ちらほらとメールが届くようになって、励みが出てきた。
昔から単純な編集担当なのでった。
さて、六本木の佐々木さん、古中周辺は今少しお待ち下さい。
編集準備にとりかかります。
という訳で今回はこの一枚から。
まずは老舗のこの一枚。
ここの特定はそれほど困難ではない。
何故なら、当時の面影をここはまだ残しているからだ。
まずは裏町、市役所東庁舎側から裏町の通りを写しこむ。
看板が中央奥に見えると思う。
右の写真の手前は泰陽楼の看板で、その奥にちゃんと見えると思う。
で次がアップである。非力なQV−11ではこれが限界である。
やはり、新しいデジカメなのかしら? と思ったりする。
古い写真と同じ店構えだ。ほとんど変わっていないのだ。
ここだけ時間が止まったようでもある。
さて、次が七日町である。
ここはかつて明正堂などがあった七日町の商店街の一
部である。
でも今はこのとおり駐車場になっている。
奥に千成の看板があるのだが、よく見えない。
やはり非力なQV-11ではこの程度なのだ。
さて、次の一枚に行こう。
次は七日町門脇呉服店。
残念ながら、既に七日町にはこの屋号はない。
では七日町のどこが、ここだったのか? まずは写真を見てみよう。
どこがそこなのか? QV-11を持ってさまよってみる。
まずはシャッターが下りている七日町の商店街。或いはこのへんがそうだったのかもしれない。
氷は昔、店で買うものだった。
左下の写真は氷と言えばこの店小野寺氷屋である。今はシャッターが下りている。張り紙よれば裏で
氷をまだ売っているという。
これが七日町の今なのかもしれない。
さて、七日町から川端へ移動しよう。
自転車で清水屋横丁を入っていく。
今も昔も同じ幅だと思うのだが、なんかとっても狭い
感じがするのは担当が大きくなって年をとったからだろ
うか?
まずは自転車で横丁は走る抜ける。
さて今回の最後の写真である。
これは昔の緒絶川を写している貴重な一枚である。
川には道路から階段状に板があり、川の水で洗濯や、食器が洗えた。実際写真でも何かを洗っている
ように見える。
さて、ここは今どうなっているの
だろう。
既に緒絶川は何度も特集している。
或いはその中に既に紹介しているの
かもしれない。
この狭い橋、そして川で洗濯をす
る和服の女性。
この頃はみんな着物だった。
川の水はとっても奇麗だったのだ。
水もに女性が奇麗に反射している
のが見えるのが何よりの証拠ではあ
るまいか?
さて、今回取材の次の写真を見て欲しい。
ここは現在川端の天ぷら屋になっているが、その前
はクリーニング屋で、その前は珠算塾で、それ以前は商
工会議所が入っていた聞く。
もはや、かすかな記憶をたどるしか無いのだが、或い
はここがこの医院だったのかもしれない。
ここは以前にも何度か撮っているので、緒絶川今昔を
見直してもらってもいい。
或いはここがという場所は現在、荒れ地となってい
るここである。
川がなければここが川端とは信じられないような木々
である。
ここもこの門構えから言って医者っぽいのである。
ここの近所は豊島歯科やトンカツの京屋がある。
話は突然飛ぶが『古川タウンガイド』でとんかつのベ
ストテンを投票させているが、何故か、最近まで一票も
京屋に入ってなかったのを見ると、なるほど老舗に来る
客はインターネットと縁遠いのかなと考えてしまう。
つまりまだまだインターネットの情報は偏りがあるということか。
これが遠景から撮った一枚である。
なんとなく、周囲が理解できると思う。
ちなみに歩いている女性は無関係で、手前の自転車は
担当が乗ってきた自転車である。
下の写真をみると分かるが緒絶川の状態などみると、
やはり医院はここだったのかとも思う。
今となっては、誰も知るもなどいないのかもしれない。
さて、早いもので緒絶川今昔も7回を終えた。
幸い、数人ではあるが、何時も見てくれる方もいて、
担当としても張り合いが出てきた頃である。
街は選挙で少々うるさいが、まずは部屋の中、一人静
かに編集を続けることとする。
さて、いよいよ今回の最後のショット。
緒絶川のとその周辺の一枚である。
既に道はコンクリートで固められ、昔の面影はない。
かつて、この二百メートルたらずの道路の両端にあら
ゆる業種が存在し、ここだけで暮らしていけた、その街
は既にない。
子どもの声もなければ、川に入って遊ぶ姿も既にない。
緒絶川はあまりに変わり果てた。
QV-11は非力だが、それでもこの川が汚れているのは次
のショットで分かると思う。
透明度はなく、この川で洗濯したり、泳ぎたいとは思
わない。
ましてや飲んでみようなどとは決して思わない。
緒絶川はそんな川になってしまった。
それでは次回にまた。