだけれど、
いつも「嫌いっ」とよけられるのに、
「おいし〜い!」と格上げに。
ケーキの代わりにテーブルの真ん中に飾られた、
サンタ・オン・ザ・ベジタブル・マウンテン
・イン・クリスマス・イブ
たちまちペロリと崩されてしまいました。

music by Sora Aonami