My “ThinkPad”

IBM ThinkPad i-1800   (2655-P3J)

 

SPEC

  CPU HDD RAM LCD OS SIZE etc.
標準 Intel Mobile Celeron 750MHz 20GB 144PinSO-DIMM128MB (SDRAM) 14.1" TFT XGA WinMe W305xD254xH35 2.5kg (A4size) 4xCD-RW

10/100LAN

現在 Intel  Mobile Celeron 750MHz 20GB 144PinSO-DIMM256MB (SDRAM) (MAX) 14.1" TFT XGA WinXP

Pro.(SP2)

W305xD254xH35 2.5kg (A4size) 24xCDD

10/100LAN

('04.10.13入手)

オークションでまたまたジャンクを入手した。今度は1800でも後期型の2655だ。

2632と比較すると結構面白い。最も驚いたのは筐体の小ささである。

キーボードはほぼ同じですが筐体の幅はキーボードぎりぎりまで詰めてある。

1161/1171と比べても2655の方が幅は狭い。その分奥行きは少し大きいが。

2632/2628との比較では奥行きも2655が小さくなっている。

デスクトップ代わりとしてはこのサイズはナカナカに重宝します。

↑左2655、右2632。2655は入手当初で液晶が割れてます。

 

で、小さくなった代わりにスピーカーが追いやられたわけです。。。。

i-Seriesなのにモノラルスピーカー、しかも筐体の前面にコソーリと隠れています。

この辺が廉価版と言うわけなのでしょうね。セレロンだし。

(ちなみに-P7Jと-PAJではペンティアム3でステレオスピーカー内臓です)

見た感じはT2x系によく似ています。共通パーツも多いようで、外観では

ディスプレイのヒンジが異なるところで見分けられます。

 

i-Seriesと言えば銀色のボディが多いのですが、本機では黒ボディです。

が、A21mと比べると黒の色合いがちょっと異なります。真っ黒です。

↑右A21m(2628-F7J)  黒 と言っても微妙に異なる。

2655の黒は昔の3桁時代のThinkPadみたいで結構好きです。

(が、剥げ易いのが玉に瑕)

 

さて、オークションでは「液晶割れ、CMOSバッテリー死亡」との理由での

ジャンクだったのですが、2632からLCDとCMOSバッテリー、

RAMを移植して起動してみた。

おお、「IBM ThinkPad」と表示された。なんか大丈夫そうじゃん♪

とか喜んでいたら、何時まで経ってもそのまま。 

あれ??? 固まってるの???

電源ボタン長押しでリセット、再び「IBM ThinkPad」の表示。

今度は左下に

「F1 for IBM BIOS Setup Utility, F12 for Choose Boot Device」

(だったかな?)と出てきた。今度はOKかな??

と思ってたらまたまたそのままフリーズしてしまった。 

CDDとHDDはしばらく作動音もしていたので

まったく死亡しているわけではなさそうである。

が、何度やってもBIOS画面にすら行けない。

デバイスの故障を疑いHDDを外して起動してみた。 今度は少し違った。

「IBM ThinkPad」の表示の後にビープ音、エラー表示が出た。

「CMOSバッテリーが不良で日付をセットし直せや!」

とか言う意味の文とエラーコードがようやくお出まし。

何とかBIOS画面に入れた。セットし直して再起動してみる。

・・・・・・・・・・・・・が、再びCMOSバッテリーエラー。(汗)

あれ〜〜?バックアップバッテリーは生きてるのに。接触不良か??

再度接続しなおしたが、CMOSバッテリーエラーはこの後も続いた。

時折起動画面でのフリーズも交えながら

2655-P3Jはオイラを拒み続けたのである。(涙)

CMOSがダメでもOSインストール出来ないかと悪戦苦闘してみた。

が、起動するたびにCMOSエラーでFDDやCDDからブートしてくれないのである。

何故かは判らないがたまにCMOSエラーにならずにFDDからブートしたりも

するのである。が、DOSからCDDを読み込んでOSインストールを試みるが

うまく行かない。

 

悪戦苦闘ののち、どうにかF12でブートデバイスをCDDに換える事が出来たので

いっその事WinXPのCDから起動させたくて祈る気持ちで起動させて見た。

おっ!CDブートした!ようやくインストール画面に行けた! いやぁ長かったなぁ〜

「ファイルをコピーしています」との表示で%がどんどん上がっていく。

はぁ、良かった。。。。 と思い、その間に別のことをして、、、、、

で戻ってくると 「51%」で止まっている。で、そのまま固まっていた(大泣)

またまた再起動させて、今度はWin98SEのCDで起動させてみた。

が、途中でSETUPエラーが出る始末。WinMEでもやっぱりダメ。

ココで途方に暮れてしまった。 こりゃシステムボードが逝ってしまってるのか???

BIOSのアップデートでうまくいけば生き返るかも、と思ったが 本機にはバッテリーが

付いていないのである。案の定、BIOSアップは不可能。

何か裏技知ってる方居ませんか?

(PrtScと1を同時押し、と言うのもやってみましたがダメでした)

*BIOSはすでに最新になってました。

 

そのまま数日放置、部品取りにしかならないのかなー と思っていたのですが、

あまりにも悔しいのでもう一度やってみることにしました。

今度はHDDも物理フォーマットさせて、FDD繋いでDOSでのFDISKから始める。

不思議なのは、DOSでうまく起動できた時には数時間置いてもフリーズしないことだ。

このことから、システムボードは生きている と判断、再挑戦だ!

それに途中から何故かCMOSエラーが出なくなった!これはイケるか?

WinXPのCDにてブート、インストール! 今度は途中でも止まらないぞ!!(嬉)

こうしてようやく無事に2655-P3Jは復活出来たのである。

 

オークションに出ているA2x系のジャンクで、よく見かけるのが「起動不能」と言う奴。

BIOSにさえ入れないものが多いようである。

きっとそのうちの何%かは本機のようにHDD等デバイスに

原因があるのではないかと思います。

CMOSエラーについては・・・なぜ再発しなくなったかは謎のままですが(笑)

*現在は仕事マシンとして活躍中、XPのSP2も無事問題なく導入出来ました。

 

('05.01.31更新)

調子よく動いていた2655でしたが、自分の不始末で起動不能にしてしまいました。

RAMには256MBのもの(両面16チップ)を1枚で運用していたのですが

その256MBのメモリをi1620に使いたかったので

128MBx2で運用しようと、交換したところから始まります。

交換後、起動すると 256MBのはずが片側分の128MBしか認識していない。

おや?IBMのメモリなのにどうして?と思い スロットを入れ替えたり他の128MBのに

差し替えたりしていた。時々は256MBで認識するのであるが、どうも不調だ。

そうこうしているうちに、OSが不安定になった。仕舞いには起動中にフリーズ。

仕方ない、と思いOSの再インストールを実行、一時は復調したように見えた。

が、再び起動中のフリーズ、あるいはIEでブラウズ中にいきなりフリーズ、・・・

最終的にはBIOSさえも立ち上がらなくしてしまった(大泣)

どうもメモリに原因があるようだが、入手当初からちょっと不穏な動きが

有ったし、もうダメになったものは仕方ない・・・・・

結局、残念ながらジャンクとして売却となりました。

 

教訓 調子よく動いているマシンを悪戯に弄くるなかれ。(涙)

 

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