My “ThinkPad”

IBM ThinkPad 315ED   (2600-D0J)

SPEC

  CPU HDD RAM LCD OS SIZE etc.
標準 Intel MMX-Pentium 166MHz 2GB 144PinSO-DIMM32MB (EDO) 12.1" TFT SVGA Win95 W298xD227xH50 3.2kg (A4size) CDD x20
現在 AMD K6-2 400→360MHz 12GB 144PinSO-DIMM192MB (EDO) (MAX) 12.1" TFT SVGA Win2000Pro. W298xD227xH50 3.2kg (A4size) CDD x20

('02.04.18入手)

この310/315系のマシンで ナンと言っても特徴的なのは、「ノート機でCPUが交換できる」

と言う点に尽きます。 ソケット7対応です。互換CPUが使えます。

他にも、キーボードが今までのThinkPadとは異なるとか、電源SWも特徴的だし 

ACアダプタや外付けFDDも専用となっている、特殊なThinkPadと言えるでしょう。

製造元が台湾のエイサーだと言う話は有名です。

BIOSの呼び出し方も特殊で、さらに他のThinkPadのように小鳥も住んでないです。(笑)

 (これはThinkPad特有の「Easy-Setup」の画面においてマウスポインタが小鳥の姿を

   していることから「小鳥が住んでいる」と言われるのですが、本機は「Easy-Setup」は

 無く 電源投入後ThinkPadとIBMのロゴが出てきた時に「F2」を押してBIOSを呼ぶか、

 Win起動後は「Fn」と「F6」を一緒に押して呼び出すようになっています)

 

さて、私のマシンも例に漏れずCPUが換装されています。これは入手した時からでした。

AMD K6-2 400MHz を360MHzにクロックダウンしているようです。この手法は最も

リスクの少ない、かつ確実に性能UPされる方法として多く見受けられます。

CPUの発熱対策は重要で、500MHzや450MHzを使う場合には十分に対策しないと

熱暴走したり短時間でハングしたりするようです。

360MHzでも結構暑がりなようですし、310/315の場合は排気口が筐体の底面に位置し

なおかつチルトする足が無い為、普通に机の上などで使っていると排気口はほとんど

塞がったままとなるでしょうから排熱についてはかなり厳しいのではないでしょうか。

(対策のため私のマシンでは両面テープで貼り付けるタイプのチルト足を付けてます)

また、メモリについてはメーカーの公式発表値では最大96MBとなっていますが

実際には 64MBと128MBのEDO-DIMMメモリ各1枚ずつで合計192MBまで認識

することが知られています。128MB2枚では駄目みたいですが。

私のマシンでも192MBまで増設しています。取り付けスロットの間隔に余裕がまったく

ないので背丈の低いメモリでないとメモリ同士が干渉するので注意が必要です。

 

他には、PCMCIAがCardBus/ZVport対応になっていたり、USBポートが無かったり、

赤外ポートも無いところ等が特記事項として挙げられます。

外観も、ラバー塗装も無く トラックポインターなどの赤い部分でようやく「ThinkPad」だと

分かるくらい「ThinkPad」らしくないマシンですね。

頑丈さ は「ThinkPad」にふさわしいですがネ(^-^)

 

'03.01.15更新

ディスプレイの蛍光管が突然死した。起動しても画面が見えない。

よ〜〜〜く目を凝らすと、バックライトが点いていないらしい。

早速液晶の交換をしました。

筐体の分解はThinkPad User's Webringより

『Monkung Factory for ThinkPad』さんなどが詳しいです。

*分解・解体はあくまで自己責任にてお願いします。メーカー保証が効かなくなります。

なお、当コンテンツはあくまでも私自身の作業例、つまり参考です。

同じように作業して失敗しても当方は一切の責任は負いませんので悪しからず*

↑ディスプレイ外したついでに本体もあけてみました。

中央やや左の四角いのがCPUで、AMD K6-2に換装されています。

 

↑拡大図。CPUの左下に2個所、上に1個所ディップスイッチが見えます。

 

↑ディスプレイ、上のはThinkPad535用。下のが315ED。

ディスプレイの接続の仕方も機種ごとに違っています。

535はフィルムで315はコネクタです。

交換により、315EDは復活しました。(^^)

 

'04.01.18更新

久々に起動して見ると、バッテリーが逝ってしまったのか起動しません。

満充電しているとのLED表示にはなるのですが、起動不能。

ACアダプタ付けて起動するも、一瞬スイッチが入るのですがやはりダメ。

CPU交換しているものではACだけでは起動できないと言うのは本当のようです。

と言って、バッテリーのカラ割りは自信が無いし 業者に依頼しても結構高いし。

ふと、試しに実験してみました。

310,315系のACアダプタは19V/2.4A出力、i1200のACアダプタは16V/3.5A出力。

手持ちのもので最も出力が大きいので、ひょっとしたら立ち上がるかも?

で、結果。立ち上がりました!(嬉)

16Vでも特に問題なく使用できました。400MHzなどの仕様ではどうなるのでしょうね?

 

メーカーのリンクへ(2600-DZJ)