IBM ThinkPad i-1620 (2661-23J)→(2662-3FJ)換装
SPEC
CPU | HDD | RAM | LCD | OS | SIZE | etc. | |
標準 | Intel Mobile Celeron 500MHz | 20GB | 144PinSO-DIMM 64MB (SDRAM) | 12.1" TFT XGA | Win ME | W279.4xD226.8xH28.7 1.58kg | Modem56kbps, IEEE1394 |
現在 | Intel Mobile Pentium3 600MHz | 20GB | 144PinSO-DIMM384MB (SDRAM) (MAX) | 12.1" TFT XGA | Win XP Pro.(SP3) | W279.4xD226.8xH28.7 1.58kg | 10/100LAN IEEE1394 |
('05.01.19入手)
また物欲炸裂(爆) 240が届いても居ないと言うのに、落札してしまいました(汗)
またまたジャンクです。
名機X20の兄弟マシン、i-seriesでは1620を名乗るマシンです。
このモデルはIBMとLGとの共同開発なんだそうです。X20系はすべて同様です。
本来はこのモデルにはウルトラベースが付属しており、FDDやCDDもベースに内臓してます。
本体だけだと1スピンドルとなり、携帯する時に便利になっています。
さて、本機もジャンクでの入手です。ジャンク帝王ですな(笑)
このマシンでは、液晶が滲むトラブルを抱えていました。
パーツ揃えて復活を目論むも、パーツも意外に高い。
さらに240Zの方もLCD交換が必要だし・・・・・・ならばいっそのこと2台とも売却して
マトモなのを1台買ったほうが良さそうだし(苦笑)
ジャンク道では有り勝ちなことですが。
折りしも240Zはすぐに売れてしまい、X22あたりのサブノートが欲しいなぁ
と思ってオークションを覗くも、その異常な価格の暴騰に即意気消沈(苦笑)
売ってしまおうかとも思っていたi1620を復活させる道を選んでしまうのであった。
(実のところ高めに設定した価格のために入札無しだったのだが)
最初の状態-液晶の滲みです。一見大したこと無さそうですが大変に見づらいです。
液晶交換にて復活。
色的にはこちらの写真の方が現物に近いです。i-series独特の銀色。
大きさの比較です。下はA21m。15インチのとの比較では当然に小さく見えます(笑)
横からだとこんな具合です。
が、760ELとの比較では・・・これでサブノートと言うにはまずいでしょ(笑)
軽くて薄いのが救いです。
さらに、235との比較。デカイ・・・(汗)
とは言っても、持ち運びには結構便利ですから235に代わってモバイル機として
活躍してくれることでしょう(笑)
('05.2.26更新)
実は入手時より本機にはPCカードスロットの障害があったのです。
PCスロットも今ではあまり使用することも少ないのですが、やはり使えないのは不便です。
特に外付けCDDとかでは。USBのCDDは持っていないし。
PCMCIA自体の故障も疑ったのだが、分解して確認したところではピンの折損等は無いようで
恐らくはシステムボード側に原因が有るのでは、との結論に至るのでした。
どーせシスボ交換するなら、上位機種のものに・・・と考えるのは当然ですね(笑)
オークションでX22(2662-9DJ)のものを安く入手しました。8kくらいでした。
が、X2xシリーズは全部同じだと思っていたのだが、現物を見てショック!
VGAポートの位置やUSBポートの位置が異なり、一部ネジの位置も異なるのである。
基板上のチップの位置はもちろん、スピーカーのコネクタ位置とか、他いろいろと異なる。
確認できてはいないがLCDも互換しないらしい。キーボードもネジ穴が1箇所合わない。
色々と調べてみると、X20,21,i1620 とX22,23,24との2グループに大きく分類できるようだ。
と言うことは、i1620にはX21の最上位機種が上限のようである。
X22のシスボが無駄になってしまいました。(涙) ま、そのうち使うさね。
大改造すれば使えそうだが、それなら最初からX22買うよな(汗)
気を取り直して、今度は2662-3FJ(i1620)のシスボをまたまた安く入手しました。7kくらい。
X21の方が良かったのですが、X21のシスボはヤケに価格が高騰しまして(汗) 10k超えます
3FJでもPen3-600MHzですから、まあ元のCele500よりは良いでしょう。
↑比較してみました。(写真ではX22のシスボのPCMCIAスロットは2661-23Jのものに換装されてます)
↑見てのとおり、VGAポートとUSBポートの位置が異なります。
特にVGAの方はケースに干渉します。そのままでは取付け不可でしょう。
さて解体手順です。
まず、先にバッテリー、CFスロットのダミーカード、HDDは外しておきましょう。
*分解・解体はあくまで自己責任にてお願いします。メーカー保証が効かなくなります。
なお、当コンテンツはあくまでも私自身の作業例、つまり参考です。
同じように作業して失敗しても当方は一切の責任は負いませんので悪しからず*
↑筐体裏面の各ネジを外します。長さ等異なりますので外した後は混ぜないように。
1はHDD固定ネジ、2はキーボードの固定ネジです。
3,4,5はいずれもベゼルカバーの固定ネジです。3と4では長さが異なります。(4の方が長い)
↑5は目隠しシールを剥がして外します。
↑キーボードは裏面バッテリー収容スペース側から何とか押して浮かせて外します。
フレキシブルケーブルに注意。シスボにはコネクタで接続されています。
↑次に、ヒンジカバーを外します。ココは特に破損に注意!ドライバーなどでコジッてはいけません。
ただ嵌っているだけなのですが大変に気を使います。
↑右側も同様です。うっかり割らないように・・・
↑ヒンジカバーを外したら次はディスプレイの取り外しです。固定ネジは全部で4箇所。
左右ヒンジカバー内の2箇所と背面の2箇所。
↑背面の固定ネジは他のネジより少し太めです。
*ネジを外している途中ではヒンジ部分にストレスを掛けないように。
↑LCDのコネクタは嵌っているだけですから簡単に外れます。
ディスプレイの分解は、目隠しシールを剥がしてネジを外してフレームのカバーを
慎重に外すだけです。他機種とほぼ同様ですので割愛します。
(インバーターはディスプレイの上部に入っています)
↑次はベゼルカバーの取り外しです。赤い矢印のネジ5本を外します。
手前の2本はアルミプレートと共締めです。
↑右側はCPUファンの下に爪が入る構造です。
少し手前にずらしながらベゼルカバーを外します。他の部分は簡単に外れます。
↑システムボードの固定ネジは7本です。PCMCIAは共締めです。
その前に左手前サブカード(IEEE1394)とスピーカーコードのコネクタも外しましょう。
↑ようやく外れたシスボ。上は外した2661-23J、下はこれから入れる2662-3FJ。
↑VGAポートの左側の基盤に欠け込みが有るのが23Jです。
取り付けには支障はありません。
組み立ては分解の逆順です。コネクタのさし忘れには注意しましょう。
あとRAM、miniPCIスロットのLAN/Modemカード、MICのゴムカバーも忘れないように。
あと目隠しシールもお忘れなく。
無事組み立てて、Windowsを起動させます。その前にBIOSセットもネ。
一般に、シスボ交換する場合はOSは最悪入れ換えするものと覚悟しなければなりません。
ちなみに、i1800(2655)からT22(2647)にHDDを移動したときには修復セットアップしました。
XPではこういう方法もあるんですね。 ちなみに「fdisk /mbr」は使えません。
今回も、当然に修復セットアップの準備をしました。外付けCDDとXPのCDと起動FDと・・・
Windowsを起動。。。。XPのロゴが出て、、、そろそろブルースクリーンになるぞ、、、なるぞ、、、
あれ。。。??? 「ようこそ」画面だ! ♪♪チャラララ〜ン(起動音)♪♪
全然普通に起動しちゃったよママン!!(笑)
チップセット(440ZXM)が同一だからなのかな?何にしても、ラッキーでした。
デバイスマネージャーも確認しました。
↑全然OKじゃん(笑)「!」とか無いし。
一部のドライバーを2662対応にしておく。PCMCIAも無事に使えたし、移植大成功です♪
↑BIOS画面。「26623FJ」「Pentium(R) III」「600MHz」となっています。
このあとBIOSも最新にしました。
2662-3FJは本来は黒い筐体ですが、相の子状態になってしまいました(笑)
ベンチマークも取ってみました。ただしHDDが10GBの状態ですので参考値ですが。
★ ★ ★ HDBENCH Ver 3.30 (C)EP82改/かず ★ ★ ★
M/B Name
Processor Celeron 497.57MHz[GenuineIntel family 6 model 8 step 3]
Cache L1_Data:[16K] L1_Instruction:[16K] L2:[128K]
VideoCard ATI RAGE Mobility (IBM)
Resolution 1024x768 (32Bit color)
Memory 327,152 KByte
OS 5.1 (Build: 2600) Service Pack 2
Date 2005/02/11 17:29
Intel(r) 82371AB/EB PCI Bus Master IDE Controller
プライマリ IDE チャネル
IBM-DJSA-210
Intel(r) 82371AB/EB PCI Bus Master IDE Controller
セカンダリ IDE チャネル
ALL | Integer | Float | MemoryR | MemoryW | MemoryRW | DirectDraw |
8448 | 22605 | 22505 | 8696 | 9463 | 11862 | 0 |
Rectangle | Text | Ellipse | BitBlt | Read | Write | Copy |
5175 | 5382 | 2379 | 37 | 13416 | 7810 | 1149 |
下は2662-3FJに換装後です。あ、CDD接続したままだった(汗)
★ ★ ★ HDBENCH Ver 3.30 (C)EP82改/かず ★ ★ ★
M/B Name
Processor Pentium III 598.25MHz[GenuineIntel family 6 model 8 step 6]
Cache L1_Data:[16K] L1_Instruction:[16K] L2:[256K]
VideoCard ATI RAGE Mobility (IBM)
Resolution 1024x768 (32Bit color)
Memory 392,668 KByte
OS 5.1 (Build: 2600) Service Pack 2
Date 2005/02/26 13:55
Intel(r) 82371AB/EB PCI Bus Master IDE Controller
プライマリ IDE チャネル
IBM-DJSA-210
Intel(r) 82371AB/EB PCI Bus Master IDE Controller
セカンダリ IDE チャネル
TEAC CD-224PE
ALL | Integer | Float | MemoryR | MemoryW | MemoryRW | DirectDraw |
9239 | 27178 | 27066 | 9368 | 10793 | 13188 | 0 |
Rectangle | Text | Ellipse | BitBlt | Read | Write | Copy |
5353 | 5735 | 2573 | 38 | 11873 | 9681 | 1091 |
全体的にパフォーマンスもアップしているようです。
まあ、ベンチマークはあくまでも参考ですので 鵜呑みには出来ませんが。
体感的には少しだけ動作が速くなった感じです。
('05.03.26更新)
ウルトラベースX2を入手。CDDとFDD内蔵で便利です。
このスタイルはナカナカ考えられていますね。
さらに無線LANも導入。快適に使用中。(現在は写真のものと違う無線LANカードです)
('10.05.16更新)
最近は…あまり立ち上げることもなくなっています。。。
やはり384MBのメモリではXPさえも快適とは言えず、ますます使う機会が減っています。